今日の日はさよおならぶ | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

毎朝5時半から6時の間に線香の匂いが漂って来る。

この家に『何か』あるとかじゃなくて、いやあるんだけれどもそれはそうじゃなくて、近所の何処かで線香立てるんだろ朝っぱらから。

 

夜寝る時タバコ臭い。

酒(ウイスキーだなこれは)の匂い。

開けた窓からご近所さんの何処かから。

 

石鹸の匂いの向こうにかすかな酸味。

なんだろう?このちょっと懐かしい記憶の匂い。なんだっけ?何の匂いだっけ?誰だっけ?

 

すんすん。

窓の方を「すんすん」嗅いでみる。

首を左右に「すっ。すっ」鼻から息を吸う。

 

ぐえ。

腋の下だ。

ぐええ。

俺のだ。

 

 

 

非番明け。

出勤するとメール78通。

いねんだから送るなよ。

いねえってわかるだろがー

ちょとなんかやな感じのメール来てんな。

管理職出勤して来て現実のものになる。

 

「kenさん○○○○○知らないですか?」

 

(げ。)

 

「医療チーム、kenさんに渡したって言ってるんですけど」

 

あー

はい。受け取りました俺です。

どーしたっけなぁあれ。なんかたくさん色々受け取って・・

大丈夫です探しときます。

 

「お願いします。」

「本庁から「所在不明」て連絡があって「探してください」て」

 

(まーじかー)

 

「7月の16日に在庫載ってるんですよ」

 

(それ俺の字でーす)

 

 

捨てちゃった。

だってボロいんだもん。

もー要らんよねこれ。て。

いや俺としたことが何で在庫票消さなかったかな。何か忙しかったんだろな。まさか必要なもんだとは。いや必要じゃないんだよ在庫消さなかったから騒ぎになってんだ。

 

あちゃー

あちゃちゃちゃちゃー

どーすっか。

行きがかり上「捨てました」とは言いにくい。

それまた騒ぎになる始末書もんかも。

はぁ・・

しょーがない。

 

 

いちまんいっせんにひゃくえんもした。

 

 

これは俺の信用の値段。

明日白々しく「ありましたー」て。