こんなに長い幸福の不在 | ×××えんちの事情×××

×××えんちの事情×××

×××言いがかりも×××言い訳も×××すべてそこには
×××事情があるから×××



これは銀色夏生が憂鬱で暗い気分の時を選んで書いたという1冊。


はかなくてもどかしい気分たちが、走り書きのように書き連ねられています。


あっ(* ̄o ̄)σ・・・憂鬱・・・というような、そんな書きかただったり・・・。


私は夏前のけだるい午後を想像しながら、目を通しました。





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かなしい恋をさがして


かなしい恋をえらんで


かなしい恋に安心して


     まだ何にも


     ぶつかってない僕たち






。。。。。本刊より引用。。。。。




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ちゃんと人の顔を見て


そしてちゃんと目をそらす


ちゃんとした僕たちの


ちゃんとした失礼






。。。。。本刊より引用。。。。。




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「こんなに長い幸福の不在」



きっともうすぐに、たのしいたのしいしあわせが


やってくるにちがいない。


だって、こんなにも長い幸福の不在。


僕はもう長い間、ひとりぼっちだった。


みんなの、たのしそうな顔をみてても


じっとがまんしてたんだ。


あんいなウソのなぐさめを


求めたりしなかったから。



ああ、なんて長い長いトンネルの中。


けれど、僕は信じる。


たぶん。


きっとすぐに、しあわせが


僕用のが、きちんと


りっぱに、かがやかしく


やってくると。






。。。。。本刊より引用。。。。。




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どうして人は、ただひとつの確かな恋だけを

知ればすむ生きものではないんでしょう?

銀色夏生のこのつぶやきのような一言に、


( ̄o ̄*(_ _*( ̄o ̄*(_ _* ) そうそう…


・・・なんて、大いに賛同する私がいます・・・。


人は欲張りな生きものだなと・・・そう思います。




      *書籍名・・・・・こんなに長い幸福の不在
     *著者名・・・・・銀色夏生
     *出版社・・・・・角川文庫
     *発刊年・・・・・1990年









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