●未練?
私はパンを乗せるトレイを拭いていた。
来客がハンパなく、次から次へと
トレイが溜まっていく。
私は永遠に、パントレイを拭いていた。
頭がクラクラする。
目が回る忙しさだ。
夢の中で働いている私。
どんだけ未練あるねん!カフェの仕事に。
●正夢
夢だけど・・・夢じゃなかった!
トトロに出会ったサツキとメイのよう。
目が回って、頭がクラクラしていたのは
現実だった。
頭が痛い。
関節が痛い。
身体がおかしい。
●念の為
体温計を出してきて、測ってみた。

朝6時、38.4度
これは明らかに熱だ。
ここ2年風邪もひいてないし
熱が出たのはもっと前のことだし
今、現に熱があると言う事実が
信じられなくて、不安が広がる。
これはコロナなのか?
だとしたら、どこで感染したんだ?
いつも満員電車で通勤していても
大勢のお客さんから、お金を預かっても
酒を飲みに行っても、感染したことがなくて
私はもしかしたらコロナには一生
かからないんじゃないかとさえ思えるほど
変な自信があったのに、どーゆーこと?
●病は気から
熱は38.4~38.9を行ったり来たり。
38度もあるわりに、そんなにフラフラでもない。
喉が痛い。
これはカラオケのせいだ。
病は気からっていうし
今、コロナと認めてしまうのは危険だ。
寝込んだらアウトだ。
布団を片付け、起きてようと思った。
だけど、やっぱしんどくて身体が痛すぎて
ソファに掛け布団を持って来て
ずっと寝て過ごすことになった。
●隔離
コロナと認めたくなくても、万が一だ。
チビには自分の部屋にこもってもらって
隔離生活が始まった。
家の中でもお互いにマスクもしっかりつけた。
●食欲
全くなくはないが、いつもの3分の1程度の
食欲はあった。
食べないと体力を保てないので
無理してでもいつものように食べる。
朝はパンを焼いてモシャモシャ食べた。
コーヒーも飲んだ。
タバコがまずかった。
要らない。
●専属DR
ひと足早くコロナから立ちあがった
はるぴょんが私の専属の医者のよう。
症状を聞いて、病院の手配をしてくれ
自分の余った薬、パルスオキシメーター
抗原検査キットも仕入れ、駆けつけてくれた。
治ったばかりでも、感染するかもしれない。
そんな心配よりも私を助けに来てくれて
情の深さを感じるよ。
いつも私が病に倒れると、はるぴょんが
なんやかんやと力になってくれるので
感謝しかない。ほんま、世話をかけるね。
●94
パルスオキシメーターの数値が94。
これはちょっとヤバめらしい。
●かかりつけ
大阪に来て以来、普通に元気にしてたわけで
かかりつけ医が私にはなかった。
それもあって、コロナかもしれない私を
診てくれる病院がなかった。
はるぴょんがあちこち電話をかけてくれたが
断られたり、予約いっぱいと言われたり
応対は冷たいものだった。
結局、はるぴょん母娘が通ってる
小児科で診てくれることになり
19時に予約を入れる。
●昼ご飯
コンビニで仕入れた豚汁を食べる。
たった1杯の味噌汁を食べ切るのが
精一杯だった。
おにぎりも買ってきてくれたが
食べれそうにない。食欲がない。

●抗原検査
鼻に綿棒を突っ込んで検査するやつ。
くしゃみが止まらない。
突っ込み過ぎ?!
30分放置して検査結果。

コロナ確定の瞬間。
ショックが大きかった。
何故、私がコロナに?!
●受診
福島にある病院なので
はるぴょんの車で送ってもらう。
やはり、検査の結果、コロナ陽性に
しっかり丸印がつけられていた。
解熱剤と風邪薬を処方してもらい帰宅。
●発熱?
夕方、チビが熱を測ってみたら
37.7度。これって発熱じゃね?
それからしばらくして、38.5度になる。
私も測ったら、40.1度と表示され
気付いてしまった。
この体温計、壊れてるわ!
ってことで、はるぴょんちから
体温計も借りることになる。
●連絡
私は無職だからいいとして
チビはバイト先に連絡を入れる必要があった。
同居の家族なので、濃厚接触者に該当。
●晩ご飯
昼に食べ切れなったおにぎりを1つ食べる。
もうそれで充分だった。
なに?この食欲の無さ。
痩せてまうやん(笑)
そして、タバコがクソまずい。
●チビに異変
関節が痛むらしい。
熱は36.9度らしいが、もしかして
これから熱が出る?
同居の家族がコロナ陽性になったら
どんなに隔離したところで
トイレも浴室も同じだし
ずっと窓を開け放してあっても
感染を防ぐことは難しいのかもしれない。
私もチビもワクチンを1回も打ってない。
酷くならなければいい。
ただ願うのはそれだけ。
●夜中
胸が圧迫されて苦しいような
痛いような・・・寝れない。
こうして重症化して死ぬのかなとふと思う。
●今日の感染者数は
知らぬ。
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