ケアマネジメント・オンラインにてこのようなアンケートが行なわれた。
そもそもこの調査、認定調査員のさじ加減で大きく変わってしまうこと自体おかしい話なのである。
ある調査員が「スタスタと歩ける人と、大変な思いをしながら4つ這いで移動している人は、同じ『できる』の判定になります。」と堂々と言っていたのを聞いて愕然とした。
俺は「では、トイレに行けなくて仕方なくオムツに排泄する人と、トイレに行くのが面倒でオムツに排泄している人も同じ評価ですか?」と聞くと、調査員は「そうなります。」と無表情で返答した。
全国一律で同じ評価ができるよう作られた項目なのだろうが、これは本当に全国一律この考えなのか?
少なくとも俺の携わる保険者が委託している認定調査センター(社会福祉協議会が運営)はそう言っているぞ?
しかも堂々と。
堂々と話してるという事はその意見にある程度自信があるという事で、それは組織からそのように教育されているという事なんだろうと思う。
無理してでも頑張って人の手を借りず努力している人と、やりたくないからだらけて人に手伝ってもらっている人。
手伝ってもらう方が介護時間に換算される。
これでは頑張り損じゃないのか?
そんな事をずっと思ってきた。
だから一次判定を見直すというなら、それはやってみても良いんじゃないかと思う。
でも、俺はそもそも介護保険被保険者証の『更新』自体必要ないと思ってる。
状態の変化があった場合に『区分変更申請』を行なうだけで良いんじゃないか?要支援認定の場合、新規で要介護認定申請を行えば良いんじゃないか?
これにより主治医意見書や認定調査員にかかるコストも減らせるだろう。
これを見直すかどうかを検討するよりも、もっと早急に変えなきゃならん事は沢山あるだろう。