おはようございます、琉堵です。

朝から連続更新。

文才無いけど、話が書きたくなるんですよ。笑

僕がサイトで連載していた、みらいいろを読んで下さった方は分かるかと思いますが、あの話の、アナザーストーリーみたいなものです。

みらいいろは、主人公であるカナデの視点から見てる話ですが、他のメンバー視点の話も書きたいなと思いまして。

カナデのバンドメンバーの一人である、フジの視点から書いてみました。

ちなみに、他のメンバー視点の話も、サイトの方にあります。

良かったら、見てやって下さい。

それぞれの視点で、メンバーに対してどう思ってるかとか、そういった感じの話です。

あの五人の事、やっぱり好きなんだな。

そういや、今更ですけど、カナデのイメージが、自分の中で定まってないようです。

一応、容姿のイメージはあるんですけどね。

何だか、男とも女とも取れない奴になってるような。笑

あ、男ですよ、彼は。笑

中性的なイメージに、拍車がかかりました。

ちなみに、お気づきの方も多いと思いますが、BUMPのキャッチボールに沿って書きました。

ではでは、長々と読んで下さった方、有難うございました。
「キャッチボール」

(みらいいろ・回想録)


(七)

夕暮れの中を、俺はカナデとキャッチボールをする。

少しずつコツを掴んできたのか、だんだん上手くなる。

少しずつ、俺らの距離は離れていく。

カナデの声が遠ざかり、近くなる。

「そろそろ帰るか。」

「もうちょっとやろうよ。」

俺の声に、カナデは笑いながら返す。

また熱出しても知らぇぞと、俺は苦笑い混じりに返した。

キャッチボールは続く。

いつまでも続いてく。

何度も、カナデのボールを追いかける。

今まで見落としてきたものとか、必死で追いかける。

離れる距離、近付く声。

カナデは笑う。

俺らのキャッチボールは、ずっと続いてく。

ボールを拾うと、俺は笑い、カナデに投げ返した。


end
「キャッチボール」

(みらいいろ・回想録)


(六)

お粥の入った鍋を持って行き、近くのテーブルの上に、鍋敷きを敷いて置く。

カナデが体を起こす。

熱のせいか、頬が赤い。

「食えそうか?」

俺の問いに、カナデは小さく頷いた。

食欲はまだ無いのか、少しだけしか食べなかった。

片付けは、リュウがやってくれた。

「悪かったな。」

カナデの顔を覗き込みながら、俺は謝った。

「平気だよ。楽しかったし。」

そう言って、カナデは笑った。

「またキャッチボールやろうよ。」

楽しそうにカナデは笑う。

こいつ、人の気も知らないで。

そう思いながら、俺は苦笑いを浮かべた。

不安とか心配事とか、カナデは取り除いてくれる。

本人は気付いてないけど、カナデは周りを笑顔にしてくれる。

傷付いてきたからこそ、そういう事が出来るんだろうな。

前向きでもないし、不器用な奴だけど、カナデを見てると、何だか未来とかそういったものに、期待しても良いかなとか思ってしまう。

俺は、カナデの歌が好きだ。

あいつの為に、俺はギターを弾く。