らららららららぁららら♬ | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

羽田に向けて降下する旅客機の音。

旋回中の回転数が上がる音。

数え切れないくらい乗った。

旋回すると太陽の向きが変わって機内を陽射しが薙いで行く。

眼下に箱庭の東京。

これから運転して帰るのめんどくさいな。地下のマックでビッグマック買ってから駐車場行こう。もぐもぐしながら山手トンネル今日も全開〜

 

あんな仕事はもうないだろう。

決していい時代じゃなかった。忙しいだけで大してお金にならないし。

空を見上げて思う。

もう乗ることはないのかもな。

 

 

 

どうでもいいような些細な記憶。

ずっと昔の、

小学校に上がる前のお出掛け用の藤のバスケット、初めて付き合った女の子の肩のほくろ、木の床の油臭い茶色い客車で旅したこと・・とか。

今まで一度も思い出したことが無いのに「ぽん。」「ぽん。」取り留めもなく頭に浮かぶ。

これってさ、

 

走馬灯用動画選択中?

 

しかも俺『サヴァン』の気があるから尚更。

 

いやいんだよ全然。そういう歳とは言わないけど、そうなっても不思議じゃない歳、ではある。

いずれにしてもそう遠くないだろな。

いやいんだよ全然。

じゃあさ、

やっぱり、

 

自分の時間ありき。

 

働くことに時間取られたくない。

働かないわけには行かないからさ、

近所がいいな。

安くていいよ。お金そんなに要らないからチャリで「しゃーっ」と行けちゃう距離とか。

 

え。

でも、

 

お金あったら『Z-1』買えるよ。

 

 

 

懐かしい。

懐かしい景色。

まだそんなに経ってないのに。

『蒼氓』が聞こえてくる。