ち | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

台風〜

 

 

ベッドから直線で8m

キッチンの窓から「ふあん♪ふあん♪」回転する赤い灯りが差し込んで、

 

「救急車ってサイレン止めて来てくれないのな」

 

てことは、

バス通りを「ぴぃぽぉひぃふぉぅ♬」うちの路地に入って来た。

(知ってる? 救急車って大通りと住宅街でサイレンの音、違うんだよ)

深夜0時過ぎのことらしい。

 

ぜーんぜん知らん。

寝てた。

何となく部屋が「ぴっかりこ。ぴっかりこ」してたような気ぃ〜のせいだなー

 

大家が救急搬送された。

夏休みで朝からずーっと酒飲んで、夜に血圧の薬を酒で飲んだら吐いた。吐いたものに薬の錠剤があったからもう一錠、酒で飲んだら体が動かなくなった。んだと。

 

「病院で医者の目が冷たかった」

 

そりゃそーだろね。

俺も「どーしょーもねーなこいつ」て思うもん。

 

 

 

身体の中で何が起きていようとも、

筋トレする。

洗濯してシャワー浴びて、

9時からだから文庫本持って8時半に着いてりゃいーだろ。

 

なにこの行列?

 

え。

はつねつがいらい⁈

すげー

まだこんななんだ。

いや俺リアルで知ってるけどさ。

 

一般の(てなんだ?)診察は別にやってくれた。

すぐ呼ばれた。

 

「うーん」

「白血球・・」

「風邪引いてなかった?」

「どっか怪我してない?」

「なんだろうね?」

「今日もう一回血液取りましょう」

「役所の健康診断から、だいたいひと月」

「まだ白血球多いようなら・・」

 

(なんだよう)

 

 

ちっくんぷすー

注射器に吸い上げられる俺の血、真っ黒。

こんなんだっけ?

赤黒いんじゃなくて、真っ黒。

タールとかイカ墨とか「どろっ」となんか邪悪なものみたい。

 

良くて『過度のストレス』

普通で『感染症』

最悪『はっけつびょー』(これはないなないない)

だそうだ。

 

過度のストレス?

会えなくなった女の人届くわけもない想い無駄な想い何もかもの記憶。

でもそれ俺のせいだからな。

 

 

もう一つ病院行ってみた方がいいかな。

なんかどうも頼りない。