海鳴 (152)翌朝神武 「…あれ?」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・道中の隼人隼人 「…よし、ここまでは誰にも会わなかった」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神武・本陣神武 「佐紀は!?佐紀はどこだ!!誰か知らないか!」五十鈴 「あ――うるさい」神武 「…」五十鈴 「女ひとりに朝からギャーギャー騒いで…恥ずかしくないの?」神武 「佐紀は日巫女だ。いなくなれば私の威厳に関わる」五十鈴 「そんな寝起きの恰好で周りに当たり散らして、威厳だなんて笑わせるわね」神武 「…お前、何か知ってるな?」五十鈴 「佐紀…昨日の夜に私の部屋に来て、これを置いて行ったわ」