■あらすじ
2人の姉妹が人里離れた美しい場所へダイビングに出かける。しかし、ダイビング中に突然落石に見舞われる。妹のドリューは無事回避できたが、姉のメイは落石に当たり水底へ沈んでいってしまう。メイは海底28m下に閉じ込められ、身動き出来ない。酸素レベルが危険なほど低く、低気温なため、メイが助かるまでのタイムリミットは25分。ドリューは地上へ極限状態の中、ドリューはメイを救出するため命を懸けて奮闘する。（メーカーサイトより）
■ネタバレ
＊ダイビング中の姉妹が落石に見舞われる。姉が岩に挟まれ、水深28mの海底で身動き出来なくなる。妹が浮上し予備タンクを運ぼうとするが、岩陰に置いていたタンクや携帯電話・車のキーは岩の下に埋まっている。車の窓を割り、別の予備タンクは確保。しかしトランクが開けられず、ジャッキが取り出せない。
＊地図を見ると、少し離れたところに建物がある様子。妹がその場所へ行ってみると、そこには古びた教会のような建物が。人の気配はなく、窓を割って侵入。地図に事故現場の位置や、助けを求める内容を記載して置いていく。
＊教会から持ち帰った金槌も役に立たず、妹は車を押して崖から落とす。漸くトランクが開くが、中にジャッキはない。古い［落石注意］の標識の支柱を入手し、梃子として使用するが折れてしまい岩は動かせない。
＊最終的にはパンク修理剤を活用しつつ、BCジャケットを岩に差し込み膨らませて、姉が岩の間から脱出。2人は無事帰還。（救助について通報された気配はなし。）
■雑感・メモ等
＊映画『DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望』
＊レンタルにて鑑賞
＊ドイツ製スリラー。スウェーデン映画『サイレント・ウォーター』のリメイク。大筋は殆ど同じながら、色々端折られて薄味になっている。
＊相違点は、オリジナルでは妹が岩に挟まれ、リメイクでは姉が挟まれる。クリスマス休暇のノルウェー海底33ｍが、夏のバカンス海底28ｍに。姉妹の名前はイダとトゥーヴァからメイとドリューに。助けを求める対象が小型飛行機から船に。侵入するのが民家ではなく教会らしき建物に。
＊オリジナルには姉とその子供の日常・妹の潜水の仕事・立ち往生した車への手助け（ここでジャッキを使う）・母との合流・傍に居る犬クヌート（煙草か或いは他の何かを食べさせる・酷い）・余所の犬殺害（更に酷い）・位置確認用のケミカルライト、といった描写がある。姉妹の会話もオリジナルの方が自然。
＊リメイク独自のエピソードは車を転落させることくらいかな？寧ろオリジナルの幕切れなら車が壊れてても助かりそうなんだけど、リメイクの姉妹はあれで問題ないのか。
＊オリジナルの監督ヨアキム・ ヘデーンは、今作でも脚本としてクレジットされている。