夜、家事を終えるとみんな(義母以外)、2階のリビングへ移動する。
我が家の1階リビングは、ただの食卓としてしか利用しておらず、
いつも人の気配がない・・・。
2階のテーブルの私の席でくつろいでいると・・・
チビを先頭にぞろぞろとやってきた子供達←通称3バカトリオ!
・・・・・ピン!ときた。今日は母の日だ。
さてさて何をくれるんだ?←もらうつもり満々。
遥が夢をつんつんして、何かせかしている様子。
チビは一瞬、恥ずかしそうな顔をして、
大きく息を吸うと声高らかに、こう言ったのである。
『おかぁしゃん、いっちゅも・・・
ごはん、たべて・・・ありがとっ!』
ヾ(--;)ぉぃぉぃ それ違うやろ・・・。
夢・・・緊張したか・・・間違えてしまったようだ。
またしても遥につつかれて、いい直しをさせられる。
『おかぁしゃん、いっちゅも・・・
ごはん、ちゅくってくれて、ありがとっ!』
・・・・・母・・・・・ぎゅっとチビを抱き締める。
・・・・・あ~すばらしい母の日のひとこま。
そして未来。
『お母さん、いつもおいしいもの作ってくれてありがとう』
小さな花束をもらう。かすみ草とカーネーション。
手紙にはカーネーションの花がふたつ・・・( ̄ー ̄?).....??アレ??
セロハンテープで無理やりくっつけてある。?????
母 『これって、生花やなぁ?どうしたの?
これも買ったの?ぱくったの?』
未来『うっ・・・・・・(*゚~゚*) ちょっとそれには・・・訳が・・・』
母 『それにいつの間に買いに行ったの?今日?』
そういえば昼ご飯の後、遊びに行ってくる~なんて言って、
チャリだしてたっけ!でもこの寒い日に・・・。どこまで?
なんと自転車でポートンまで行ったらしい。
そして少ない小遣いから買えるものを探したそう。
私がなにより花束をプレゼントされるのが、
グッとくるってことを知っているようだった。
大事に自転車に積んで、
途中の公園で少し遊んで帰ってきたらしいが・・・・・。
今日は風がきつく、ときおり・・・とんでもない強風が吹いたりする。
なんとその風にあおられて買ったばかりの、
その小さな花束が、飛ばされてしまったと言うのだ。
慌てて追いかけたけど、一番大きな花がふたつ・・・
花首から折れてしまったそう。
なんだか・・・(゚ーÅ) ホロリ・・・
捨てるのも、もったいないしと、手紙に貼り付けたそうだ。
折れてしまったからと言って、
捨ててしまうような子じゃなくって、嬉しいな。
そして遥。『おかあさん、いつもいつも、ありがとう』
(o^-^o) ウフッ 妙に照れてる。 カワ*;゚+.(・∀・)゚;+.゚*ィイ!!
透明のガラスのびんにカラフルな色合いのキャンドル。
私はお香やアロマキャンドルが大好きで、
いつもどこに行っても、チェックを怠らない・・・。
・・・・・そこを見抜いたのであろう。
遥のプレゼントはいつもお香。
『いっつも一緒で悪いけど・・・』なんて言っている。
『 ウウン~(・。・。)(。・。・)~ウウン お母さん、好きやし嬉しいよっ!』
そして未来と遥の手紙にはいつもこう書いてある。
『いつもご飯の用意とか、洗濯とかしてくれてありがとう』
『手伝ってほしいときは言ってね。なんでもするから』
『いろいろな券をあげるよ。いつでも使ってね』
手紙と一緒にいろいろな券が入っている。
*お手伝い券・・・夢の子守りとかするよ。
*皿洗い券・・・お皿はいつもツルツル、ピカピカ。
*お使い券・・・近ければどこでも。
*肩たたき券・・・午前50回・午後75回。
*30分間全身マッサージ券・・・絶対眠くなる。
どれも使用期限が書かれている。5月20日・31日・2月9日・・・
なぬっ!2月? (*≧m≦*)ププッ
本来ならここで感動の涙を流すべきなんだろうけど、
・・・そういう訳にもいかない。
だってこの券・・・いざ、使おうと差し出すとおもむろに
『(ー△ー;)えっ、マジ?!!!
これ使うの~(`ε´)ぶーぶー』とくるからだ。
毎年、どっさりもらっても、たった1枚だって
ニコニコとやってくれたことがない。
使用期限はあっても、やる気はないって書くといいよ
・・・って教えてあげたいσ( ̄。 ̄)・・・。