ヤクルトで最後を迎えようとも藤本は永遠に虎戦士。
それを昨日の甲子園に駆け付けた阪神ファンが証明した。
ヤクルトファンに愛され、阪神ファンからも愛されて最後を迎えられる藤本の野球人生は辛い時期の方が長かったかもしれないが、最高の終わりを迎えられた。
そうなったのは藤本の人柄があったからこそだ。
本当にお疲れ様でした。
もう1試合神宮での試合が残っているが最後の打席もフルスイングを見せてくれるだろう。
試合は負ければ巨人の優勝が決まる1戦。
阪神先発藤浪は4回に味方のエラーから5失点を許し降板。
阪神打線は初回に2点先制し、最大5点差を土壇場で追いついて延長12回の末、引き分けで意地を見せた。
意地を見せたとはいえ、勝ちきれなかった阪神。同点に追いついた勢いを最大限活用することが出来なかった。
2、4回に守備のミスからの失点というのがもったいなかった。
そんな中でも5点差を追いついた事は明るい材料。
特に1点差になった6回の攻撃、同点に追いついた8回の攻撃は共に2アウトからと言うのが意味深い。
それを引き出したのが途中出場の柴田。
隼太に負けまいとする思いが見てとれる。打線はやはり徐々にではあるが上向き傾向。あとは如何にミスを減らせるかだろう。ただ単にエラーと言うのではなく一瞬の判断などの細かいところでの質。