俺は昔から変な所が気になる。
信号機は何故、赤が右側なのか。上下の場合は何故、赤が上なのか。
マンホールの蓋が円い理由は何なのか。
他の人がどうでもいいと思うような細かい所や、素通りしてしまうような変化がとても気になる。
だから俺は周りから『面倒くさい奴』と思われてしまう。
それは…わかる。
俺みたいな奴が周りにいると面倒だろうとは思う。
でも、気になるのはどうしようもない。
だから変えるつもりもない。
介護保険の業界でもそれはあって、どうしても気になってモヤモヤしてしまう事がある。
そのモヤモヤをずっと内に秘めておくと後悔するので、結局言葉にしてしまう。
①訪問診療と往診
訪問診療の事を往診と言うケアマネジャーは以外にも多い。
この2つは同じようにご自宅に訪問して診察を行なうのだが、訪問診療は定期的に予定された診療であり、往診は緊急時に臨時で訪問するものを言う。
昔のテレビとかであった、田舎のおじいちゃんが自宅で苦しんでいて、そこに駆け付けた医者が診察をしているのは往診なのだ。
ご利用者やご家族がわからないのは仕方がない。ただ、この業界でプロとして仕事をしている人が訪問診療の事を「今日、往診の先生が来るからね」とご利用者に伝えているのを見ると『プロじゃねーな』と感じてしまう。
この場合は、そもそも敬語使えという話になるが。
②デイサービスとデイケア
通所介護と通所リハビリ、昨今これを間違うケアマネジャーは流石にいないだろうと思う。
これは完全に俺の拘りというか、気にしなくていい部分を気にしてしまっている悪い所なのだが。
『短時間リハビリデイ』と送迎車に印刷してある通所介護。
『いやいや、それリハビリじゃなくて機能訓練だから…。』と突っ込みたくなってしまうのだ。
それを言うと「あそこはリハビリの専門職がいるから…」という返答が来るのだが、リハビリは医師の指示のもと行なうものであって、それは『専門職が行なう個別機能訓練』なのだ。
ご利用者にわかり易く記載しているであろう事は重々理解している。その方が見る側にとってはわかり易いだろうし、集客もできると思う。
これに関しては、俺の変な拘りなのだろうね…。
我ながら、変な人間である。
言いたい事はまだまだあるが、この辺でやめておこうと思う。