「舟ふな」第3~6回 | 縁茶亭茶話

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地味に地道に生活している一般人が綴る、ごくごくありふれた日常

 すっかりさっぱりきれいに忘れ去っている方も多いと思いますが、ワタクシ、和泉流狂言師の先生から狂言のお稽古を受けております。

 曲は、『舟ふな』。

 私は太郎冠者(シテ)で、先生が大名(アド)です。


 そのちまちました進み具合をこのブログでも記録し続けてきたのですが、ここ数回は何だかんだで書きそびれ、気がつけば前回の記録を書いてから10ヶ月以上が経過してしまいました。(前回の記事はこちら

 もちろん、その間どれだけお稽古したか、各回どこまで進んだか、なんてことは、遠い記憶の彼方です。


 というわけで、本日のネタとするにあたり、お小遣い帳のお稽古代支出を確認してみました。

 それによると、前回の備忘録を書いてから今回までの間に、3回お稽古を受けていたことが判明。

 内訳としては、


 第3回 10月25日

 第4回 11月1日

 第5回 1月12日


らしいです。

 あまり行ってないですね。

 プロジェクトXYZ-typeMとかぶって忙しかったり、その後も風邪を引いたり地震があったりして、行くに行けなかったからな。

 各回の進度ももうわからないのですが、とりあえず第5回では、太郎冠者が「ふな」と読む歌3首を披露し、大名が「ふね」と読む謡を披露する直前まで進みました。




 というわけで、実に4ヶ月ちょっとぶりとなってしまったお稽古。

 第6回目ですが、曲はもちろん『舟ふな』の続きです。


 ……で、今日は復習だけで終わりました。

 だってね、4ヶ月ぶりですよ。

 その間、台本なんて読んでなかったんですよ。

 昨日と今日慌てて見直したくらいじゃ、台詞なんて頭に入りませんって。

 所作だって、まったく練習しなかったし。

『舟ふな』はそれほど複雑な動きはありませんが、それでも微妙なところがまぎらわしく、動きを間違えること多数。

 それ以上に、台詞が抜けること多数。

 とてもじゃないけれど、次になんて進めません。



 とりあえず今日受けた指導を簡単にまとめると、


・背筋を伸ばして遠くを見る。

・足はちゃんとすり足で。

・声は大きく、2字目を張る。

・扇を開く時、素に戻らない。型を守る。


ってとこでしょうか。(もちろんそれ以上にいろいろ注意されていますが、基本的なことの確認として)

 あ、それから、立ち位置についても指導されました。

 狂言の動きには型があり、それがきちんとしていれば、ちゃんと元の位置に戻るよう動きがすべて計算し尽くされているのです。

 そのはずなのです。

 が。


「○○(本名)さんさ、足の動き気をつけてね。

 何だか尺取り虫みたいに、だんだん前の方に出てきてるよ。」


 ――すみません気をつけます。




 そんな狂言ですが、実は私、辞めようと思っていました。

 仕事が変わり、時間的にも金銭的にもちょっと厳しくなったからです。

 ですから今日は、「『舟ふな』が終わったら辞めます」と言おうと思っていたのですが。


「あ、○○さん。千葉の素人弟子さんたち(縁茶的訳語)の発表会、いつか会場を借りて、全員参加でやるから。

 ○○さんは『舟ふな』ね。

 お稽古は遅くまでやってるから(ちなみに遅い人は22時半になるらしい)、気にしないで仕事帰りに来てくれても大丈夫よ」


 ……お稽古続行、確定……?

 っていうか、素人弟子の発表会って。

「入場無料にするから、お友だちたくさん呼んでね」とのことですが、狂言なんぞを観に来てくれるような奇特な友人など、心当たりがありません。

 まあ、どこまで本当かわからないので、決定し次第、個人情報がばれない範囲でこちらでも告知したいと思います。