宵待歩行 | ×××えんちの事情×××

×××えんちの事情×××

×××言いがかりも×××言い訳も×××すべてそこには
×××事情があるから×××



ヨイマチホコウ と読みます。

ちょっとフォントが大きくて・・・(*≧m≦*)ププッ・・・読みやすいかも・・・。




かわかない涙はどこへいくのだろう




誰だって、そんなことをふと思ったことが、あるんじゃないかと思います。

流した涙の分だけ、人は優しくなれるし、強くなれるもの・・・。

泣きたい時は泣いてもいいんだよ・・・と、ギュッとしたくなるかも・・・。

     (´・_・)ん? 誰をぎゅっとするの?





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人魚の夢




それは人魚の夢だった

一度だけ 泡になればすむこと

一度だけ 夢をみた後に





。。。。。本刊より引用。。。。。





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潮騒に

二人のことばをはばまれて

私たちはくらやみの

宇宙の

底にいます





。。。。。本刊より引用。。。。。





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流れ流れて草笛は

小さな恋をうたいます

この気弱でみじめな恋のうた

かえりみられない片思い

ひとりぼっちの足もとに

咲いてはゆれるすみれ草

青く青くつきぬけて

この夜の空を切りぬけて





。。。。。本刊より引用。。。。。





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宵待歩行




霧にぬれて

ところどころの電灯で

足元をたしかめて

宵待草のともる野を行く




月の光を集めたような黄色だ

囁くようにさいている




もはや 手段は何もなく

打ち寄せる波のような日々




霧にぬれて 悲しみに

ほほえむ僕に




この夜空




あなたとも会えず

あなたとも会えずに





。。。。。本刊より引用。。。。。





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四季折々の自然の移ろいと、心模様はいかがですか?

そしてこれは文庫のみならず、単行本としても売り出されました。

宵待歩行 愛蔵版 として・・・。

うぐいす色の布の表紙を油紙で包みこみ、さらに上製函に・・・

なかなかいい仕事してますね・・・な1冊になっています。

えんちにとっても愛蔵版なので、ラップで包んで保管中っ。




      *書籍名・・・・・宵待歩行

     *著者名・・・・・銀色夏生

     *出版社・・・・・角川文庫

     *発刊年・・・・・1991年








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