くさい | ×××えんちの事情×××

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夕方、いつものようにチビを保育園に迎えに行った。

帰りのチビはいつだって元気で、教室から出ると

今日あったことをベラベラ話し始める。

下駄箱からズックを出して履きながらも・・・




『今日はねぇ、お外で遊んだんだよぉ・・・でもねぇ、
 お外、くさかったんだよぉ~っ』





(・・。)ん?・・・くさかったの?・・・














ぷわぁ~んっ














『(・・。)ん? まじで・・・なんかくさいねぇ~お外~』




どこからか風に乗って運ばれてくる変な匂い・・・。




以前、何処かの火山が噴火した時に、風に乗って

イオウの匂いが漂った事があった。それに近い香り・・・




いやっ・・・匂い・・・くさいっ・・・(*×m×)吐きそう 




家から保育園までは、こんな匂いに気がつかなかったけどなぁ・・・。

それにしても・・・やっぱ、くさいなぁ・・・なんて

言いながら家に帰った私達。チビが帰ってからの私は、

3人分の給食袋や水筒の片付け、夕飯の支度・・・それに花の水遣り。

とにかく大忙しなので、その外の漂う匂いの事はコロッと忘れていた。




いつものように6時に旦那を、近くのバス停まで迎えに行く。

そして帰るとすぐに・・・夕食タイム。

他愛無い事を話しながら、o(≧∇≦*o)(o*≧∇≦)o にぎやかな食卓。

そして片付けもそろそろ終わるか・・・その時だった。




未来が玄関の前で (・_・ ) ( ・_・)キョロキョロ




『何しとるん?』 

『お母さん、なんかくさくない?』

『あ~そうやったぁ~、今日は外がくさいんやって。
 風に乗ってぷわ~んって・・・』


未来はしつこく辺りを見回し、鼻をクンクンさせている。




ヾ(--;)ぉぃぉぃ あなたは犬ですか?




旦那も廊下に出て鼻を利かせる・・・。

『ほんまやなぁ、確かにくさいなぁ』

私はそれでもイオウの匂いだって、そう信じてたの・・・。

どこも噴火してないのに・・・。

















『お母さ~ん・・・これ、これ・・・
 この黒いの・・・(゚_゚i)タラー・・・』


















未来が何か、原因らしきものをつきとめたか?!




『 ( ̄△ ̄)エッ・・? 黒いもの・・・
 Σ( ̄ロ ̄|||)ハッ!?・・・まさか・・・』





私はその時点で原因はなんだったのか・・・

その黒いものとは、一体なんなのかを悟ってしまった。



















          うんこっ



















そう・・・それは・・・犬の・・・いやっ、猫かもしれないが、

確かに・・・うんこだった。←まさか人間の?(゜ロ゜)ギョエ!!

それからはもう・・・何が嬉しいんだか・・・









うんこっ うんこっ うんこっ









うんこコールが沸き起こってしまった我が家・・・。

くさいっちゅうのに、フェチな娘達は交代でそぉ~っとズックを

鼻にもっていってるしぃ。で・・・









『くっさぁ~いっ(≧∇≦)キャー♪』









┐( --)┌ ヤレヤレ くさかったのは外じゃなくて、

私達の周り限定だったのかよぉ。

なんで気がつかなかったんだろう・・・σ(*・_・*) ワタシッ

慌てて外にそのズックを投げるように追い出したけど・・・




時すでに遅し・・・




玄関にはもわもわと、雑食系動物のうんこの匂いが充満。

おいしいご飯の後の、うんこの香りってどうよぉ?!

くさいくさいって騒ぎつつも、そのくささの度合いが

やけに気になってしまうのってどうよぉ?!




足の裏のくさいのとか、汗のくさいのとか、

寝起きの息のくさいのとか、ゆで卵っぺのくさいのとか・・・

世の中に存在する我慢できない強烈なくさいものに限って、

気になってしまうってことない?









もしかしたら・・・鼻が曲がるくらい、くさいかもしれない・・・







そう思いつつ、σ( ̄。 ̄)もズックを・・・。









(>o<;))((;>o<) ゴホゴホ 
くっせぇ~っ