二足の草鞋 -24ページ目

孤独な道標 【第十二章】~一喜一憂②~

【第十二章】
≪一喜一憂②≫

タイトル:さよなら、愛するみるくへ
 『もう、どうすることもできなくなりました。
 みるくを助け出して、もう一度やり直したかった。

 最後にもう一度逢いたかった。
 俺な、会社の都合で地方に転勤になったんだ。
 急だろ?俺もビックリしている。
 たぶん、しばらく帰れないと思います。
 このブログは続けていける限りで続けます。
 本当の意味で彼女との想い出のブログにしていきたいと思います。
 今までいろいろとごめんな。
 もし、彼と別れ俺を思い出す事があるなら
 そのときは、男と女の友情を確かめ合おう。
 ありがとう。
 そして、さようなら。
 また偶然に出逢えることを楽しみにしているよ。
 彼にもよろしくな。
転勤になる理由は書かれていなかったが、確信的に公安が動いてくれたことだけはよくわかった。

GW明けのこの時期に転勤なんて有り得ない。

淳介は転勤ではなく左遷されたんだ。

常にプライドを高く持ち、仕事には熱心に忠実に打ち込んできていた淳介。

それが、こんな私を好きになってしまったが為に、自分の人生を狂わせた。

最も淳介らしくない過ちだ。

そんな、切ないブログを読んで私はものすごく心配になったりもした。

なに?この涙・・・自分が望んだことでしょう?
私の目からは、しばらく涙が止まらなかった。

その涙が何を想い、何を感じているのかさえもわからず、ただ泣いていた。