ドラコニック・チャートは内なる自己を示す | 「私の羅針盤」

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ミラーダが占星術の研究発表をしているブログです。
ホロスコープは人生の羅針盤と言われます。一人一人が持つ「私の羅針盤」を使って自分の道を創りましょう!

この記事はオフィシャルホームページに掲載したブログを修正して掲載しています。

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『ドラコニック・チャートは内なる自己を示す』



なぜ「ドラゴン的」チャートと呼ばれるのか


ドラコニック・チャートとは、ドラゴン・ヘッドの位置を牡羊座0度にして作るチャートです。

ドラゴン・ヘッドとは、ノース・ノードの別名で、「月の軌道」と「太陽の軌道」の「交点」のひとつです。


北の交点(ノース・ノード)がドラゴン・ヘッド、南の交点(サウス・ノード)がドラゴン・テイルで、ここに「月と太陽」が来た時に、日食と月食が起こります。

 

太陽と月が合(新月)で、同時に、ノース・ノードかサウス・ノードに合の場合に、日食。

太陽と月が衝(満月)で、同時に、ノース・ノードかサウス・ノードに合の場合に、月食。

 

日食や月食では、その現象から、天にいる「竜」が太陽を呑み込み吐き戻す、という神話が古代にあり、そのため、月のノードに「ドラゴン(竜)」という名称があてられているそうです。


なお、「竜」は英語では「ドラゴン」ですが、ラテン語では「ドラコン」となるため、「ドラゴニック」と言う人と「ドラコニック」と言う人がいるようです。



ドラコニック・チャートが示すこと


ノード(ノース・ノード、サウス・ノード)(ドラゴン・ヘッド、ドラゴン・テイル)は、惑星ではなく「点」ですが、カルマ、魂、転生、潜在意識と関係する事象を示すと考えられています。


ノース・ノード(ドラゴン・ヘッド)は未来志向のそれ、サウス・ノード(ドラゴン・テイル)は過去のそれを示すことが多いようです。


そのため、ドラゴン・ヘッドを基準として作られるドラコニック・チャートは、内なる自己や魂、隠された性質などを示すと言われています。



ドラコニック・チャートとネイタル・チャートの違い


実際のドラコニック・チャートにおいては、惑星はネイタルと同じ「ハウス」に入りますが、「サイン」と「度数」はネイタルと変わります。

 

例としてミラーダのチャートでは、惑星のサインはガラッと変わるものの、エレメントはライツを含む10惑星中8惑星が変わらないため、全体的な雰囲気はあまり変わりません。
ネイタルでもドラコニックでも、「地が強く、火が弱い」です。


ただ、同じエレメントに属するとは言え、サインが持つ特徴は異なるため、やはり、ネイタルで縁のないサインにドラコニックの惑星が入るというのは戸惑います。

 

私のネイタルでは、月とMCが蠍座21度台で合となっていて、「蠍座の月」が重要な意味を持つのですが、これらはドラコニックでは魚座になります。

同じ水でも蠍座と魚座ですから、寄り添うだけでなく、慈愛の心を持つことの意義を問いかけられているように感じます。

 

また、太陽はネイタルでは乙女座ですが、ドラコニックでは山羊座になります。
どちらも地のエレメントですので、「地に足の着いた生き方をする」という点では同じです。
しかし、取り越し苦労が多い乙女座的生き方をしている私のどこに、山羊座の冷静沈着さや行動力が存在するのだろうか、と不思議です。

私のネイタルでは、山羊座には惑星も感受点も何もなく、しかも、12ハウスカスプなのです。
自分の中にある山羊座の性質を認識しにくい、ということが、ドラコニックの山羊座を受け入れにくくしている理由なのかもしれません。

 

しかしそれこそが「ドラコニック・チャートの使い方」のように思うのです。


実は、ドラコニックでは、太陽をはじめとする4惑星が山羊座に入るのです。
乙女座だけに支配されず、自分の中にある山羊座を開拓していけば、物事を”結晶化”させる力の恩恵に与れるかもしれない。

素質は持っているのだから頑張りなさいと言われているように思うのです。



ドラコニック・チャートの活かし方

 

占星学では、あらゆるもの、性質が異なるものも統合して、「ひとつにする」ことの重要さが説かれています。
人間は矛盾だらけです。それはネイタルにも表れています。強いという表示と弱いという表示、穏やかという表示と怒りっぽいという表示が、一人のネイタルに表れることもあります。
どちらの性質も持っている、それは特徴であり、否定するものではありません。せっかく持っている特徴を、どのように活かしていくか、と考えることが大切です。
与えられたものはすべて自分であり、成長のために必要なテーマです。

 

「自分」を完成させる、という目的の下、我々は生きています。
ネイタル・チャートが示している「自分」を知るのは、「自分らしく生きる」ためです。
ドラコニック・チャートが示す「内なる自己」を知る目的も同じ、自分らしく生きるためです。

自分を知り、自分をひとつにして行く努力は、自分でしかできません。
そのための参考資料となるのがホロスコープなのだと思います。


知ることや、受け止めることはもちろん重要なことですが、自分の欠けた部分や弱い部分を成長させる努力も必要なのだと思います。


その努力をしていくことが、「前向きに生きる」ということなのではないかなと思っています。

 

ミラーダ

 

 

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下記のアメブロでも

ドラコニックについて書いています。

 

 

なお、現在ココナラでは、ドラコニックの鑑定サービスはオープンしていないのですが、ご希望がありましたら承ることができますので、ご連絡ください。


感謝。