ラグビーW杯 2019: 準々決勝;イングランド対オーストラリア (大分スポーツ公園総合競技場) | Wunderbar ! なまいにち

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まだまだひよっこですがクラシック大好きです。知識は浅いがいいたか放題・・・!?

2019. 10. 19 (土)  16 : 15 ~    大分スポーツ公園総合競技場にて

 

RUGBY WORLD CUP JAPAN 2019

準々決勝1 (MATCH 41)

 

イングランド 対 オーストラリア

 

 

 

 

まずは、昨日の日本対南アフリカ戦、本当に残念でした!!

80分間テレビの前で応援していましたが、超残念! そして客観的に見ても南アフリカはやっぱりうまい!要注意と思っていたスクラムハーフ、両ウィングの3人のうち両ウィングはほぼ抑えていたようでしたが、あのスクラムハーフにはやっぱりしてやられました~。あの選手ほんとにうまい。日本はとっても善戦していましたが、その前に南アフリカの良さが光っていたように思えました。

試合後、トンプソン・ルーク選手のインタビューを見ていて泣けてきました。それから田中選手の涙も・・(私的には田中選手をもっともっと早く出してほしかった!)しょぼん

でも今回アイルランドとスコットランドに勝利して決勝トーナメントに進んだことだけでも本当に奇跡的なことなのです(奇跡ではなく実力です)。4年前、今回と日本は確実に進化しています。そして強いチームにあたって負けたときこそこれからの色々な課題が見えてきたと思います。4年後がさらに楽しみです!日本チームの皆さん、本当にお疲れ様でした!!そしてワクワクする時間を本当にありがとうございましたshokopon

 

 

そして・・・

一昨日大分で開催されたラグビーワールドカップの準々決勝を観に行きました~音譜

記事長いですよ~(写真多いです)プードル

 

当初は観に行く予定など全くなかったのですが、この最近のラグビー熱に、若き日のラグビーに熱中していた青春の頃( ゚ ρ ゚ )はふんを久々に思い出し、思い切って観に行くことにしました。大分での試合はまだ空席に余裕があったようでオンラインで簡単にとれました。

 

大分には義実家がありいつもはJRで行っていますが、今回大会側から事前にきたメールではJR日豊本線はもう満杯なのでJRで来ないように!とのこと。うちはそれを予想して高速バスを予約していたのでよかった。10時の天神発のバスに乗り12時半頃大分駅近くに到着。大分駅は外国に来たかと思うくらい外国人でいっぱい! 駅から少し歩いて無料シャトルバス(ここもすでに長蛇の列)に乗ってスタジアムへ。

 

バスの中でイングランド出身でアメリカのデンバー在住の若い男性と隣合わせになり、しゃべりながら行きましたが、彼は「大分はラグビーがさかんなのか?この競技場は新しいのか?」としきりに聞くのでどうしてかなと思っていたら、「どうしてこんな辺鄙(へんぴ)なところで開催されるのかはてなマーク」ということを聞きたかったらしい。彼いわく、「横浜など都会の競技場だったら5-6万人が収容できるのに、大分だったらせいぜい3-4万人でしょ? なんでもっと収容人数が多いスタジアムでしないのかは?」と。 「確かにそうなんだけど、経済効果その他地方開催はとても意味があることなんです。」とは説明したものの、確かに大分の宿泊施設はどこも満室で、皆別府や遠くは日田や由布院、小倉などに宿泊しているみたいなので、そういう意味ではとても不便だったと思います。

「サッカーとラグビーどどっちが好き?」と聞くと「ラグビーに決まってるじゃん!グッド!」とのこと。「でもイングランドならサッカーがすごい人気でしょ?」と尋ねると、「僕はサッカーの汚いアピールやフーリガンが嫌だ」と言ってました。

彼はバスの中でもビールをガンガン飲んでました生ビール 「よく飲むねぇ~」といったら「これがあるから大丈夫グッド!」といって、”ウコンの力”を見せてくれましたw

 

バスに20-30分くらい乗ってシャトルバスの降車場へ。そこから1kmくらい大勢でぞろぞろと歩いてスタジアムへ。

 

遠くから見たスタジアムです。

 

早目に行ったので、入場口での手荷物検査も並ばずにすぐできました。

食べ物の売り場や公式グッズ売り場はすでに長蛇の列だったので諦め、今日の試合用の公式プログラムだけ購入しました下差し

 

この公式プログラムこの日の試合用に作られたものですが、とても充実した内容でした。

最後のページにはこの日のスターティングメンバーも印刷されていました。両国のスターティングメンバーが発表されるのは試合の2-3日前なので、それから印刷しているのでしょうがすごいことです。

 

入るとすぐそこにフィールドが~音譜 これ見ただけでも興奮してきましたラブラブ!

 

 

 

このスタジアムは初めて来ましたが、完全なドームではないんですね(大ビジョンの後ろに外の風景が見えます)。午前中の結構な雨も止んで、多湿ではありましたがスタジアム内は涼しく過ごしやすかったです。

 

試合までは2時間以上ありましたが、大分の日本文理大学のチアリーディング部のパフォーマンスや、大ビジョンでラグビーのルール説明や過去のハイライトなど色々あったので飽きずに済みました。

 

試合開始1時間前くらいから両チームの練習が始まりました下差し

 

オーストラリアチームの練習風景

 

イングランドチームの練習風景

 

練習を見ているだけでもすんごく面白かったですビックリマーク

感心したのはどの選手も入念なストレッチをやっていたこと。すごい参考になりました(←なんの?)。それから選手だけでなく、審判たちもダッシュ、ストレッチなど選手並みの準備運動をしていたのにも「こうして試合に向けて準備しているのだなぁ」となんか感動しました。

 

そしていよいよ選手入場のとき。会場もうおーっ!と地鳴りのような声援です。

 

両国の選手たちが入場してきました。

 

両国の国歌斉唱の前に、台風19号の犠牲となった方々への黙とうがありました。

 

そしておなじみ「よ~~おっ!」のアナウンスとともにオーストラリアのキックで試合開始です。

 

 

私は個人的にはオーストラリアを応援していました。

オーストラリアは最初フリーキックで3点を先制しましたが、その約3分後にはイングランドがトライを決め、以後はずっとイングランドのリードで試合が進みました。後半始まってすぐにオーストラリアがトライ!そして一時は17対16の1点差まで迫り盛り上がったのですが、その2分後にはすぐにトライで返され、以後はイングランドが点を重ねて、結果40対16でイングランドの勝利となりました。

試合終了間際にオーストラリアがトライを決めた!かに思えたのですが、その前にスローフォワードがありトライは認められず、結局オーストラリアは1トライのみでした。

 

観客はイングランドの応援(イングランド人)が圧倒的に多い印象でした。イングランドへの声援がすごくて、日本での試合じゃないみたいでした。

 

試合終了直後。お互いの健闘をたたえ合っていました。

 

客観的に見てもイングランドの方がうまかったと思います。パス回しがうまい。そつがない。オーストラリアはもったいないキックミスやパスミスが目立ちました。

オーストラリアは前回大会(2015年)の準優勝チームなんですよ~。でも前日本監督だったエディー・ジョーンズ(59歳)がイングランド監督に就任して以来、それまで連敗続きだったオーストラリア相手に負けがないそうです。エディーやっぱすごし!パチパチ

 

左がイングランド監督のエディー・ジョーンズ氏。そして右ページの上左に大きく写ってるのがキャプテンのオーウェン・ファレル選手(SO, 28歳)。彼のゴールキックは100%決まってました。キック前の間合いが若干長い気がしましたがうまいっ!

 

SOのオーウェン・ファレル選手のキックシーン 上差し 下差し

どんなところからも自在に決めてました。

 

 

 

負けちゃいましたが、オーストラリアチームについてちょっとご紹介。監督のマイケル・チェイカ氏(52歳)はこの試合後に退任が発表されました。

右ページ上段左の名選手マイケル・フーパー(FL、27歳)は後半の途中から出場してスクラムハーフのポジションに入っていましたが、動きはいまひとつよくなかったかも。ハムストリングの故障があるらしく、残念です。

 

私が注目していた選手のひとり、フルバック(FB)のカートリー・ビール選手 (30歳)。ですが、彼もあまりいい動きができていなかったように見えました。

 

オーストラリアの新星星といわれているジョーダン・ペタイア選手。まだ19歳!この選手も大注目していました。本来のポジションはフルバックなのですが、この日の試合に限ってはセンター(CTB)で出場していました。なぜなのか、試合前での記者会見でチェイカ監督は「作戦的なことだから」といって意図は明かさなかったそうですが、正直この作戦失敗だったのでは?と思いました。センターとしての彼はうまく機能していなかったように見えました。でもこれからも注目選手です。

 

 

すごかったのがこの人、ウィング(WTB)のマリカ・コロイビテ選手(27歳)。この選手、ひとりで活躍してましたビックリマーク

唯一のトライを決めたのもこの人。終了間際にもひとり独走してトライを決めた!かに思えたのですがその前にスローフォワードがあって幻のトライとなりました。

敗者チームにもマン・オブ・ザ・マッチがあるとするなら、この選手に贈りたいです。この人もこれからも注目選手です。

 

センターのクリスチャン・リアリーファノ選手(32歳)。この選手がずっとゴールキックを蹴っていましたが、この選手、現在日本チーム(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)に所属しているのですが、2016年に白血病と診断、そこから復帰した選手なのです。

私はつい最近白血病の方の闘病記を読んだばかりなので、それがどんなに大変なことなのか(骨髄移植をすればはい、完治というわけでは決してない)、少しは分かる気がします。

これからもぜひ頑張ってほしいです!

 

 

試合終了してすぐにスタジアムを出ましたが、駅までのシャトルバス待ちはものすごい長蛇の列。1時間以上並んでやっと乗れました。並んでいる列では、勝ったイングランドの人と負けたオーストラリアの人が仲良くしゃべっている風景をあちこちで見れたのが印象的でした。

大分駅近くからの高速バスに乗って福岡に帰って、帰宅したのは深夜0時すぎ。疲れましたが、本当におもしろかったです!!ハートハート

 

そして・・たくさんのボランティアの方々。どこの場所にもおられて、大変きめ細やかなサービスをしていました。子の方々のおかげでこの大会がスムーズに行われていたと思います。そのことにも本当に感謝です!!ayaaya

 

 

日本チームは残念でしたが、まだまだワールドカップは続きますよ~。

これからが準決勝、決勝と見どころたくさんです!!

個人的希望としては決勝はニュージーランド対ウェールズで観てみたいなぁ。

まだまだ楽しみですラグビーラブラブ