Over the rainbow. | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

虹の向こうのどこか空高くに

子守唄で聴いた国がある

 

虹の向こうの空は青く

信じたことはすべて現実のものとなる

 

(Over the rainbow / 虹の彼方に 1939年 ミュージカル オズの魔法使より)

 

 

通りの向こうのどこか近くに

きっと美味しい店がある

 

歩道橋を渡った向こうは、

食べたものがすべて美味しいものとなる

 

 

この辺りで昼を食べられるのもあと数日。

気になるお店は行っておこう。

文化裏の「こんなに素材に凝ってるのにどーしてこーなるかなー」ラーメン屋。

交番斜め向かいの『怒鳴りまくり』中国人マダムの中華。

そして今日は、

 

あのオレンジ色の看板なんだろね?

 

弁当屋かな?

潰れそうな美容院にも見える。

ラスタな不動産屋かも。

気になる。

ちっと行ってみっか。

 

 

Over the hodokyo ♬〜

 

 

カウンターだけの小さな、

ここ元は立ち食い蕎麦屋か?

小さくてポロ過ぎて爽やかな風が店内を吹き抜けて、大通りの見晴らしも良く「いーてんきだなぁー」と呟いた。疲れた顔の俺が(ほんと最近鏡の中に「誰?」)呟いたところで、

店内俺以外ひとり残らず外国の方。

いや言い方が違う。

ほぼ満席の店内日本人俺だけ。

カウンターの中のコックさんが、

 

「こではやぐでどぅよ」

「こでひゃやぐでどぅよ」

 

と同国人(だろう)のお客さん達に。

急いでんのかな。

「これ早く出るよ」

どのランチメニューがすぐ出せるか教えてんだね。

 

違った。

 

ヒンディー語?ベンガル語?ネパール語?

わかりませんが、あちらの言葉でした。

何を仰ってるかもわかりません。

そりゃ同じ国の人達に、そこだけわざわざ日本語使わないよな。

ひょっとしたら、

 

「大丈夫か?この日本人?」

 

と言ってるのかも知らん。

 

 

美味しかったーっ

ルーのカレー嫌い。

こういうカレー大好き。

「辛くしないでください」て言ったのに辛かった。

そらまぁ、カレー屋来て「辛くするな」は無理あるよな。

サーティーワンで「甘くするな冷たくするな」てなもんだよな。

 

 

なんでおまえぶんかじょし?

ナンでバターチキンカレーとベジタブルカレー

 

 

 

本日既に何もすることがなく、Dr.の部屋だった会議室でイス並べて靴下脱いで足投げ出して読書中(2014年にアメリカ人が書いた『ロシアがウクライナに侵攻した』前提の小説。予言に近くて中々凄い。それほど想像し易かっとと言うことだろうけど)

 

ん。

あ?

仲良し管理職さんが来て、

 

 

「kenさん今、医療倉庫から電話でね」

 

うん(えー・・なんかやな予感)

 

「◯◯◯(医療器具)が6つ入ってるはずなのに、4つしか入ってないって」

 

え?

んなわけあるかいっ

 

「だよね」

「俺とkenさんでメーカーごとに分けて梱包したよね」

 

した。

一つは化粧箱に入れた。

 

「だよね」

「それもまとめて段ボールに入れたよね」

 

・・・またか。

・・・マジか。

 

「行き先決まってたんだって」

 

申し訳ないな来るの期待してたんだろに。

 

「俺達のせいじゃないもんね」

「梱包を開けて持って行かれたら、どうしようもないよ」

 

しっかし情け無いな。

 

「ほんとに」

 

 

一つ15,000円〜50,000円のもの。

なんと言うか、

卑しい。

完璧を求めて仕事した結果がこれ?

ドっと悲しくなる。

 

 

 

午後遅く異動元から採用通知メール届く。