Twenty-four hour blues. | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

7時スタート

早めに行って皆に挨拶して、現場を歩いて見て回る。

さて、

どやって撮ろかね。

思案中、

旧知のクライアントの偉い人(仕事にシビアでちょっと怖いがカッコいい女性)が、

 

 

「kenさん今日元気ないね」

 

え。

 

「朝から元気ないね」

 

 

(両手を頭の上から体の左右にひらひら下げながら)

「オーラを感じない」

 

え・・

 

「いつものギラッとしたオーラが無いよ」

 

え。

(オーラって)

(ギラッて。背脂? それは「ギトッ」か)

(つか、スピリチュアルな人だっけ?)

あ、いえ・・(言葉が出て来ない)

 

「kenさんいつも朝からグイグイ来るじゃない」

 

(そ、そか?)

 

「どこだろうが、天気が何でも、笑って何とかしちゃうじゃない」

「どうしたの?」

「なんかあった?」

「・・・」

「なんかあったでしょ。」

 

え。

っと。

あー・・なんだろ?

何あったっけ?なんかあったっけ?

心当たり有り過ぎて・・

 

「kenさん?」

「それ本気で言ってて」

「気が付いてないなら、まずいよ」

 

 

 

これはあれか?

「かみをしんじますか」系の何かに誘われてるのか? 

いや俺この人、役職就くずっと前から10年以上知ってるけどそういう人じゃない。

え。

ええ?

 

これひょっとして、

たまに?良く?聞くよね。

床屋行っといた方がいいかな。

部屋片付けてギターケースの乾燥剤替えてトコット洗車して、

ちゃんとやっとく?

 

 

 

「つるっつる」に凍った道を歩いてて、当然すっ転ぶ。

両手を突いて立ち上がって、また転ぶ。

立ち上がってよちよち歩き。両足が「ずずず」と滑って「すってん」尻餅を付く。

今朝そんな夢を見て目が覚めた。

『今まで』てことかな。

 

 

 

お昼の中華でその偉い人、

 

「kenさん」

「少し休んでみたら?」

「少し休んだくらいじゃ仕事無くならないでしょ」

 

 

牛肉ラーメン。

八角の香り。