メータ &ウィーン・フィル : 無料公開リハーサル | Wunderbar ! なまいにち

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まだまだひよっこですがクラシック大好きです。知識は浅いがいいたか放題・・・!?

2016. 10. 10 (月)   11: 00 ~ 13 : 00        サントリーホールにて

東京にやってキタ━━━(゚∀゚)━━━!!! の第3弾!イエイ

ウィーン・フィルの来日公演中に毎年催される無料公開リハーサル。
毎年応募して毎年落選していたのが今年はなぜか当選したええ!!
恐らくはすごい競争率だと思うので、本当にラッキーだしもう二度とこんな機会はないかもしれない・・
(昨年の公開リハでは小澤征爾さんの誕生日お祝いも兼ねていてめっちゃ盛り上がったそうですね。)


備忘録のためにちょっと書き留めておきますと、
朝9時45分から正面玄関外の受付で、当選券と「座席指定券」なるものを交換した。
この座席指定は、尋ねたところアットランダムに配るとのことなので、早くから並んだからといってよい席をもらえるわけでもないそう。
実際に9時45分すぎに行ったが誰も並んでなくてすぐに交換してもらえた。

私の席は1階17列の左端っこの方。17列というのは、1階後方の前から3列目。
リハーサルには前方の席は入れないようなので、席としてはとてもいい席だったと思う。

そして10時45分から開場となり、11時からリハーサル開始だった。


そしてリハーサルの曲は当日公演予定のモーツァルトかブルックナーかと思いきや・・・
まさかの第9だったビックリマーク

よく考えると、モーツァルトやブルックナーは日本に来る前にすでにウィーンなどで同じ曲を何度も演奏しているが、第9は日本での一度限りの予定なのでリハの時間があまりないからではないかと思う。

そしてリハーサルって1時間程度で終わるとばかり思っていたら、休憩をはさんで1時間くらいずつ、合計2時間くらいあった。


団員達はポロシャツなどのラフな格好で、メータもエンジ色のTシャツみたいなのを着ていた。
合唱のソリストたちは指揮者の前に4人並んでいた。
藤村美穂子さんはジャケットにジーンズ(かな?)というラフな格好でとってもかっこよかったきらハート


前半は第9の第4楽章。後半は第1~第3楽章のリハだった。
メータは(たぶん)ドイツ語で指示していた。

「へえ~こんなところを」と思えるようなところを何度もやり直しさせて合わせていた。
第4楽章の最後の最後、ティンパニのたたき方も指示していたようにみえたが、なるほどメータの指示でびしっとしまったティンパニの響きになっていた。

合唱団もソリストたちも(メータが)気になったところは何度もやり直しさせていた。
ソリストたちに対しては立ち方、座り方まで指示していたのは興味深かった。
(最初ソリスト4人がそろって立つところで、4人とも勢いよくザン!と立っていたのをゆっくり立つように、座るときもそっと座るように指導していたのだ。)

何度もやり直ししているときに、第1ヴァイオリンの誰かがひとりだけ飛び出してまわりの団員達から笑われたり、合唱団の男性のかたもひとりだけ飛び出して顔真っ赤にして苦笑いしたり・・リハでしか見られないような場面もみれた笑う


第3楽章はずっと通して演奏させてから指示を与えていた。

リハを通しての率直な感想をいえば、合唱は素晴らしかったが、オケはまだ随所にばらつきがあるように思えた。でもまだリハ1回目なので、本番ではまた全然違うんだろうな。

あと、コンマスのホーネックさんが要所要所でメータのところまで歩み寄り、確認、意見交換?をしているように見えた。
遠目に見てると、コンマスの存在ってやはり大きい。弦だけでなく他のパートのことも代表してメータと話しているように見えた。

ホーネックさんとメータの打ち合わせ的な話はリハが終わって楽団員がステージからはけても、私たちが会場をあとにするときも、ず~っと続いていた。


途中の休憩中も多くの楽団員たちは一心不乱にず~っと練習してたし、妥協のない真面目な姿にとても感銘を受けましたキラキラ