裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう・・・
恋をせずにいられない男と女のための恋愛小説9篇。
作者はこう語っています。
愛したことが間違いなんじゃない。
ただ少し愛し方を間違えただけ・・・。
寂しがる女の内に秘めた強さと、できる男の内に秘めた弱さが
ひしひしと伝わってきて、深く感動する1冊だと私は思います。
“父が帰る日”“口紅”“終の季節”“バス・ストップ”は
男の哀しさを、“僕の愛しい人”“濡れ羽色”“分身”は
ミステリアスでおもしろく仕上がっています。
この1冊はかなり満足できる1冊だと、私は皆さんにお勧めします。
ちなみに私・・・この1冊がきっかけとなって、唯川恵の小説に
どっぷりとはまってしまいました・・・。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
- 唯川 恵
- ため息の時間