ソーラーアークでの「出世」の表示 | 「私の羅針盤」

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ミラーダが占星術の研究発表をしているブログです。
ホロスコープは人生の羅針盤と言われます。一人一人が持つ「私の羅針盤」を使って自分の道を創りましょう!

この記事はオフィシャルホームページに掲載したブログを修正して再掲載しています。

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『ソーラーアークでの「出世」の表示』

 

 

お昼くらいに生まれた人は、出生図において、太陽はMCの近くに配置されます。

 

そのため、昼生まれの人は太陽がカルミネ―ト天体となることが多く、生まれながらにして自立心を持ち、自分の力で到達点に立った時に大きな喜びを感じる傾向があります。

 

お昼くらいに生まれた人は、自分の力で「社会的成功」を手にする可能性が大きい、と言えるかもしれません。

 

お昼から夕方くらいまでに生まれた人は、太陽は8ハウスか9ハウスに入るでしょうか。

この人たちのプログレス太陽は、生きているうちにMCに到達するでしょうから、人生の中で、「社会的成功」を経験する可能性があります。

 

いずれにしても、本人の努力があってこそ成し得ることではあります。

星たちはいつも私たちの味方ですが、努力をした人に限ってギフトを与えてくれます。

 

さて。

お昼の時間帯に生まれた(MCと太陽の合、カルミネ―ト太陽)ある男性の例です。

「社会的成功」を手にした時のソーラーアークで、大きな表示が3つあった例をご紹介します。

 

1つは、ソーラーアーク太陽がネイタル冥王星と合。

社会的地位が徹底的に変化する、と読めます。しかも冥王星ですから、支配する立場、トップの立場を示唆します。

 

2つ目は、ソーラーアーク冥王星がネイタルのアセンダントに合。

全く新しい人生をスタートさせる、と読めます。

 

3つ目は、ソーラーアーク金星がネイタルのMCと合。

社会的成功、繁栄と読めます。

 

この時、ソーラーアークMCがネイタルのドラゴンヘッドと合、ということも加味すれば、このタイミングで、職業上で最高の地位に立った、宿命的な人生の到達点に立った、と言えるでしょう。

 

この人物は、自分の力だけで頂点に立ったわけではなく、ネイタル冥王星が11ハウスにあり、仲間の支えのおかげで頂点に立たせてもらったことも事実としてあるようです。

 

そして、自分に適した業界や職場で働いていた、ということも大きな要因となっていると思います。

 

心理学者のユングの言葉で、『個人の特性はすでに子供時代にある要因である』というのがありますが、生まれ持った性質や幼少期の過ごし方で、その人の運命は決まっている、ということは、否定できないかもしれません。

才能が開花するためには、「種」が必要だし、「種」がなければ芽も出ません。

繰り返しますが、本人の努力があってこそ。種子を育てる努力がなければ、花は咲きません。

 

与えられた運命を受け入れ、その中で自分がどのように生きるか、どのように自分を表現して行くか、ということを考えながら生きることが大切なのではないかな、と思います。

希望通りではなくても、何かしらの種は誰もが持って生まれてきています。

 

自分を知るツールとして、ホロスコープは役に立つ「人生の羅針盤」であると思います。他にも自分を知るツールがあれば、積極的に使って行くことが有益なのではないでしょうか。

どんな種子を持って生まれてきたのか、知ることができるかもしれません。

 

ミラーダ