都会のロビンソン・クルーソー

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)

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坂口 恭平
河出書房新社
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内容

台東区隅田川。
とあるブルーシートのお家を密着取材。
そのお家は、住人の知恵と経験で作られていた。
そして何と、家を立てたり補修したりする費用はゼロ円。
材料は全て拾ってくる、そんな脅威の生活の詳細を綴る。



感想

都会にロビンソンクルーソーがいたんだなあという印象。
といっても食材は購入されているようですが・・。

これ以上ハコモノはいらない、
自分の生活の範囲で自分で作り上げていく家、
を模索し続ける筆者。

この本の時点では、筆者自身も自分の考えがどう流れていくのか
迷っている風にも感じられます。
なので、その後に書かれた本についてもこれから読んでみたいです。

本が書かれた当初（2011年）はキワモノ的な扱いもあった様ですが、
ミニマムに生きたい、と願う人が増えている今、
受け入れられる土壌は更に広がっているのだろうと推測します。