Zeus. | Chapter 2,682〜

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

お前そんなことやってると神様剥奪するぞ。

いい加減にしろよ? 皆んなお前の為にやってくれてんだよ。それを偉そうなこと言うんだったら神様の資格、剥奪すっからなっ。 少なくとも俺の前で絶対に言うな馬鹿野郎っ何様のつもりだ。

 

(いや神様だろ)

 

白髪にヒゲ、足首までの白いガウン(?)を『だらしなく着たしょぼくれたおっさん』を怒鳴りつけた。

はっらたっつなこいつほんとに自分じゃ何もしねえくせに。どんだけ上から目線なんだよ? 千年崇め奉られて(あがめたてまつられて)勘違いしちゃったか?

おっさん小さな声で「はい。」「はい。」「わかりました。」「すみません・・でした。」うなだれて、あーこれ以上言ったら泣くな。と思ってやめた。

 

 

凄まじい雨音で目が覚めた。

どんだけ傲慢なんだ俺の夢。

とうとう神を怒鳴りつけたか。

え。この雨、神の怒りだったりする? 俺、バチ当たる? どーぞどーぞ今以上のバチなんかあるかっ。

え。

ひょっとして実は俺、神だったりする?


人はこうやって壊れてく。

おかしくなって行くのだろうね。

朝のトイレで一人「ふふふふ」と笑ってしまう。(いや。トイレは何であろうと一人だろ)





さて。

寝よう。

起きてたってなんもいーことな・・・ガラケー鳴ってる。


旧知の制作の社長から。

「五類に落ちて仕事もある程度戻ってるけど何か違う」

「コロナ以前の勢いがない。クライアントの意識が変わった」

「あんまり儲からない」


んー

そうなんだろなー

なんかわかる。


「kenさん凄いよね」

「工務院になって一年以上?」

「頑張ってるよね。」

「続いてるよね凄いよね。」


おっさんがおっさんと深夜の長電話。


でな、

話してて、

話すってことは自己を確認しながら口に出すから、



俺は『ものを創る者』としては堕落したな。



「浮世離れ」「アウトロー」と散々言われ、自他共に認めるロクデナシで「どうやって飯を食ってたんだろう?」

公共料金の滞納なんて当たり前で、いつもヒリヒリ生きて、女の人に生活の面倒を見て貰ったのも一度や二度じゃない。ほんとにクズだった。

けれど、


写真だけは上手かった。

賞歴もたくさんあった。

自分で天才だと思ってた。

これは俺の天職で、これが俺の生き方だと。



それがなー

 


思いっきり惚れて、

これ以上ないくらい愛して、

生き方が変わる。

後悔は微塵も無い。