Chapter 2,682〜 -23ページ目

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

あ。

だめだってっ

 

今日これから人に会うのになんで朝からラーメン食べてんだよっ?!

にんにくを生姜に変えても臭いじゃん、だってそもそもこのスープにんにく臭いじゃん美味いけど。

 

うわぁぁ

 

目が覚めた。

夢だ。

いくら俺でも朝からラーメンはない。

朝ごはん時間に開いてるラーメン屋もない。

最近ほんとに気がついた。おらもうそんなにラーメン好きじゃない。

 

 

 

ひとりラーメン屋。

注文が来る間、意味はないけどiPhoneいじって、

 

指が止まる。

 

なに見るの?

 

開くアプリなどないのだ。

 

LINEは娘と前職グループ、

メッセージは大家とamazon、

メールは仕事と迷惑メール、だけ・・

俺がアクションを起こさない限り何もない。アクションを起こす相手もいない。「たまには昔お付き合いしてくれた女の人にご機嫌伺い」なんてことは不可能だ。この『連絡先履歴全消去癖』最後まで治らなかったな。男たぁそういうものよ。

つまり見るアプリがないゲームとかやらないし。

ふんむぅ〜

 

寂しくなんかないやいっ

 

今だにアクリルで仕切られてるテーブルって珍しいよね。

こんな小さなテーブルを仕切ってたのか。

 

 

 

 

陽当たりのいい、でも明らかに役所だよね。て会議室。俺の向かいにおじさん4人。

 

「面接は以上です」

 

はい。

ありがとうございました。

 

「ごにょごにょ」(←なんだよー 内緒話)

 「では」

「私達はこれから会議がありますのでこちらで座ったままお待ちください」

 

?(え。かえっただめなの? まだ誰かと面接すんの? 性懲りもなく役所とか来てごめんなさい。か・え・り・た・いっ)

 

何このま(間)?

これ何待ち?

5分・・3分くらいかな。

 

「お待たせしました」

 

さっきのおじさん達、入って来る。

 

「kenさん採用で。」

 

へ?(相変わらず変な声出た)

 

「面接即日採用は異例中の異例ですが」

 

あ、ああありがとございます(びっくりだ)

 

「前職でこの辺りの仕事はお分かりでしょうし」

 

(・・・・・いやぜんぜん)

 

「来月一日から大丈夫ですか?」

 

いえ来週の月曜からでも。

 

「ふははは」(それはない。って笑われた)

 

 

決まる時ってこんな簡単に決まっちゃうもんなんだね。

ありがたいことだよ今回も前職も。

前回無職 5ヶ月ちょっと

今回無職 5ヶ月と少し

あら一緒じゃん。

だけどさ、

考えてること想ってることも一緒。

進歩ねえな。

 

 

 

夕方、庭のサザンカだか椿だか(どっちなんだこれ?)一気に咲いているのに気がついた。昨日は咲いてなかったよ。

あったかかったもんなー

 

ばいあぐらのジェネリックが無くなったので、ひにょーきかに行った。

ぼっき不全の治療で飲んでるのではなく・・そっちは使い道が全く無いにも関わらず非常識的絶好調だ・・下半身の血行を良くして更に排尿を促す。

しょうがないね、膀胱に穴開いちゃってんだもん二つも。

 

午後の診察10分前に行くと、杖をついた爺さんと奥さんだろう婆さんが病院前で先に待ってた。

開院すると婆さんが爺さんに「あんたはゆっくりでいいからね。あたしが受付するから後からおいで」

(いや婆さんあんたも充分ゆっくりだし)後に続く俺に「すみませんねぇ」

いえいえ順番ですから大丈夫ですよ。

 

なるほどね。

長年連れ添った夫婦って感じか。

おまえ百まで、わしゃ九十九(くじゅく)まで♪〜

てか?

 

 

やなこった。

 

 

大好きな人に迷惑を掛けられるのはいい。むしろ嬉しい(お金なら無いよ)

大好きな人に迷惑を掛けるのは絶対に嫌だ。

しかも、

一年先に死んでんじゃん。後始末よろしく。て?終わったら来てね。て?

いやいや俺が死んだら残りの人生満喫してください再婚したって全然いいから。

とか考えてたら看護師さんに、

 

「kenさ〜ん」

「おしょうすい採ってください〜」

 

はいはい。

慣れたもんだよ紙コップにマジックで名前書いてコップに5mmくらい「ちょろちょろ」これ止めた後が難しいんだよこぼさないように・・

採尿って女の人ってどうやってんだろ?もっと難しそう。あ、でも放出部の移動が少ないからこぼれないのか・・

 

 

「kenさんねぇ」

「力持ちだから」

 

へ?

 

「その体でしょ?」

 

(え。そんな?)

 

「おしっこする時、無意識に力が入ってるんだよ」

「腹筋強いからおしっこ逆流しちゃうんだと思う」

 

はぁ・・(そーおっしゃられましてもー)

 

「おしっこ自体はね」

「バイ菌全く無い、きれいなもんです」

「だから抗生剤は出しません」

「いつもの薬ね」

 

ありがとございます。

 

 

お腹「ぷにょぷにょ」の「ぽてぽて」親父になるくらいなら膀胱穴開いた方がマシ。

 

 

 

寒い夜の薄ら寒い部屋で布団に入る挟まる。

この安心感。

「寒いけどこの中に入れば大丈夫だあったかい」

「嫌なこと気になること考えなきゃならないこといっぱいあるけど、とりあえずこの中に入れば安心」

この感じ。

これって、

大好きな人とくっついてる感触と似てるな。

そっちの方が後、気持ちいいけど。

「汗かいて寒い」て考え方もあるか。

「寒いの無理」て言われたことあるし。

 

寝返りを打つのも、布団の中の空気を動かさないように「もぞもぞ」

動かしてしまうと『ふいご(知ってっか?空気ポンプみたいなもん)』の要領で、冷たい空気が入って来る。

「うー」一人で不満の声を漏らす。

 

 

今日は筋トレやめとこ。

復帰して調子に乗ってガンガンやるからちょっと肘ギシギシ。

ギター弾きにくい。

 

ものごとには優先順位ってものがあってだな・・

 

 

いやむしろ、

どうやったらそうなるのか?もとい、そう出来るのか?

知りたい。

誰かが歌ってた、

 

「ほんとは僕だって誰かを笑顔にしてみたりしたい♪」

 

俺だってそうだよ。

出来ると思ってた。けど出来ねんだもん。

世間のどこかには何十年経っても手を繋いで歩く仲の良い夫婦がいるらしい。

世間に良くある(らしい)諦め切った夫婦でも、

誰一人幸せに出来なかった俺よりはマシ。

 

 

俺と一緒に居ようと努力してくれた(「そこから先を諦めた」とも言うか)女の人が、指が足りないくらい居てくださった。

筋トレ終わり(脳みそに血が行ってない)で加湿器から出る蒸気を「ぼーっ」と眺めながら考える、ともなく思い出す。

 

ことごとく俺が壊してる。

 

破壊王か俺は?

 

多分、

じゃないや、

間違いなく俺は、例えそれが『俺に並々ならぬ好意を持ってくださった女の人』だとしても深くコミュニケーションを取れないんだろね。

それでもその20人を超える女の人のうち3人、心から愛した本気で愛した。その人のためなら喜んで死ぬと。

でーもね。

こーだからね。

ま、それぞれが恐らく(だって知らないもん)幸せに暮らしてらっしゃるんだろうからいんだけどさ。

俺はと言えば、

 

不幸せではない全然ない。

し、

充実した飽きない楽しい毎日を送って来た。

ま、

だからいいのか。

え、結局俺の勝ち?(どこんとこが勝ち負け?)

 

これからはどうだろう。