今日から12月!今年も今月を残すのみになってしまいました。
とにもかくにも、この1か月も無事に過ごして来年が迎えられるよう元気に過ごしましょ~
今月も可能な限りやりたいです。
「今日はなんの日」のコーナーです。
参考にしたのは、近藤憲一氏著の「1日1曲のクラシック」という本で、それをお題に書いています。
今日、12月1日は・・・ 「映画の日」 です。
いやぁ~、映画って本当にいいもんですね (by 水野晴郎)
今日は「映画の日」。
1896年(明治29年)11月25日から29日にかけて神戸の神戸倶楽部というところで日本で初めての映画が上映されました。 ただこの時公開されたのは、今のようにスクリーンに映写されるタイプではなく、ひとりずつ覗き込んで見るタイプの「キネトスコープ」(エジソンが発明)と呼ばれるものでした。
この年から数えてちょうど60年目にあたる1956年(昭和31年)に、日本映画連合会の総会で12月1日を「映画の日」と定め、日本における映画産業発祥(日本初の有料公開)を記念する日としました。 (11月25日を記念日にしなかった理由は、12月1日の方がキリがいいという理由だそうですw)
そして「映画の日」にちなんだ今日の曲は、「アルビノーニのアダージョ」 です。
この曲は、曲名を知らない方でも聴いてみたら、「あぁ、これね!」となるくらい耳になじみがある曲だと思います。
この「アダージョ ト短調」、通称「アルビノーニのアダージョ」は、レモ・ジャゾット (1910-98)が1958年に出版した弦楽合奏とオルガンのための作品です。
元々はトマゾ・アルビノーニ (1671-1751)作の「ソナナト短調」の断片に基づく編曲とされ、その断片は第2次世界大戦中の連合軍によるドレスデン空襲の後で旧ザクセン国立図書館の廃墟から発見された、とされてきましたが、現在はこの作品は全くのジャゾット独自の作曲であり、アルビノーニの素材は全く含まれていないということがわかっています。
ジャゾットも晩年に「アルビノーニへの関心を高めるために、アルビノーニを忘却の淵から救うためにこの曲を作った」といったような発言を残していることより、現在は彼の完全な創作ということになっているようです。
トマゾ・アルビノーニ (1671-1751) レモ・ジャゾット (1910-98)
(写真はそれぞれwikipedia, japaneseclass.jpからお借りしました)
この曲は、オーソン・ウェルズの映画「審判」(1962)をはじめとして、たくさんの映画やテレビドラマなどで使われています。 日本や欧米では葬儀のときに最も使われている曲のひとつだそうです。
1992年5月にボスニア内戦で包囲されたサラエボ市内の市場で食料品を買おうとしていて砲弾の直撃で亡くなった22人の民間人死者を追悼し、その翌日から地元のチェリストのヴェドラン・スマイロヴィッチがこの曲を22日間その場で演奏したそうです(wikipediaより)。
それでは今日の曲です。「アルビノーニのアダージョ」です。
レモ・ジャゾット:「アダージョ ト短調」 (11分50秒)
/ カラヤン&ベルリン・フィル
私も映画は大好きです。
大きなシネコンで見るのもいいですが、小さな映画館でマイナーな映画を観るのが好きです。
私が映画が好きになったのは、映画好きだった母親の影響が大きいです。
母は自分が若いころに観た昔のハリウッド映画がテレビで放映されると観せてくれたり、家には映画のサウンドトラックのレコードがあったり、よくそれらの映画の話をしてくれました。
なので、映画館でリバイバル上映などがあると学校をさぼってよくこっそり観に行ったものです(高校の時は何度か補導されたことも・・)
今年は新型コロナの影響もあり、映画館も一時期閉館になるなどしたため私も例年よりも映画を観る機会が激減しました。
DVDもいいんですが、やっぱりあの大きなスクリーンで観るのっていいですよね~
(ただ料金がもう少し安いといいんだけど。)