自然のなかで遊ぶ子どもたちが、モノクロ写真になりました。
私は走る子どもの後ろ姿に、なぜかとても惹かれます。
なんだろう・・・。
いつまでもじっとしてられないぞと親の手を離し、駆けていく・・・そんな背中。
きっと後ろで見守ってくれてるぞと安心しきった・・・そんな背中。
ちっちゃいくせに、いろんな事を主張してるようで、とてもかわいい。
今は何を考えているの?と、問いかけてみたくなる背中がいっぱいです。
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私たちが光の中に包まれたように
鳥たちは飛び 緑は萌えました
私たちが光に包まれたその時に
あるあたたかな気持ちが空から降ってきました
私たちが光に包まれたその時に
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無邪気で無防備な子どもたちが、モノクロのせいか・・・
とてもノスタルジックな雰囲気をかもし出しています。
何も恐れるものはなく、人と自然に包まれて子どもたちがすくすくと育つ・・・
そんな時代の懐かしさみたいな・・・。
きっとその頃・・・誰とて思いもしなかったことでしょう―――――。
人が人を殺めるこんな世の中が来ることを・・・。
なんの罪もない子どもたちが、なんの抵抗もできずに殺されるなんて
何の理由があるにせよ、とても許されることではありません。
連日の小学生を狙った悪質な事件に、胸が痛む思いです。
*書籍名・・・・・光の中の子どもたち
*著者名・・・・・銀色夏生
*出版社・・・・・角川文庫
*発刊年・・・・・1992年
今の子どもの世界は切羽詰まっている・・・そう思いませんか?
どうぞ、ここを

調子に乗って、ここも
