先週の金曜日、15日に「しいきアルゲリッチハウス」の竣工式がありました。
そしてこれが完成したしいきアルゲリッチハウス
「しいきアルゲリッチハウス」はアルゲリッチの功績をたたえるため、大分県別府市の緑が丘高校の跡地を活用して建設されました。
普通の音楽ホールとは違ってヨーロッパの「サロン文化」を意識し、約150人収容という小規模の音楽ホールだそうだ。
少人数なので、演奏者の息づかいや表情が間近に感じられる。
また、優れた音響を目指すため音楽ホールは天井を9メートルの高さにしているそう。
そしてアルゲリッチ専用の「マルティータ」と名付けられたピアノ ・・・
アルゲリッチの演奏会だけでなく、若手の音楽家のデビューコンサートや子どもたちの心のはぐくみを目的とした「教育プログラム」、講演会などの「未来プロジェクト」などなどたくさん予定があるらしい。
竣工式の当日はアルゲリッチらがシューマンのピアノ五重奏曲などを演奏したらしい。
ところで、この「しいきアルゲリッチハウス」の「しいき」って何だろう?と思っていた。
地名か何かかな?と思っていたら、
このアルゲリッチハウスの建設費約4億円を寄付した椎木正和氏のお名前に由来するらしい
椎木正和氏は福岡県出身であの三洋信販株式会社の創業者である。
ちなみに福岡にある国立大学の九州大学の伊都キャンパスには「椎木講堂」という立派な講堂があるが、なんとこれも氏の寄贈なんだそうだ
私は大分県民などの寄付で建設したのかなと思っていたのでまさか一個人の寄付とはびっくりした。
アルゲリッチがしょっちゅうこのハウスで演奏することはもちろん不可能なので、アルゲリッチがいないときでも集客できる魅力的な催しをコンスタントに発信するのは大変だろうが、期待したい