えりす姐さん | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

 

 

「kenさんっ」

 

本庁のエレベーターホールで声を掛けられた。

振り向くと前施設で一緒だった女性の職員さん。

 

「どうしたんですか?」

 

○○課長、居るかな?

 

「どうかなぁ・・ずっとグレーになってました」

 

そうなんですよね。でも朝、グリーンだったんですよ。

 

 

同じ部局で働いたことのある人は、自席在職(グリーン)、離席出張テレワーク(グレー)、非番休暇(レッド)で確認出来るようになってる。

 

 

本来なら来月から異動元に戻るはずだった。

施設延長の為、未定に。

状況の説明はさせていただいたけど、一度直接お会いして詫びるのが筋だ。

んだけど、

俺の不本意夏休明けから、

○○課長の夏休、

今朝、お。グリーンだ。

昼休み、俺ちっと本庁行ってくんね。

 

 

自席でお弁当(あの550円の。美味しいんだよね)の課長。

お食事中すみませんほにゃらら・・こうろう省次第でへのへのふー

 

「今はkenさんの仕事を責任を持ってやり通してください」

「終わったらうちへ戻ってください。待ってます」

「いつでもいいですから」

 

頭を下げて帰って来た。

ありがたいことだ。

 

 

で、

自席に戻ると庁内メール。

 

「来週どこかでお昼ご一緒できませんか」

 

さっきの女性職員さんから。

 

なんだろ?

いつも朗らかで前施設のマスコット的存在だった人。

仕事初日に「ギター弾くんですか?」と聞いてくれた人だ。

が、

二人だけで食事したことはない。俺は誰ともない。

が、

 

 

俺がそんなにモテるわけねーべさ。

 

 

ま、今後を考えると断るわけにも行かんから昨日、待ち合わせてお昼食べて来た。

結局のところ『職場での個人的なトラブル』で「内容的に職場で誰かに相談することが出来ない。だけれども職場と職員を良く知ってて、今は他部署に居るkenさんになら話せる」と云うことだった。

多分、こういうことって(上からの言い方だけど)聞いてあげればある程度楽になるんだと思う。だから「うん。うん。」と聞いて、ただ今回は少なくないお金が絡んでるので、それこそ課長に相談した方がいいと思う。それも深刻な感じではなく「こんなことあったんですけど、どう思います〜?」くらいのノリで。その上での対応を待ってみればどうかな?と。俺みたいな非常勤が偉そうなこと言ってるなとは思うけど。

昼休みいっぱい使って、それでもさっぱりした顔で帰って行った。

「kenさんみたいに、こうやって優しくしてくれる人を大事にしないといけないんだなと思います」と言って。

 

(いやいやお嬢さん、そうやって優しくしてくれた人に裏切られることこそ、どん底なんだぜ。なんてことは言わなかったけどね〜)

 

 

 

喉痛い。

つば飲むと顎の両脇が「ズッキん」痛い。

だからと言って、飲み込まず一日中「ぺっ、ペッ」はしない。

なんだろーこれ?

 

今、俺の周りに3人陽性者が居て、それはそれはキツそうだ。

実際、発表しないだけで増えてる。

昨日の時点で都内、13,000人弱。

昨年の11月同等。

 

新しい変異ウィルス、

エリス=(ギリシャ神話の)不和と争いの女神

 

だそうだ。

おめーか?

 

 

 

今まででいっちょばん忙しい日々が始まる。

会議の最中に何度も離席しなきゃならないほどだ。で、会議に戻ると、

 

え。これなんの会議だっけ?俺要る?

 

毎日がこんなんだ。

 

 

↓大盛りのちゃんぽんにね、一味唐辛子「ぱらり。」

美味しいんだよこれが。

普段昼夜、弁当試食だからそう感じるんだろけどさ。