スプリンターズ 7人の自分 | m-memo

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ネタバレだらけの映画メモ。

忘れ易いので自分用にメモしてます。
ネタバレ部分は詳細を記載することもあれば、
二言三言のこともあります。

 

■あらすじ
10年以上前のことが思い出せず、時々妙なものが見えてしまうダリウスは、刑事の仕事を休職。一緒に暮らす老婆の世話をしていたが、とある殺人事件の捜査に呼び出される。そこで見たのは、自分と瓜二つの遺体。復職して捜査に当たるダリウスだったが、他にも自分と似た人間が何人も存在することや、自分とそっくりの男が再び殺されたことから、自分を含めた似た誰かが、何者かに狙われていることに気づく。身の回りのものから調べることにしたダリウスは、公共図書館にいる老人から、自分の腕に出現した謎の渦巻き状の記号が、ギリシャ語でへそを意味する“オンファロス”の象徴だと教えられる。ダリウスはオンファロスについて調べるのだが…。(動画配信サービス作品頁より)

 

■ネタバレ
*10年以上前のことが思い出せず、時折奇妙なものが見えてしまう刑事ダリウスは休職中。しかし自分と瓜二つの遺体が見付かり、復職することに。

*更に自分に似た男が死ぬと、ダリウスの前に[友人]を名乗るジョン・ルカという男が現れる。2人でオンファロス(タイムマシン)計画の開発者フィオドールに会いに行くと「君達はタイムトラベラーだ」と告げられる。
*サーカスを営むフィオドールの兄が彼等を買い、その後2人はオンファロスへやって来た。フィオドールの語る内容はダリウスの記憶にないが、それは「分裂した人間は記憶に障害を持つからだ」と説明される。ダリウスは心にヒビがあったため、時間移動した時に別々の7人に分裂したのだ。(ルカは1人のまま。)
*「内なる葛藤を持つ者は、タイムトラベルで分裂する」とフィオドールは言う。そしてその内の1人が、自分自身を狙う殺人鬼[シールX]となった。その存在こそが、宿主を殺すウイルスのように世界の秩序を破壊している。シールXは先ずオリジナルである[ダニエル]を殺した。若い頃、彼が恋人アリースとのドライブ中に。
*フィオドールは「過去に戻っても無駄だ、遣り直せない」と言う。それでもダリウスがアリースに会いに行くと、本来ドライブ中に死んだのはアリースだったと分かる。ダリウスは自分が分裂するより前、フィオドールがオンファロスを開発する前へと時間を遡ることを決意。面倒を見ている老婆へ別れを告げて旅立つ。(老女は若い頃のダニエルとアリースの写真を持っている。)
*ダリウスを送り届けたルカは「フィオドールと自分を殺せ」と促す。オンファロスがなければ時間旅行はなく、オリジナルも分裂しない。ダリウスは断片であり、別の自分と一緒になるのだ。そこへシールXが現れ、ルカを殺害。
*ダリウスはシールXと揉み合い、どうにか倒す。「また会おう」と言い、絶命するシールX。1人残ったダリウスは、過去のフィオドールが居るホテルへ向かう。ルームサービスに毒を仕込み、フィオドールの死を見届けると、オンファロスの計画書を暖炉に焼べる。そして自分も毒を呷る。
*若い頃のダニエルとアリースがドライブしている。どちらも死ぬことなく、車を走らせる。「僕は死んだ?彼女と一緒に居る?答えはYesとNo、同時に起きてる。両方の破片を同時に持てないだけだ」やがてヒッチハイカーの黒い影を通り過ぎると、助手席のダニエルが振り返る。

 

■雑感・メモ等
*映画『スプリンターズ 7人の自分』
*動画配信サービスにて鑑賞

*タイムトラベル系SFサスペンス

*設定に惹かれて鑑賞したものの、アート色強めで雰囲気重視、断片的で娯楽性低め。もう少し親切心が欲しい。

*見ている最中から割と意味が分からなかったので端折ってまとめたけど、お陰で益々意味が分からないよね。

*最後の台詞は割と好き。