爽やかな初夏の晴天。
軽やかに回すシャッター♬
の、
30分後、
「ぼつん。ぼつん。」
大粒の雨が落ちて来て、
すぐに「止むか」と弱まって、
撮影続行。
即「ぼぼぼぼぼ」土砂降り。
撮影続行。
無茶したなー
でもさ、
途中でやめて後悔したくないんだよね。
「あのまま撮ってたら」とか、
「何とかなったんじゃない?」とか、
後から思いたくないんだよね。
数ヶ月経ってクライアントに「撮っちゃえば良かったのに」とか言われたくないんだよね。
なんちゅーのは全部嘘で、
撮り出したら「入っちゃう」から止まらない。
なにびとたりともおれのさつえいのじゃまをするんじゃねえ。
あー
でも、
やっちまったんだろなー
後でクレーム来るかもだな。
まーいーや、
だって俺、こういうカメラマンだもん。
周到に計画、準備して、現場に入ったら何があろうと譲りません。
あすぺたぁそーゆーものだ。
それが俺の毎日だった。
「だった。」
何度も何度も何度も書いたように、
カメラマンの看板出す気もなければ、写真でご飯を食べる気もない。
片手間や副業としてやるならいいけれど、
いやでもそんな簡単な仕事じゃないんだよ。普通に働くより一日当たりの稼ぎはいいけどさ、じゃあ毎月どれくらい撮影あるよ?て考えるとね。
立て続けに撮影が入って、
それは俺が「退職しました」と話したからだろうけど、
そしてそれは当座のお金にはなるけれど、
家を離れて、
娘ともコミュニケーションを取らないで、
考える。
現実の問題として考えることはこれくらいしかないから。
この状況いい事ではないな。
『パンデミック前夜』辺りと同じ。
簡単に破綻する。
「ロクデナシ」て開き直れる状況じゃないんだよ。
人生カウントダウン中でも、やることはやらなきゃ。
出来るならきちんと。