いろいろな意味で熱中症 | 縁茶亭茶話

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地味に地道に生活している一般人が綴る、ごくごくありふれた日常

 さて、本日は父の日です。
 ということは、自動的にこの人のことをネタにしなければならないでしょう。


 父。
 このブログにも度々登場し、某所で「助演男優賞」を受賞してしまった(すみません、この言い回し採用です←私信)伝説の男。
 最近話題に上がっていませんでしたが、ちゃんと毎日顔を合わせています。
 ただ単に、ネタになるような言動をかましてくれなかったため、登場しなかっただけで。


 それはさておき、未だに親と同居しているパラサイトシングルな娘としては、やはり母の日・父の日には何か貢いでおこうかと考えるものです。
 しかし、母もそうなのですが、うちの父は物欲がなく――の割には、私と熾烈なお菓子争奪戦を繰り広げていたような気がしなくもありませんが、まあとにかく、少々意地汚くこらえ性のないところはあっても、特に自分から何かを欲する人ではないので、毎年なかなかに首をひねる問題となっています。

 ――で、考えるのも面倒になって、結局ケーキとか大福とかアイスとかに走ってしまう、というのが常なのですが。

 今年は少し趣向を変えてみました。
 ズバリ、今年のプレゼントはこれです。

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 携帯型熱中症計。

 最近発売されたらしく、新聞に掲載された記事を読んで、「これだ!」と思ったんですよね。

 5段階評価で熱中症の危険を教えてくれるというもので、朝も早くから趣味の畑仕事に熱中する父には、ちょうどよいストッパーになるのではないかと。


 余談ですが、18日にお稽古で千葉に出た時に探して歩いたのですが見つからず、その日の夜にネットで取り寄せました。

 配送予定日が20-21日となっていたので、間に合わなかったらアイスを買って帰って誤魔化すか――と思っていたのですが、無事に到着。

 間に合って良かったです。



 さて、帰宅後、地球に優しく家にあったL○ftの袋に入れ替えて「ん。」とプレゼントすると、父は早速開封し、説明書を見ながら使い方を模索し始めました。

 義理は果たしたからもういいや、と私は夕食タイムに突入。

 一心不乱に食べている私とは別の部屋で、どうやら父は電池の絶縁シートを外し、あれこれとボタンをいじっていたようですが――


「…………おぅ、」

「ご飯食べ終わってからね。」


 ごめんねお父さん、お腹空いてたの。

 それに、お母さんの作ったちらしずしが、とっても美味しかったの。

 人間衣食足りて礼節を知るものなの、だから少し我慢してね。



 さて、腹が満たされれば気持ちにゆとりも生まれるもので、私は改めて父の相談に乗ることにしました。


「これがよ、押したらすぐに鳴るんだけどよ……」

「どれどれ」


 ――この時初めて、携帯型熱中症計とは「気温が上がると自動的に警報を鳴らす」のではなく、「自分でボタンを押して危険度を確認する」ものであることを知りました。

 果たして父は、「ヤバイ」と思った時に、ちゃんと自分でボタンを押して危険度を確認するだろうか――と一抹の不安を覚えつつ、私も説明書で示されたボタンを押してみます。


 その瞬間、「ピーッ!」と鳴り響く警報音。

 そして、画面に表示される気温と危険度は。


「35℃で厳重警戒!? ありえねぇ!」

「壊れてるのか?」

「いや、さすがにそれは……」


 自分ではわからんと判断したのか、父は熱中症計を私に託し、フリーセルをするために2階のパソコン部屋へと去っていきました。

 居間に残った私は、『龍馬伝』をBGMに説明書を読み直し――ようやく原因を解明。


 どうやら父がずっと手に持っていたために、その熱で検知機能に狂いが出たのではないかと。


 というわけで、しばらくテーブルの上に放置しておきました。

 たぶん、明日には正常に作動するようになるでしょう。



 残る問題は、ちゃんと父が携帯してくれるかどうか。

 父よ、ちゃんと健康には気をつけて、元気でいてくれ。