『日弁連という病』 | えにーの読書感想文

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読んだ本の説明や感想なんかを書いていきます。主にミステリーや歴史・皇室関係についてが多いと思います。
未読の本の内容を確認する際にも参考になれば幸いです。


​『日弁連という病』
ケント・ギルバート 北村晴男、育鵬社、2019年




日米弁護士コンビが語る日弁連について。

日本弁護士連合会、通称・日弁連は、約4万人の日本国内すべての弁護士が加入している団体だそうで、これは強制加入だそうです。

そして会長の選挙は投票しない自由はなく、投票の秘密も守られないとか。



日弁連としての過去の意見表明として「死刑制度に反対」「憲法9条の改正に反対」「安全保障関連法」など、相当に政治色が強い(しかも左)内容ばかりですね。挙句には慰安婦とか「徴用工」についても、いろいろ言っているみたいですよ。

慰安婦とか、朝日新聞が謝罪・撤回した時点でオワコンなのに、日弁連さんは大丈夫なのかな。



北村弁護士が言いたいのは、個人や有志で声明を出すのは自由だが、強制加入させられている日弁連の名義で出されると、弁護士の総意であると受け取られかねないから止めろってことでした。

確かに、声明の内容は特定野党や反日日本人たちと同じですよね。まあ、立憲・枝野党首も猛プッシュした東京都知事選の常連さんも会長のご経験があるようなので、何となく想像できてしまいますが。

過去には日弁連の政治活動について思想・信条の自由の侵害だと提訴した弁護士もいたようなのですが、その訴えは退けられてしまったそうです。



最後には日弁連の改革についての議論もあり、現実的な案も検討されていました。

私のような一般国民からすると遠い存在ですが、その声明は特定野党や一部のマスコミ、そして特定アジアと同じってのは興味深いですね。本書でも触れていましたが、慰安婦の仕掛け人は日本にて賠償訴訟の裁判を始めた高木健一氏と福島瑞穂氏、そして国連人権委員会にて、従軍慰安婦問題を取り上げるように要請した戸塚悦朗氏といった弁護士たちですからね。さもありなんとか思っちゃうかも。