ジョーズ・バケーション | m-memo

m-memo

ネタバレだらけの映画メモ。

忘れ易いので自分用にメモしてます。
ネタバレ部分は詳細を記載することもあれば、
二言三言のこともあります。

 

■あらすじ
ジェイリンとカイルの夫婦は、ベトナムにバカンスに来ていた。流産し落ち込んでいたジェイリンを気遣い、カイルが旅行をプレゼントしたのだ。水上コテージで穏やかな時間が流れるが、ジェイリンの心の傷はまだ癒えてはいなかった。その夜、巨大な嵐が海岸を襲う。深く眠りについていたふたりが気付いた時には、浜辺に戻ることは不可能だった。そして、荒れ狂う波にのまれ、コテージは海に投げ出されてしまう。嵐が過ぎ去った頃には、半壊したコテージは沖まで流されていた。周囲を見渡しても陸地が見えない。ふたりは励まし合うが、救助は一向に現れない。そして、怪我をしたカイルの傷口から血が溢れ、海に流れ出ていた―。(メーカーサイトより)

■ネタバレ
*ベトナム旅行中の夫婦カイルとジェイリン。2人は海の沖、水上のコテージに居る。自然は豊かだが、携帯電話は繋がらない場所だ。
*ジェイリンは水中出産で大量出血、死産を経験した。2人にとっては傷心旅行だったが、水の多い環境は今のジェイリンは不向きだったようだ。更にカイルが岩場で怪我をして、出血を見たジェイリンは不安定な状態に。カイルは「予定を切り上げて、明日には帰宅しよう」と提案する。
*夜になると嵐が近付き、施設スタッフから「別の部屋に変わりますか」と確認の電話があるが「このままで良い」と返事をする。
*その後、嵐でコテージが壊れて沖へ流される。建物の形はある程度残っている状態だ。陸地での避難で精一杯で、施設スタッフはこちらの状況に気付いていない。泳いで陸を目指すしかない。しかし夫が骨折したので、一晩コテージの残骸で過ごすことに。
*翌朝にはすっかり陸から遠離っている。「昨日の晩、岩場から助けを呼べば助かったかも」とヒステリックに叫ぶ妻。夫はどうにか妻を落ち着かせ、使えそうな物資を彼女が集めることに。コテージの床部分にペットボトルや鞄が引っ掛かっており、2人はひとまず水分補給が叶う。しかし他には出来ることもなく、2人はただ漂い続ける。
*やがてヘリの音が聞こえる。ペットボトルで太陽光を集めて燃やし、煙を出そうとするが失敗。またヒステリックになる妻。次は遠くに船が見える。夫は弱っている。再度火を起こし、今度は成功。しかし船が遠離る。妻は「もっと燃やして」と絶叫する。結局炎が燃え移ってしまい、コテージの残骸を失う。
*瓦礫に掴まって漂う2人。やがてサメの気配がする。夫の怪我のせいで、血に誘われているのか。幾らか大きめの板に乗り上げて、更に大きな床板を目指して泳ぐことに。懸命に泳いで、2人がどうにか横たわれる床板に辿り着く。実は接近していたのはイルカで、2人は安堵する。
*海を漂いながら「こうなったのは私のせいだわ、私がトラウマを抱えたばっかりに」と謝罪する妻。「僕も努力不足だった、PTSDの君に向き合わなかった。離婚も口にした」と夫が答える。想い出を語り、互いに笑い合いながら、次第に衰弱していく夫。「君に出会えて良かった」と言う夫を抱き締め「私達は死なないわ」と妻が繰り返す。
*やがて本当に複数のサメが接近。サメが2人の乗っている板を破壊、夫婦は離れ離れになる。水に落ちる夫に襲い掛かるサメ。妻が板きれを武器にして必死に応戦。何匹かは倒すが、未だサメが近くに居る。割れた床板に乗り上げ、妻は夫も引き上げようとする。夫は辛うじて板に掴まっているが「2人は乗れない。君は逃げるんだ、早く漕げ」と促す。妻は板きれを今度はオールにして、漕いでその場から離れようとする。
*失神したのか、妻が意識を取り戻すと夜になっていて、いつの間にか砂浜に居る。折角陸地に辿り着いたのに、夫の脚はなくなっている。彼はもう死んでいるのだ。気落ちした妻は夫の幻覚を見て「生きろ」と言われる。
*再び目を覚ますと、夫が2匹のサメに喰われている。理不尽な光景に苦悶の表情を浮かべるジェイリン。やがてそのサメが彼女の方へと向かう。逃げようとすると岩場で足を切り、そこへ襲い来るサメ。足を噛まれるが、ジェイリンは珊瑚を掴んで立ち向かう。珊瑚でサメの目を抉り、何とか撃退する。
*小さな島で気絶するジェイリン。目を覚まし、浜辺を歩いていると漁師を発見。彼は大きな桶のような物に乗って眠っている。言葉は通じないが助けを求めると、釣り針で足の怪我を縫ってくれる。ジェイリンを桶で休ませ、漁師は仕掛けを回収するため海へ潜る。
*やがて水面に浮かぶ千切れた腕。先刻サメが居ると漁師に訴えたが、互いの言葉が分からず通じなかったのだ。腕をなくした漁師が、助けを求めて海面に浮上。ジェイリンが彼の残っている腕を掴んで引き上げようとするが、2人共海へ落ちてパニック状態に。漁師はジェイリンの頭を押さえ付け、ジェイリンは漁師を押し退けて桶に繋いでいるロープを掴む。ロープを辿ってジェイリンが先に桶に到達。再び漁師を助けようとするが、その下半身にサメが喰い付き、彼は海に引き摺り込まれる。
*桶の中を探ると、スクリューを発見。桶に取り付けて移動するのだろう。ジェイリンはエンジンを始動し、襲い掛かるサメをスクリューで攻撃して見事に撃退する。しかし、再度襲ってくるサメ。大きなジャンプの衝撃で桶が転覆、ジェイリンはまた海の中へ。
*伏せた状態の桶の内部で、先刻も掴んだロープに手を伸ばすジェイリン。ロープの先には碇が結ばれている。彼女はロープを引き上げては足に巻き付けていく。サメが彼女に襲い掛かった時、丁度良い位置にあったのだろう、碇がサメの口に突き刺さる。碇の重みで、サメが静かに沈んでいく。
*碇を外したことで、桶は幾らか沖へ流されている。逆さまになったままの桶に乗り上がるジェイリン。陸では他の漁師達がその様子に気付いたようで、恐らく助けが来るだろう。彼女の傍には「この先危険」と書かれたブイが揺れている。

■雑感・メモ等
*映画『ジョーズ・バケーション』

*レンタルにて鑑賞
*アリシア・シルヴァーストーン主演のサメサバイバルスリラー
*鮫よりも主人公のヒステリックな挙動の方が印象的。本当に喧しい。コテージ丸ごとの遭難もなかなかダイナミック。
*前半は全然サメが出ないので邦題は勝手に[ジョーズ]と銘打っているのかと思ったけど、原題はフランス語でサメのことらしい。