■あらすじ
バチカン伝承のエクソシスト軍団として知られる5人の神父。悪魔祓いの腕は超一流で、教会からも一目置かれる彼らだが、仕事以外では酒やドラッグ、セックスに暴力行為など、あらゆる問題行動を起こす“破天荒”な問題児だった。ある日、彼らは悪魔祓いの依頼を受け一軒の家を訪れるが、対峙した悪魔はあまりに強大で、伝統的な悪魔祓いでは一切歯が立たない。そして悪魔は人から人へと乗り移り、ついには仲間の一人に憑りつくと、そのまま地獄へと姿を消してしまうのだった。連れ去られた仲間を救い出すためには、神父たちもまた、悪魔の後を追うしかない。意を決した彼らは、それぞれの武器を手に取ると、地獄へと続く炎の中へ足を踏み入れる…。(メーカーサイトより)
■ネタバレ
*聖アウグスティヌスブルックス教区に、悪魔祓いの専門家[ヘルベンダーズ]が居る。彼等は最悪の場合には憑依させた上で自殺すると言う方法で、悪魔を地獄へ戻す。憑依させるために、そして自分が地獄へ行くためには日々罪を重ねなくてはならない。現在[罪のノルマ]を達成しているのはリーダーのアンガスと、メンバーの中では比較的常識人のスティーヴンだけ。[大食][怒り][高慢]と言った罪をこなしたスティーヴンは、[肉欲]のみのラリーに「1年前の浮気だけでは地獄に行けない」と指摘する。ラリーの浮気は正確には11ヶ月前、相手は同じヘルベンダーで紅一点のリズだ。彼女もまた天罰には程遠い。「軽罪ばかりだ」と言うスティーヴンに「私は女よ、行いは全て罪深い」と返すリズ。
*今日はアンガスの誕生日で、皆でパーティを企画している。中からストリッパーが飛び出すケーキを準備して、調子外れな歌で祝っていると電話が鳴る。相手は司教で、悪魔祓いを指示されるヘルベンダーズ。結局ストリッパーが飛び出す前に、アンガスとラリーは電車に乗る事になる。
*現場に到着すると、憑りつかれて狂暴になったベルナール・ワインバーグと言うラビが「俺の主は何処だ」と人ならざるものの声で喚いている。居合わせて指を噛み切られた被害者が居るらしく、アンガスとラリーはエルロッド警部から指の回収を頼まれる。「耳も落ちている筈だ」と言われて建物の中へ入ると、ワインバーグが襲い掛かってラリーの指をへし折る。聖水が尽きてラリーも姿を消したため、アンガスは自分に憑依させようとする。「私を奪え」と声を張り上げナイフで自分の喉を切り裂こうとしていると、大判の欽定英訳聖書を探し出したラリーが戻って来て、聖書でワインバーグを殴打する。
*ワインバーグが弱ったところで手錠を掛けると「私はスルトの猟犬に過ぎない」と言う。「獲物を追い込むのが役目、私の主は何処だ?」ワインバーグは口から銀の鎖を吐き出す。「30個の銀はお前へのご褒美だ。私の主が聖職者を欲している。愚鈍な神の使いをな」自分の指を齧って手錠を外してしまうワインバーグ。慌てて駆け寄ろうとしたラリーの足首に手錠を掛けて、床を引き摺って行く。部屋の隅で足の指を次々に噛み切られ、絶叫するラリー。
*アンガスは消火用スプリンクラーに向かって詠唱し、ライターを近付ける。すると聖水と化した水が撒き散らされて、憑りつかれたワインバーグの肌が灼ける。漸く正気を取り戻したワインバーグは「この街が、国が焼けるのを見た。スルトが門を開いて炎に包まれるんだ」と言う。「スルトって秘教の一種か?」と訊くラリーに、アンガスは「スカンジナビアの古い神だ」と答える。教会へ戻るとアンガスは、銀の鎖を棚に仕舞う。その棚には過去の悪魔祓いで吐き出された[超自然物体]が保管されている。
*ヘルベンダーズの面々が酒や大麻で怠惰に過ごしていると、クリント・ラピエルと言う男が訪ねて来る。彼は司教区から後援されているらしい。ヘルベンダーズには正式な記録が存在せず、彼等の住む建物を片付ける予定だと言う。クリントは上級助祭との面会を希望するが、アンガスはスルトの件に没頭しており聞く耳を持たない。ラリーに向かって「古期ノルドの黙示録では聖職者がスルトの標的だった。しかし数字が狂ってる、30年前に現れた筈だ」と捲し立てる。同時にラリーは妻ペネロピにも責め立てられている。夫が教会に入り浸りで、家に帰らないために押し掛けて来たのだ。
*アンガスと話が出来ないため、クリントは他のメンバーに質問しようと試みる。しかしメイコンは連れ込んだ男とベッドに入っていて、こちらも話にならない。エリックはクリントに攻撃的な態度で、レンガを叩きながら「拳を鍛えてるんだ」と威嚇するような表情を見せる。
*クリントは[罪元帳]を目に留める。それは大きく厚みがあり、誰がどんな罪を犯したのか記録されているものだ。「これで断罪の準備をする。七つの大罪と十戒だ」と話すスティーヴン。少なくとも全員、4~6の罪が必要だ。「君等は聖職者の筈だ」とクリントは驚くが、これは追放不可能な悪魔への核となるオプションなのだ。全ての方法を試し、それでも駄目なら憑依させて自殺して、地獄へ道連れにする。道徳的にも堕落していなければ憑依されない。
*罪元帳を眺めたスティーヴンは、改めてラリーが手を抜いていると感じる。罪元帳を抱えてラリーを問い詰めようとするスティーヴン。エリックはスティーヴンの背中に「盗むから記録しておけ」と声を掛ける。彼は超自然物体の保管棚から、銀の鎖を盗み出す。
*ラリーはスルトについて調査を進めて、アンガスに報告する。古い書物から「罪の渦で地獄の門が開き、血の生贄で門は広がる」との記述を見付けたのだ。地獄の門が開いたなら、憑依させて自殺するしか方法はないだろう。そこへスティーヴンがやって来て、ラリーの怠慢を責める。「罪を犯しまくってる」とラリーは反論するが、アンガスは「軽罪では意味がない、罪の質が重要だ」と詰る。「メイコンとアナルセックスしたら許す」と下剤を差し出すアンガス。そこへ新たな悪魔祓いの指示が入って、ラリーは胸を撫で下ろす。
*指示された内容によれば「ホビックと言う女性が悪魔を相続した」のだと言う。アンガスはリズとメイコンを現地へ向かわせる事にする。クリントは「行かせないぞ、教会の名を騙るな。人類・法・神に対して失礼だ」と捲し立てる。「君達の辞任を見届け、安息日までに破門してやる」と息巻くクリントを尻目に、準備をするリズとメイコン。日頃からリズに言い寄っているエリックが、盗んだ鎖を「お守りだ」と手渡す。
*ホビックの夫アクセルは、聖アンブロシウス長老教会の牧師だった。長老教会は悪魔祓いに懐疑的であるようだ。3日前に夫が死亡し、ホビック夫人が建物を相続した。記録を調べたところ、30年近くも地下室に幽閉されていた男[マン・チャイルド]が居たと分かった。憑依された6歳の少年を救う事が出来ず、アクセルが監禁したのだ。
*リズとメイコンが地下室に入ると、首輪を着けられた男が啜り泣いている。首輪は鉄製で、古代欧州の拘束の呪文が刻まれている。男の肉体が監獄なのだ。憑依された時に6歳だったためか、部屋には玩具やバット等が置かれている。男に憑依しているものの正体を探ろうと「名前を言え」と命じるリズ。男は「神より強いものだ。お前等はもう俺のものだ」と言う。正体が分からないまま悪魔祓いを始めると、自分を繋いでいる鎖でリズの首を締め上げてくる男。メイコンも頭を掴まれ、壁に顔面を擦り付けられる。繰り返し擦られて顔の皮膚が傷付き、壁が血に染まる。更に怪力で投げ飛ばされるメイコン。キレたメイコンが男をバットで激しく殴打し、悪魔祓いが続行される。
*憑依を解くために首輪を外すと、男に憑りついたものは「これで自由だ」と喜ぶ。その正体こそスルトだった。アンガスの言っていた通り30年前に出現していたが、アクセル牧師が封じていたのだ。リズ達はどんな方法でも対処出来ず、聖書が燃え上がる。殴られたリズが気絶すると、スルトはメイコンに憑依。地下室の部屋から出るが、外へ繋がる扉には鍵が掛かっている。スルトは通路で待機していたホビックの身体に移動、鍵を入手して外へ出る。
*意識を取り戻したリズがホビックに追い付いて、自分に憑依させようとする。首筋を切ろうとしていると、スルトは彼女のネックレスに気付く。ワインバーグが吐き出した鎖だ。「俺の首飾りを着けてるな」と嗤って、ホビックからリズに憑依するスルト。スルトとなったリズはメイコンを捕まえて歩道橋まで引き摺って行き、眼下の地面に向かって投げ飛ばす。道端で茫然としているホビックにリズが耳打ちすると、未亡人は恍惚とした表情で「明日よ」と呟く。地下室では男が「ママ」と繰り返しながら泣いている。スルトとなったリズはそのまま姿を消す。
*メイコンはどうにか生還したが満身創痍だ。アンガスは「病院は悪魔の売春宿だ」と言い、全身包帯だらけのメイコンを退院させてしまう。スルトに一度は憑依され、リズの言葉を聞いたホビックは「救世主が私の中に居た。お前等の神は弱くて傲慢。夜明けの後スルトがこの世を燃やし、そこに繁栄がある」と話す。アンガスは「リズは死んだ。彼女は自殺する勇気がなかった。どんな犠牲を払っても、悪魔を送り返す」と言う。彼はリズを殺すつもりらしいがラリーは諦められず、どうにか取り戻したいと考える。
*リズは行方不明だが、街には痕跡が残っている。炎・冒涜・死体が幾つか。数百人が生活を捨てて、突然姿を消した。混乱の中、再びクリントが教会を訪れる。「教会の名誉を汚した」と判断され、ここは閉鎖されるのだと言う。クリントは「神は召される時に地獄の門を閉じた。存在しない悪魔を何処へ連れ戻す?予算は打ち切られ、教会は縁を切る」と一方的に話す。期限である11日後には、ここを明け渡さなければならない。
*しかしそれよりも早く、深夜に期限がやって来る。スルトにより地上に地獄が現れて、全てを飲み込むのだ。罪元帳を見直して、全員が地獄への準備をする必要がある。アンガスが「最近の罪は?」と問い掛けると、スティーヴンは「後ろ向きの考え」と答える。「戦争するんだぞ、ファックか盗みか何かを欲しがれ」と捲し立てるアンガス。
*ひとまず手掛かりを求めてラリーとエリックがホビック夫人を訪ねるが、彼女もマン・チャイルドも姿を消していた。未亡人を知る男は[偉大なる殺し]と言う言葉を聞いたと話す。ゴミ箱からは例の首輪が見付かり、ラリーがそれを持ち帰る。教会へ戻るとクリントが居て、11日後の約束の筈が直ぐにも閉鎖すると言う。新しい神父アセトンも連れている。「仕事であり信仰なんだ、何処へ行けと言うんだ?」とスティーヴンが言うと、クリントは「家へ帰れ」と声を張り上げる。思わず「ここが家だ」と言い返すラリー。そこへ妻のペネロピが居合わせる。相変わらず家に戻らない夫のために夕食を持って来たのだが、ラリーの言葉を聞いて怒りを露にする。更にラリーが「リズ、待ってくれ」と口走ってしまい、ペネロピは夕食を床に叩き付けて帰ってしまう。
*ヘルベンダーズとクリント側とで揉み合いになる。騒ぎの最中に電話が鳴り、司教の命によりアセトン神父とクリントは教会を出て行く。スルトについての情報が入ったのだろう。残されたメモ帳を鉛筆で擦ってみると、凹みが読み取れる。彼等が向かったのはスタテン島、[Great Kills]駅もあり間違いないだろう。重傷のメイコンを教会に残し、アンガス・ラリー・スティーヴン・エリックの4人は電車や船を乗り継いでスタテン島へ到着する。
*開かれた場所で幾つもの炎が燃え上がっている。それが[罪の渦]で、中央に地獄の裂け目が開くのだ。裂け目はアンガス曰く「火を吐く、歯の生えたバギナ」のようなものらしい。罪の渦の周辺には数百人のスルトの信徒が居る。街から消えた人々だ。中にはエルロッド警部も居て銃口を向けられるが、幸い弾は出ず返り討ちにする。それを皮切りに次々に信徒が襲い掛かってくる。アンガスはナイフ、ラリーはバットを握り、エリックは鍛えた拳で戦う。スティーヴンは戦いを得意とはしていないが、どうにか凌いでいる。
*一方アセトン神父は、リズに憑りついたスルトと対峙していた。詠唱してクリントに「一緒に祈れ」と言うが、スルトに憑依されたクリントはアセトンの両目を吸い出して「自分で伝えろ」と言うと炎へと押し出す。聖職者の死により、地獄への裂け目が僅かに開く。再びリズに憑依したスルトはクリントの鼻を噛み千切り「もっと聖職者を連れて来い」と人ならざるものの声で命令する。
*信徒達を倒しながらヘルベンダーズも渦の中央に接近して、泣き叫ぶクリントに遭遇。やがてリズを発見する。首輪を掛けようとするアンガスに覆い被さり殴打するリズ。ラリーが引き剥がすと「私を愛してない、アバズレの女房もね。愛がなく怠惰で、神とは縁のない男」とリズの声で嗤う。「一緒なら幸せになれるわ」「神に道を譲れ」「まだ一緒になれるのよ」ラリーが怯むとリズはバットを奪い取り、彼を殴り倒す。「これがお前の神の限界か。地獄に変えてやる」と言う声は、またリズのものではなくなっている。
*スルトであるリズは渦の中央の炎に入り、女性器の形をした地獄への裂け目に手を挿し入れる。その時ラリーが炎に飛び込み、リズの身体を抱えて炎の外へと運び出す。リズの左手の中指だけは地獄に取り残されて失われる。ラリーは祈りの言葉を唱えて悪魔祓いを試みるが、敵の力は強大だ。祈りにも構わずスルトはラリーに憑依する。その時、アンガスが駆け付けてラリーを組み伏せ、自分のロザリオを引き千切る。アンガスが「私を奪え」と叫ぶと、スルトはラリーからアンガスへと憑依。ナイフを突き立てられながらも、自由になったラリーがアンガスに首輪を掛ける。
*首輪によって拘束され、呪詛を吐くスルト。アンガスとしての意識も残っているらしく、彼の声で「私を殺せ、今直ぐ」とラリーに指示する。しかし、ラリーはアンガスを殺す事が出来ない。やがてアンガスはスルトに取って代わられ「犠牲を完結させろ」と言うと、リズを抱えて炎へと向かう。更なる聖職者の死によって、地獄の門を完全に開くのだ。致命傷ではないが自分の身体に突き刺さったままだったナイフを抜き取り、アンガスの胸に突き刺すラリー。アンガスが倒れて、リズが炎に投げ込まれる事は阻止出来た。アンガスの身体では彼の意識とスルトが衝突しているようだ。ラリーはアンガスの口と鼻を塞いで窒息死させる。「許してくれ」と呟くラリー。
*それぞれ戦っていたスティーヴンやエリック、そしてクリントも合流。ラリーが「地獄はある」と言うと、クリントは「謝罪する、君達が正しかった。ヘルベンダー聖徒に資金を供給する」と約束する。教会は存続する事になったが、アンガスなしでは不安もある。これからはラリーがリーダーとなり、罪を重ねる事になる。教会に居ると妻ペネロピから帰宅を促す電話が入り、ラリーは「待ってろ」と返事をするが、早速罪を犯すためダイニングテーブルの上でリズと抱き合う。
*『[怪しい奇跡]事務局』に所属する男が取材に応じて話している。照明が調整されていて顔は分からない。「女聖職者は指を門の内側に残した。隙間は開いた、充分だ。どう考えても、あれに備えるなんて無理だ」話が終わって男が立ち上がると、服装から神父だと分かる。そして、両目を吸い出される前の顔をしている。
■雑感・メモ等
*映画『ヘルベンダーズ 地獄のエクソシスト』
*動画配信サービスにて鑑賞
*vs.悪魔系ホラー・コメディ。『Detroit:Become Human』をプレイしてた時に俳優目的で見た1本。クランシー・ブラウンを眺める分には楽しい作品だった。
*悪魔を憑依させて自殺する事で地獄へ送り返す…と言うのが肝。自分の命と引き替えにするとは捨て身が過ぎると思うけど、設定自体は面白い。でもその設定が活かされていない。2件の悪魔祓いが描かれる前半はそれなりにテンポも良いけど、後半はグダグダと雑な展開に。この題材の単発映画で、教会の閉鎖についてあんなに時間を割くのは勿体ない。彼等がどう言った経緯でヘルベンダーになったのか、どうやって新メンバーを認定するのかが気になるから、その辺を描いて欲しかったな。
*それ自体が罪だから[自殺]が必要な要素なのかと思っていたら、憑依された仲間を殺しても良いらしい。それならジャケットにあるように、武装して戦った方が見栄えも良くて盛り上がったよね予算的な問題があるかもしれないけど。実際には銃火器を手にする場面は全くない。ついでにヘルベンダーズは車も所有してなくて、いつも公共交通機関で移動。
*OPは『最後の晩餐』を思わせる構図で、ヘルベンダーズのメンバー紹介。内容は次の通り。括弧内の数字はそれぞれ神父になった年とヘルベンダーに認定された年。/アンガス:ルター派(1983年・1986年)ラリー:長老教会(1996年・2001年破門・2007年)リズ(エリザベス・クック):ユニテリアン派(2005年・2011年)スティーヴン・ヴァルガス:カトリック教徒(1993年・2006年)メイコン:南部バプテスト員(2003年・2007年)エリック:ポーランドカトリック教徒(1997年・2003年)
*アンガスが咳き込む場面が何回かあったから病気で余命僅かとかの設定なのかと思ったけど、特にそんな説明はなかった。
*最後の場面、[怪しい奇跡]事務局の男はアセトン神父だと思うんだけど、彼はスルトの僕として地獄から生還したと言う事で良いのかな。
*IMDbで「Writers:J.T. Petty(graphic novel),J.T. Petty (screenplay)」て表記があるから原作のグラフィックノベルでもあるのかと思ったんだけど、アセトン神父とクリントがスタテン島に向かう場面でちょこっとだけコミック画像が挿入されるあれの事かな?監督・脚本のJ・T・ペティの経歴にはNovelsとかComic booksとかの項目があるけど、それにしてもあの場面は唐突だったような。
*本国版のポスター画像を見るとタイトルの後ろに[3D]て付いてるんだけど、それが映画のどの場面よりも驚いた。