Wish you were here every day. | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

「はなげでてるよ」

 

 

親権を返して一人暮らしになって、

それでもちょこちょこ一緒に出掛けた。

買い物だったりお小遣いだったり外食だったりお小遣いだったりライブの付き添いだったりお小・・

その度に言われた。

 

「鼻毛出てるよ」

 

今日、娘と買い物に来たユニクロで久しぶりに言われた。

(おーなつかしー)

て、ちゃんと切ってるつもりなんだけどな。

 

俺は来週の地方撮影の宿での部屋着。

娘はなんちゃらかんちゃら俺のカゴに放り込む。

まぁ、いい。

服はないと困るだろ。

 

「この辺、じーゆーないの?」

 

あるよー

隣町にー

 

またなんちゃらかんちゃら買って遅いお昼食べて帰って来た。

ユニクロからGUってさ、気を遣ってくれてんだろね。次はアベイル?

俺もそろそろパンツ買いに行かなきゃ。

なんであれ、一緒に買い物行ってくれて相手にしてくれるだけ感謝。

 

 

ローカット、色気違い(だから本望)色違い届く。

あすぺっつーのはこーゆーもんだ。

 

 

 

寝苦しくてちょっと開けて寝た窓から「サーっ」

 

結構降ってんだな。

 

カーテンの隙間はまだ真っ暗で、3時くらいかな?

朝には止むって言ってたな。

唐突に、漠然と、いやいつものこと。

「あんな時期があったんだな」「毎日楽しかったし気持ち良かったな」頭の中に溢れてく。

「記憶」なんて潔(いさぎ)のいいものじゃなくて感触と体温と匂い、味覚、言葉・・

「素晴らしい時間だったな」「でも」「そう思ってるのは俺だけなんだろな」

「あんな時間は二度と来ないだろうな」

仕草まで思い出せるのに、現実感がないのは時間が経ち過ぎたからだろうか。

 

いい傾向ではないな。