ちょっとファミマ行ってくる。
「あ。」
「コッペパン頼んでいい?」
だからそれを買いに行ってくる。
コロッケでいい?
「コロッケでお願いします♪」
撮影から帰って(娘がだ)
画像をいじってる(娘がだ)のを横目に夕方のファミマへとことこ。
職業で撮ってるわけじゃないけど、1日にRAWデータで400コマとは、蛙の子か門前の小僧か。
コロッケパン2つ、焼きそばパン、勢いで冷やし中華買ってとことこ。
この夕空をどこかで見てるのかな。
俺はと言えば、
「あっちの家に帰れないもん」
「お酒飲んでるあの人と会いたくない」
(今更ながら)やっぱりそうなのか。
何があったか聞かないし、例え娘でも成人が考えた末の選択だろうから、黙って尊重するのがとーちゃんだ。
うーん・・・確かにねぇ・・とは言っても俺があの人(娘の母親=元家内)と酒飲んでたのは15年くらい前。お酒が趣味みたいなとこあった。悪い酒じゃなかったけれど、いい酒でもなかったか。何よりあの性格だからねぇ・・
「女優です」で充分通る超美人、ずっとちやほやされて来たんだろうし、その副作用かエベレスト級のプライド、おまけで帰国子女・・
母親になっても自分ファーストだったもんなぁ。俺、良く頑張ったよ(そこじゃない)
娘を自分の所有物のように思っていて、思い通りになっていないから酒を飲む。ってことらしい。
「あたしが酔っ払うのはあなたのせい」
それ言っちゃだめでしょうカッコ悪いっす。
ここに居ればいいじゃない。
居たいだけ居ていいよ。
なんてことは言わない。
そう口に出すこと自体が違うと思う。
俺は娘に対して無条件でなければいけない。少なくとも今、他に居場所がないのだから。
と、
おもーよ。
だから、
俺はと言えば、
「落ち着いて来た」と言うことなのかな。
この毎日に。
12年前。
別居中の俺の所に娘が(追い出されて)来た。給食のない学校だったから毎朝4時起きで弁当作った、冷凍食品食べないから全部手作りで。
その弁当画像で毎日を書き始めたのが、第一章。
この夕空を誰かと見てるのかな。