「将来のために勉強する（した方がいいと思う）」
これ、うちの長女の言葉です。
でも、この言い方だと、たぶん勉強しないでしょう。
本人はやろうと思っているにも関わらず、です。
その原因は「将来」という言葉のあいまいさにあります。
「将来」って何？
「将来」という言葉は、とっても曖昧です。
何年後？
どんな未来？
何についての未来？
どんなことをするため？
何も明確ではありません。
明確ではないものに向かっては、行動はできませんね。
では、どんな未来だったら行動できるのでしょうか。
それは、「具体的に、ありありと想像できる未来」です。
具体的にありありと想像できる未来は実現する
例えば、「今年の11月●日にピアノのは発表会がある」としましょう。
とっても具体的。
日にち、場所、演奏する曲目も決まってる。
なんなら、前後に演奏する人が誰か、どんな場所でどんな服で演奏するのかも決まってる。
現状、どれぐらいその曲を弾けるかも把握しているでしょう。
この「ピアノの発表会で演奏する」未来に向かっての行動なら、分かってきますよね。
毎週のピアノのレッスンの課題を着実にこなす。
そのために毎日ピアノの練習をする。
練習の具体的な方法は～～。
ね。
「具体的」で「ありありと想像できる」。
「今」と「未来」がつながっています。
でも、欲しい未来がいつもこう想像できるとは限りません。
お金と時間に余裕がある未来が欲しい。
ありありと想像しようとしても、その状態になったことがないから、どうしてもはっきりとイメージできない。
そんなときはどうすれば良いのでしょうか？
「体験」の先取をする！
それは「体験の先取りをすること」。
例えば、時間とお金から自由になっている未来が欲しい時。
それを達成した暁には、どんなことをしている自分がいるでしょうか？
何をして過ごしているでしょう？
どんな未来ならわくわくしますか？
こっそりニンマリしちゃうような未来。
思い描くだけで楽しくなっちゃう未来。
それを想像して、その時の自分が身につけていたり、いる場所、使っているだろう物、などを実際に触りに行く。
「体験」しに行くんです。
お気に入りの椅子に座って優雅にお茶を飲んでいる未来なら、実際に椅子を探しに行ってみる。
ホテルのラウンジやおしゃれなカフェでお茶してみる。
体験して、「あ～！これこれ！」と脳に感じさせる。
すると、欲しい未来をすでに先取りして「体験」しているから、そうあるように脳が情報を集め始めます。
想像するより何より「体験」が強烈に脳に刻まれるからです。
自分でも「将来」のようなあいまいな未来ではなく具体的にイメージできているので、行動もできるようになります。
もし、それでも行動できない場合は、その未来が本当に望むものではないのかもしれません。
「しっくり感」が大事
未来の体験を先取りしてみたけど、どこかしっくりこないなら、自分が納得できるものを探してみましょう。
ナチュラルな椅子と机がいいと思っていたけれど、実際に座ってみたら何か違った。
もっと豪華な感じの家具の方がワクワクした。
それなら、この豪華な家具が似合う部屋も欲しいな、となる。
それってどんな部屋？
想像し、体験してみる。
自分で「あ！これ！」としっくりきたものなら、動き出せるはずです。
まずはニンマリしちゃう未来をイメージ！
まずは「こうなったらいいな」と思わずニンマリしちゃう未来をイメージしてみましょう。
よくわからなかったら、出かけてみて、自分の心の琴線に触れるものを探してみてもいいですね。
私たちの脳はとっても優秀。
「体験」でしっかり感じて、望む未来に動ける自分になっちゃいましょう。
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