タイトルは幸せいっぱいなんだけど
開いてみると、恋の終りが綴られて、ちょっと痛い。ココロが・・・( i д i )
ひとつの恋が終わるとき、すべてが止まってしまったかのように
ココロは冷たく凍るけど・・・悲しまなくてもいいんだよ。
そんなココロをあっためてくれる出会いが・・・
微笑みながら待っている・・・きっとすぐそばに・・・と、私は勝手に思っている!
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この恋を失ったら
もう私は本当に
自分の道を歩いていくしかなくなるだろう
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なんとなくふたりは
もうダメかなぁと
こころが
思いはじめた夏だった
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秋の日に私たちが落としたものは
枯れ葉と足音
秋の日に私たちが見落としたものは何だったか
あの秋の日にふたりとも落としたものは
淡いため息
あの秋の日に私だけが見落としたものは
何だったか
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雪の日。あなたのあとをどこまでも。ついていきたかった。
冷たい指先がこごえ。声は深くすいこまれ。白く白くあてなく白い。
灰色の空はどこまでもぼんやりと静まりかえり、
思いは深くすいこまれ。
思いは深くすいこまれ。
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笑ったように
もう一度
くしゃっとした顔をして
見てた
見つめ合ったあの時が
つらかったね
私たち いちばん
何も言えなかったけど
何も言わなかったけど
気持ちはすごく
つうじてた
元気で 元気で 元気でね
忘れない 忘れない 忘れない ずっと
いろんな事
いろんな気持ち
あふれてたまらない
わたしも 元気で 元気で 元気でいるから
本当にありがとう
本当にありがとう
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野原の草花・枯れ葉・雲・空・海・・・。
自然をそのまま写真にしたら、こんな本になったのでしょう。
移りゆく季節と、移ろいやすい人の心がゆらりゆらりと揺れているような
ちょっと切ない詩集になっています。
でも・・・最後はさっぱりと前向きなトコロに共感します。
*書籍名・・・・・春の野原 満天の星の下
*著者名・・・・・銀色夏生
*出版社・・・・・角川文庫
*発刊年・・・・・1992年
大人の恋に必要なモノは平常心だ!・・・そう思いませんか?
どうぞ、ここを

調子に乗って、ここも
