悲しいほど青空 | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

 

「きん。」と冷えた晴れた日曜早朝。

公園の霜柱を横目に(踏んでみたいな。ナイキ汚れる)病院に検査機器を返しに行った。

会社帰りじゃ間に合わないかな?よりも疲れてるのに遠回りするのやだ。

 

「救急窓口から診察時間外でも返却出来ます。夜間は避けてもらえると・・」

「何時頃来られますか?」

 

7時で。

 

結果次第で検査入院だそうだ。

あららー

ありらー

小学校4年の夏休み、盲腸で入院した以外した事ない。

 

 

 

いい状況ではないな。

 

(俺が今までいい状況だったことが一度でもあったのか?)

 

いいことは長続きしないどころか一瞬で過ぎる終わる。

 

(だろ?)

 

 

あ。

今これを書いてる最中まで「車で返しに行く」と言う選択肢が思い浮かばなかった。

そうだよ俺TOCOTあるんだ。

も、帰って来ちゃったからいいけどさ。

 

 

 

仕事はと言うと、

残りひと月を切った。

新しいシステムのテスト運用を任せて頂いてあれこれいじくって、

 

これ俺が使い方間違えてんの?

理解出来てないだけ?

 

え?

 

でもこれさ・・・(10分くらいディスプレイの前で体を前後に揺らして思考ループ)

 

(意を決して)係長ちょっとよろしいですか?

 

「あ。」

「あああああ」

「なんだこれkenさんこれだめだ入れても反映されない」

 

(ですよね)

 

「kenさん申し訳ない。これ業者の元データが間違えてる。作り直してもらえますか?」

 

(よーがす)

(俺の失敗じゃないなら大歓迎)

 

 

これ終わらせないと次の仕事に取り掛かれない。こういう時は一日が一瞬で過ぎる。集中してパズル解いてるみたいで面白い。

でもあとひと月弱。

 

 

面接から既に二週間経った。

何も言って来ない。

こりゃ相当揉めてるな。

今まで全て『中二日(なかふつか)』で採用の連絡を戴いた。

こりゃ今回は無いな。

社内事情的理由か俺の落ち度なのかわからんけど「大丈夫だ。」と言ってくださった上司に申し訳ないな。

なんて考えてたら、

 

不採用通知届く。

 

だからなんで二週間も引っ張ったの?

 

明日上司に何て言おう。

いやほんとに、顔を潰したみたいで余計なことをさせてしまったみたいで、心底申し訳ない。

俺はね、

都合のいいことばかり起きるわけがないし、いや・・今までが上手く行き過ぎた。

切り替えてぎりぎりまでジタバタしてみればいいし、駄目だったら無職になって失業保険貰って(会社都合ですぐ出るんだって)・・

 

 

2年間、全力ダッシュではないけれど走り続けた。

ちょっと休んでも良くない?

この家の2階も空っぽにしたいし片付けるもの山ほどあるし。

筋トレし過ぎたかな歳考えずに無気になっちゃったんだな。

「意識してないだけで仕事がずっとストレスだったんじゃないですか?それが今頃出たんじゃないですか?」施設時代の同僚に言われた。

ふむ。

 

ふむー

 

ギターが弾ける。

そしたら毎日一日中弾ける。

ギターを上手くなること以外なにも考えてない。

ずっと昔、毎日の全てが写真だった頃のように。

 

他になんにも無いもん。

 

 

 

悲しくはない。

なんて色だ。