ちょっと残念なニュース。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント・ジャパンアジア(SIEJA)からリリースされたソーシャルアクション“The Tomorrow Children”。
独特な雰囲気のやんわりオンラインありアクションだったが、昨日サービス終了が発表された。
PlayStation Blog
記事のタイトルにあるように、今年の11/1にてサービスを終了する事になったようだ。
このタイトルは一部で絶大なる期待を受けてリリースされたダウンロード専売ゲーム。
個人的にも期待していたのだが、想像していたようなセンセーショナルでイノベイティブなゲームではなかった。
まず「やんわりとしたオンライン要素」、これが悪い方向に働くことが多かった。
悪意あるプレイヤーがいた場合、それを抑制する方法が少なすぎた。
ガッチリオンラインならブラックリストだの通報だの対処方法もあるだろうが、こちらから相手プレイヤーへの積極的な干渉がほとんどできない。
一応、不定期にふっと現れる他プレイヤーのアバターに対して「グッド(高評価)」「バッド(低評価)」を送ることができ、バッドが一定数貯まると一定時間投獄される、というシステムがある。
ただこのバッド評価、嫌がらせ防止なのかスパム防止なのかわからないが送ったプレイヤーのゲーム内評価がわずかに低下する。
グッドをすると評価が上がるので「貶すより褒めるコミュニティを形成しよう」という意図があるのかもしれないが、ほとんど機能していなかった。
それに対し、悪意のあるキャラクターは街の施設を壊す、資源を無駄に消費する、など街の発展を邪魔し放題。
資源の無駄使いは、初心者プレイヤーが意図せずやってしまうことも多い。
これは有用な施設や建てるべき建築物がわからないため当たり前なのだが、コレを他のプレイヤーがアドバイスする方法がない。
チャットどころかエモートすらないため伝えようがない。
かと言ってシステム側から「○○を建てろ」という指示もないため、良かれと思って施設をせっせと建設していたら急に監獄送りにされた、なんてことも起こる。
労働(資源集め)は即共有財産になるのに、それを消費する建築などは個人の自由、という中途半端な共産主義が問題の元になることが多かった。
あとは箱庭要素の頭打ち。
プレイヤーの目的は街の復興なのだが、復興してしまうともうそれ以上その街に介入できない。
復興後に建築できたとしたら、それはそれで定住して他の街の復興をしなくなったり、荒らしの標的になったりと色々問題もあるのだが、あまりにも達成感がなさすぎる。
自宅があろうと貢献度が高かろうと、復興した後は街を散歩することすらできない。
機能的に並べてショップを建てても、色を変えて住居を飾っても、アチーブ報酬のタワーなどを景観を考えて建てても、復興してしまったら全て無意味になってしまう。
この復興したら次の街で最初から、という「賽の河原」的な繰り返しは、本当にプレイヤーを楽しませようとして生まれた要素なのだろうか。
ということで、βからプレイしていた私がサービス終了を聞いた時の感想は「ですよねぇ」。
もうちょっとテコ入れがあれば面白くなっていたかもしれないだけに残念だ。
今までシステムの根本的な見直しやフィードバックの反映などがなかったので、残念だが当然の結果かもしれない。