「kenさん、勤めない方がいいんじゃないですか?」
「少しでも写真の仕事があるなら、それと短時間のアルバイトをして」
「今、探せばなんか、ちょっとだけ出来るアルバイトってありそうだし」
「残りはギターに集中するのもいいかも知れませんよ」
師匠(ギ)に言われるようじゃ俺、相当なギター馬鹿だな。
上手くない。
ちーとも上手くなんない。
単にストイック(←良く言えば)正しくはこだわりが強い(あすペーっ)なだけ。
写真の時もそうだった。何十年もの間、寝てる時以外、写真のことばっかり考えてたあとえっちなこと。
3年前の俺でも容易く(たやすく)弾ける譜面を渡されて、
・一つ一つの音を丁寧にきちんと鳴らすこと。左手の指先に小さな点を思って、そこで弦を確実に力を入れずに押さえること。
・指のフレットへの着地精度を増すこと。
・右手と左手のごくわずかな時間差を無くすこと。
・完璧にリズムを取ること。
できねえ。
それぞれは出来るけど全部を一緒にはできねえ。とても出来ない。
溜息しか出ねえ。俺まだこんなに下手くそなの?!
だから面白いんだけどね。
才能なんか無いのは分かってる、ギタリストになろうともなれるとも思ってない。
長生きしたいなんて思ったことない。死ぬことは怖くも何ともない。生きてる間にどこまで弾けるか見たいだけ。
・働いてお金を稼がないとデートした時、楽しませてあげられないじゃん?美味しいものご馳走出来ないじゃん?しょっちゅうラブホ行けないじゃん?
Ans. 誰がお前とデートするんだ?
・車だってさ、好きでTOCOT乗ってるけどさ、軽に乗せるの可哀想じゃん?コンクリートグレーのプリウスとかさ、そろそろ考えてもさ。
Ans. 先ず・・・プリウスでいーのか?! 落ちるとこまで落ちたなっ。そこはメルセデスくらいの見栄を張れよ。つか、何度でも言う。誰がお前の助手席に座ってくれるんだ? そもそもトコットの助手席に座ってくれてた彼女に謝れ。
・車は贅沢品でしょうがないとしてもさ(お前、人の話聞いてっか?)そろそろ人生店仕舞いなんだから、Kawasaki Z1とかハーレーとかもっかい乗りたいじゃん?
Ans. ばーかばーかばーか♪
そういう生き方もあるよね。
伊達にロクデナシを自認して来なかったし「あなたはアーティストだから」と言われてないよね「浮世離れ」「アウトロー」とも言われてたけどー
俺ならそういう生き方しても良さそうだよね。
娘の母親に、
「あなたは何も持ってない人だから」
「マイナスからのスタートだから」
結婚期間中、何度か言われた。
(こないだ娘に話したら「何様だよ」と憤慨してた)
最近、
何も持ってない方が楽なこともある。と思う。
マイナスやプラスじゃなくて、生きてる意味が違うんだなと。
人生、諦めも肝心かも知れん。
ロクデナシの次は仙人かー