虹の向こうのどこか空高くに
子守唄で聴いた国がある
虹の向こうの空は青く
信じたことはすべて現実のものとなる
(Over the rainbow / 虹の彼方に 1939年 ミュージカル オズの魔法使より)
通りの向こうのどこか近くに
きっと美味しい店がある
歩道橋を渡った向こうは、
食べたものがすべて美味しいものとなる
この辺りで昼を食べられるのもあと数日。
気になるお店は行っておこう。
文化裏の「こんなに素材に凝ってるのにどーしてこーなるかなー」ラーメン屋。
交番斜め向かいの『怒鳴りまくり』中国人マダムの中華。
そして今日は、
あのオレンジ色の看板なんだろね?
弁当屋かな?
潰れそうな美容院にも見える。
ラスタな不動産屋かも。
気になる。
ちっと行ってみっか。
Over the hodokyo ♬〜
カウンターだけの小さな、
ここ元は立ち食い蕎麦屋か?
小さくてポロ過ぎて爽やかな風が店内を吹き抜けて、大通りの見晴らしも良く「いーてんきだなぁー」と呟いた。疲れた顔の俺が(ほんと最近鏡の中に「誰?」)呟いたところで、
店内俺以外ひとり残らず外国の方。
いや言い方が違う。
ほぼ満席の店内日本人俺だけ。
カウンターの中のコックさんが、
「こではやぐでどぅよ」
「こでひゃやぐでどぅよ」
と同国人(だろう)のお客さん達に。
急いでんのかな。
「これ早く出るよ」
どのランチメニューがすぐ出せるか教えてんだね。
違った。
ヒンディー語?ベンガル語?ネパール語?
わかりませんが、あちらの言葉でした。
何を仰ってるかもわかりません。
そりゃ同じ国の人達に、そこだけわざわざ日本語使わないよな。
ひょっとしたら、
「大丈夫か?この日本人?」
と言ってるのかも知らん。
美味しかったーっ
ルーのカレー嫌い。
こういうカレー大好き。
「辛くしないでください」て言ったのに辛かった。
そらまぁ、カレー屋来て「辛くするな」は無理あるよな。
サーティーワンで「甘くするな冷たくするな」てなもんだよな。
なんでおまえぶんかじょし?
ナンでバターチキンカレーとベジタブルカレー
本日既に何もすることがなく、Dr.の部屋だった会議室でイス並べて靴下脱いで足投げ出して読書中(2014年にアメリカ人が書いた『ロシアがウクライナに侵攻した』前提の小説。予言に近くて中々凄い。それほど想像し易かっとと言うことだろうけど)
ん。
あ?
仲良し管理職さんが来て、
「kenさん今、医療倉庫から電話でね」
うん(えー・・なんかやな予感)
「◯◯◯(医療器具)が6つ入ってるはずなのに、4つしか入ってないって」
え?
んなわけあるかいっ
「だよね」
「俺とkenさんでメーカーごとに分けて梱包したよね」
した。
一つは化粧箱に入れた。
「だよね」
「それもまとめて段ボールに入れたよね」
・・・またか。
・・・マジか。
「行き先決まってたんだって」
申し訳ないな来るの期待してたんだろに。
「俺達のせいじゃないもんね」
「梱包を開けて持って行かれたら、どうしようもないよ」
しっかし情け無いな。
「ほんとに」
一つ15,000円〜50,000円のもの。
なんと言うか、
卑しい。
完璧を求めて仕事した結果がこれ?
ドっと悲しくなる。
午後遅く異動元から採用通知メール届く。