ヨイマチホコウ と読みます。
ちょっとフォントが大きくて・・・(*≧m≦*)ププッ・・・読みやすいかも・・・。
かわかない涙はどこへいくのだろう
誰だって、そんなことをふと思ったことが、あるんじゃないかと思います。
流した涙の分だけ、人は優しくなれるし、強くなれるもの・・・。
泣きたい時は泣いてもいいんだよ・・・と、ギュッとしたくなるかも・・・。
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人魚の夢
それは人魚の夢だった
一度だけ 泡になればすむこと
一度だけ 夢をみた後に
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潮騒に
二人のことばをはばまれて
私たちはくらやみの
宇宙の
底にいます
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流れ流れて草笛は
小さな恋をうたいます
この気弱でみじめな恋のうた
かえりみられない片思い
ひとりぼっちの足もとに
咲いてはゆれるすみれ草
青く青くつきぬけて
この夜の空を切りぬけて
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宵待歩行
霧にぬれて
ところどころの電灯で
足元をたしかめて
宵待草のともる野を行く
月の光を集めたような黄色だ
囁くようにさいている
もはや 手段は何もなく
打ち寄せる波のような日々
霧にぬれて 悲しみに
ほほえむ僕に
この夜空
あなたとも会えず
あなたとも会えずに
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四季折々の自然の移ろいと、心模様はいかがですか?
そしてこれは文庫のみならず、単行本としても売り出されました。
宵待歩行 愛蔵版 として・・・。
うぐいす色の布の表紙を油紙で包みこみ、さらに上製函に・・・
なかなかいい仕事してますね・・・な1冊になっています。
えんちにとっても愛蔵版なので、ラップで包んで保管中っ。
*書籍名・・・・・宵待歩行
*著者名・・・・・銀色夏生
*出版社・・・・・角川文庫
*発刊年・・・・・1991年
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