ジェーン・ドゥの解剖 | m-memo

m-memo

ネタバレだらけの映画メモ。

忘れ易いので自分用にメモしてます。
ネタバレ部分は詳細を記載することもあれば、
二言三言のこともあります。

 

■あらすじ

ある一家が惨殺された家の地下に埋められていた裸の美女“ジェーン・ドウ”の死体。彼女の検死を行うことになった、検死官・トミーと息子のオースティンがメスを入れる度に、その死体に隠された“戦慄の事実”が判明し、次々に怪奇現象が発生する。外では嵐が吹き荒れる中、遺体安置所という閉ざされた空間で、逃げ場のない恐怖がはじまろうとしていた…。(公式サイトより)

 

■ネタバレ

*バージニア州グランサムで、ダグラス家の住人達が遺体で発見される。平凡な一般家庭で、家族4人全員が死亡。何が起こったのか詳細は分からない。侵入者の形跡はなく、被害者達は脱出を図ろうとしていたように見える。地下からは住人達とは無関係な、身元不明の女性の遺体が発見される。保安官シェルドン・バークは、その傷一つない女性の遺体を[ティルデン遺体安置&火葬所]に持ち込む。

*ティルデン家は1919年から火葬所を生業としている。父トミーは息子オースティンが家業を継ぐものと思っていて、丁寧に仕事を教えながら遺体を解剖している。死因を考えさせ、見るべき場所を示す父。「誰にでも秘密がある。隠し上手な人も」「探し上手な人もね」「お前もなれるさ」しかしオースティンは、暫くの間は父を支えようと考えているだけだった。2年前に精神を病んだ母が自殺してしまったため、家を出る事が躊躇われているのだ。

*夕暮れに解剖後の片付けをしていると、映画館に行く約束をしていたオースティンの恋人エマが待ちくたびれて訪ねて来る。安置所や焼却炉がある地下に入るのは初めてで、物珍しそうに見て回るエマ。死体を運ぶため細長いカゴのエレベーター、廊下の角には進行方向の安全確認のため鏡が取り付けられている。死体を見たがるのは流石に断ったが、父が見せても良いと促す。最初に安置場所から引き出したのはアイリーン・ダニエルズと言う老女の遺体。死因は悪性中皮腫で、目と口を縫い合わされている。エマは「それじゃなくて、隣りの死体が見たい」と言い張る。エマがリクエストしたのはルイス・タニス、死因はストリキニーネ。身体は布で覆われ、足首にはベルが付けられている。昔は死と昏睡状態の区別が難しく、ベルが鳴れば生きている証拠とされていた。現在はしきたりに従って行われているだけだ。至近距離で撃たれたために顔がない。毒で死んだ後で誰かが顔を吹き飛ばしたのだ。エマが布に触れようとすると、父が悪戯してベルを鳴らす。

*現在安置されているのは、先刻まで解剖していたハワード・オーティスの焼死体を含めて3体になる。そこへ保安官が到着して死体が増えた。父は「1人で大丈夫だ」と言うが保安官は深刻な表情で、こんな時間にやって来るのは緊急事態だ。オースティンは放っておけず、エマに予定の変更を頼む。家業を継がずに独り立ちする話もまだしていないと知って、呆れた表情を浮かべるエマ。オースティンに「11時に来てくれ、その後はずっと君と居るから。一緒にレイトショーを観よう」と言われて「多分ね」と答えて彼女は帰って行く。

*身元不明者[ジェーン・ドゥ]の遺体解剖が始まる。身分証も指紋の登録もない。保安官はダグラス宅で働いていた男がジェーンを殺害し、死体の処分に困って勤め先に侵入したのだろうと考えている。翌朝には記者会見を開く必要があり、今夜中に死因を特定して欲しいと言う。ネズミを捕まえて先刻まではご機嫌だった猫のスタンリーは、威嚇の声を出している。

*解剖は外部の検証に始まり、次いで心臓・肺・消化器官の確認、最後に脳を調べる。遺体は白人女性、20代半ばから後半と思われる。肌の状態は正常で、出血や打撲痕もない。毛髪は茶色。瞳の色を確認しようと目蓋を持ち上げると、薄い灰色で濁っている。眼球は死後数日の状態に見えるが身体に死斑は出ておらず、死後硬直もないようだ。いつ頃死亡したのか分からない。骨格に対してウエストが細い。手首と足首が骨折。外傷はないのに関節が粉々になっている。手足の爪の隙間、髪には泥炭が付着。この周囲にはないが、もっと北の地域では地中にも存在するものだ。

*咥内を確認すると舌が切り取られている。舌には筋状の傷があり、自分で噛み切ったものではない。父は「15年程前にノーフォークで起こった人身売買事件でも、同様の遺体があった」と話す。2人の少女が逃げられないように手首と足首をきつく縛られ、騒がないように舌を切られていたのだ。ジェーンの左下の臼歯が1本抜けていて、口内からは1本の糸も見付かる。身体の外部に精液は付着していない。しかし膣内は切り傷だらけで損傷している。漸く外部の検証が終わったが、既に時刻は9時45分。

*内部の検証を始めようとすると、天候が悪化しているようで電気が不安定になる。流しているラジオの音も乱れ、叫び声のようなノイズに続いて聞き慣れない歌が流れる。童謡だろうか。『心を明るく照らしましょう/ママが教えてくれた、女の子が知っておくべきこと/恐ろしい悪魔とは…』

*父がジェーンの胸から下腹部に掛けてメスを走らせると、血が溢れ出す。通常は解剖時には血は出ない。父は怪訝な表情を浮かべながらも「新しい遺体なら出る事もある」と言う。皮下には黒ずんだ部分があり、悪性黒色腫のようだ。腰の細さは先天性ではなく、長期間コルセットを着けていたらしいと分かる。この時代には珍しい。肋骨を切ってみると、真っ黒な肺が現れる。煙草を1日10箱30年間吸い続けでもしない限り、こんな状態にはならないだろう。外部から焼けたのだとすれば、全身に第三度熱傷を負っている筈だ。

*心臓には切られたような傷がある。骨折・火傷・切傷…これらが外傷を伴っていたなら、外部はボロボロになっている。しかしどうやったものかジェーンは美しい原形を留めている。殺すだけなら簡単な方法が幾らでもあるのに、この方法は相手を苦しめたいように見える。

*照明が更に不安定になり、他には誰も居ないのに物音も聞こえた。風雨で何かが壊れたのかもしれない。オースティンが様子を確認に行くと、廊下の角の鏡に人影が見える。慎重に角を曲がってみるが、廊下の先には誰も居ない。奥の部屋で物音が聞こえたように思い、椅子を足場にして通気口を覗く。何かが横切り、驚いたオースティンは転倒。騒ぎを聞いて父も駆け付けると、通気口の中に傷付いたスタンリーが横たわっているのを発見する。長くは持たないと判断した父はスタンリーの首を折り、焼却炉で燃やす。スタンリーは母が遺した猫だった。

*ジェーンの胃と消化器官の解剖に入る。内臓にメスを入れると、麻酔に使用される花が出てくる。それは北東部に生息するものだ。『時速96キロの強風、降雨量は1時間に76ミリ。猛烈な嵐となるでしょう』ラジオから流れる気象情報を聞き、オースティンは「続きは明日にしない?」と提案する。しかし、今夜中に死因を突き止めなくてはならないのだ。「始めた以上は遣り遂げる、止めたいなら出て行け」と言う父。オースティンは仕方なく手袋をはめ直す。

*解剖を再開すると、胃の中からは布に包まれた歯が出てくる。埋葬布のような素材で、口の中で見付かったのはこれの一部のようだ。中央に描かれているのは魔法陣だろうか。周囲を記号や文字らしきものが囲んでいて、読み取れる部分は[X X Ⅶ]と書かれているように見える。かなり古い物のようだが、胃酸で溶けずに残っていたのが不思議だ。文字の意味は推理出来ないが、歯は欠けていた臼歯に一致する。抜いた歯を布に包んで飲み込ませたらしい。何らかの宗教か儀式だろうか。彼女はまるで生贄のようだ。

*『グランサム群全域に洪水警報が発令されました』とラジオが言う。父は「外傷もなくこんな風に殺せるものなのか」と独り言ちる。オースティンは拷問された理由を知りたがるが、目と手で確認出来ない事は考えても仕方がないと言うのが父の考えだ。しかし、ジェーンの状態は普通ではない。ラジオが『外出は難しいでしょう』と伝えるとまた音声が乱れて、あの歌が流れてくる。『心を明るく照らしましょう/ママが教えてくれた、女の子が知っておくべきこと/恐ろしい悪魔とは仲良くしちゃ駄目/お部屋に入れたらお終いよ/憂鬱な気持ちでいたら、悪魔から逃げられない/だから心を開いて明るく照らしましょう/ニコッと笑うの、笑顔は無敵よ/だから心を明るく照らして…』

*不穏なものを感じてオースティンは「逃げた方が良い」と呟く。しかし、父はジェーンの胸部の皮膚に見入っている。オースティンも手伝って皮膚を剥がすと、皮膚の内側にあの魔法陣らしきものが描かれている。歌はまだ続いている。『しかめっ面してたら悪魔が喜ぶわ/だから心を明るく…』

*突如、蛍光灯が粉々に砕け散る。暗闇に包まれる地下室。混乱しつつも携帯電話のライトで照らすと、父は安置場所の前に立ち尽くしている。ドアが開かれ、中に入っていた遺体も消えているのだ。ジェーンの遺体だけは、ストレッチャーの上で微動だにしない。遂に父も尋常ではない事を認め「ここから出るぞ」と言う。

*暗い廊下を進んでいると発電機が作動したようで、幾らか明るくなる。しかし電力が足りないらしく、エレベーターは動かない。跳ね上げ式の扉から出ようとするが木で塞がれている。暴風で倒れたのだろう。地下室では携帯も圏外だ。事務室の固定電話は使用可能だが音声が遠く、やがて通話は切れてしまう。保安官に「地下室に閉じ込められている」と話したが、伝わったかどうか分からない。

*事務室の外から人の気配がする。オースティンがドアの下の隙間から覗き見ると、指にタグを付けられた死体の足がドアの前に立つ。ドアを激しく叩く音。キャビネットで防御していると、やがて音が止む。

*オースティンは「ジェーンの遺体を解剖した事が原因だ」と主張する。父は「相手は遺体だぞ」と言うが、解剖中に骨で引っ掛けて切った傷が目に入る。お陰で手首の周辺は血に染まっている。気持ちを落ち着けようとして部屋の奥の洗面所を使っていると、強く弾かれ洗面所のドアも閉まる。肉塊のような何かが父に圧し掛かる。それはジェーンと同じ薄い灰色の眼を持っている。どうにかドアを開けて父を助け起こすオースティン。父の腹部には大きな痣がある。広い範囲を打撲しており、骨にも損傷がありそうだ。ジェーンのせいだと繰り返すオースティン。父はまだ受け容れ難いようだが、今夜起こった事は確かに全て常軌を逸している。

*とにかくここから逃げ出す必要がある。電力が不安定なままで、照明が点滅する廊下を進んで解剖室へ。ジェーンの体外に出した臓器や組織は腐敗している。身体が状態を維持していたと言う事か。焼却炉へ運ぼうとすると勝手に扉が閉まってしまい、鍵も掛かる。斧で扉を壊そうとしても、小さな穴が開く程度だ。穴から外を覗いてみると、目と口を縫い合わされたアイリーンが立ち塞がっている。

*焼却炉へ運ぶのは諦めてアルコールを降り掛け、ライターを投げる。燃え上がるジェーン。壁や天井に炎が燃え移ったため慌てて消火器を使うが、解剖を記録していたビデオカメラや写真等が燃えてしまう。一方でジェーンの遺体は元の状態のままだ。

*茫然としていると、エレベーターが動く音が聞こえてくる。ドアも開いていて解剖室から出る事が出来る。斧を掴んで飛び出すが、地下階にあったエレベーターのカゴが無情にも上がって行く。廊下の角の鏡には、ゆっくりと進んでくる人影が映る。堪らずボタンを連打、漸くやって来るエレベーター。2人で乗り込むがエレベーターは動かず、人影も接近する。父が僅かに閉じないドアの隙間から斧を振り下ろす。顔のない死体ルイスが見えていたのに、倒れたのはエマだった。「後で来てくれ」と言ったために、嵐の中を訪ねてくれたのだろう。ジェーンに幻を見せられたようだ。泣き崩れてエマの死体に取り縋るオースティン。父は必死に呼び掛け、動くようになったエレベーターに息子を連れ戻す。

*しかし再び電力不足で、僅かに上昇してから止まってしまう。エレベーターの中に閉じ込められて、今まで避けてきた母の話をする父。「明るく太陽のようだと思っていた母の苦しみに、気付かなかった事を悔いている」と。

*ジェーンが自分達を殺さない理由を考えるオースティン。殺そうと思えばいつでも殺せたのではないか。彼女は解剖中に何度も妨害してきた、何かを隠している…死因を突き止めれば、彼女を止める術も分かるかもしれない。ドアを抉じ開けて再び地下フロアへ戻る2人。

*ジェーンが焼却炉に点火したらしく、周囲は煙に包まれている。親子は互いを見失い、煙の中から死体が現れ翻弄される。倒れ込んだ父をオースティンが抱え起こして、どうにか解剖室へ。残っていた脳を確認するため開頭、組織を顕微鏡で見てみると、活発に活動している様子が分かる。彼女は生きているのだ。心臓を取り出して火も放ったのに。何らかの動力源があって、彼女を生かしている。

*何気なく、魔法陣の描かれた布を手に取るオースティン。畳んでみると記号のように見えていたものが重なって文字になる。[レビ記20章27節]、『霊媒や口寄せをする男や女が居たら、必ず殺さねばならない』…ローマ数字の部分は1693年と読み取れる。17世紀のアメリカ北東部、ニューイングランド。セーラムの魔女裁判。『その者達は魔女だ。自身の血の責任を負わせよ』

*少女達は魔女の名前を次々に挙げて告発した…無実の者達を。ジェーンの場合は絞首刑や火刑にされる代わりに、残酷な拷問をされたのだろう。儀式は失敗した。或いは儀式で魔女を葬り去ろうとした結果、無実の人間を悪魔に変えたのかもしれない。ジェーンは拷問や解剖の痛みを感じ、彼女自身が儀式を行っている。彼女の目的は、自分達に同じ痛みを与える事。だから殺さない…復讐なのだ。復讐の相手は誰でも良い。ジェーンに関われば標的にされる。生き延びた人が、遠い地に埋めたのだろう。自分達以外は彼女の秘密を暴けなかった。父の腹部の痣は今や、魔法陣の形になっている。

*部屋の外から死体の気配がして、ドアを破られないようにオースティンが出入口に駆け寄る。その隙に父は、ジェーンに覆い被さるようにして囁き掛ける。「私は味方だ。頼む、息子は傷付けないでくれ。君を救いたい」すると父が苦しみ始める。手首と足首が折れ、肺は焼け、瞳孔は薄くなる。それに伴いジェーンは骨折が治り、内臓が正常な状態になり、瞳に光が戻る。メスで開いた傷も綺麗に閉じてしまう。しかしジェーンが動く事はない。父は苦しみながら、床に転がるメスに手を伸ばそうとする。父の意図を察して「駄目だ」とオースティンは言うが、絞り出すように「頼む」と言われ、已む無くメスで父の胸を突き刺す。

*「オースティン、まだ地下に居るのか?」バーク保安官が繰り返し名前を呼ぶ。跳ね上げ式扉の方からだ。倒れた木を切っているらしい。「ドアを開けてみろ、もう大丈夫だ」「開かないよ」「開けるんだ」「開かない」「心を開いて明るく照らしましょう」保安官はあの歌を歌い始める。『ニコッと笑うの、笑顔は無敵よ/しかめっ面しないで…』ふと振り返ると、そこには死んだ筈の父が立っている。驚いたオースティンはバランスを崩し、脆くなっていた手摺を突き破って階段の下へと落下してしまう。

*嵐は過ぎ去り、保安官がティルデン家で親子とエマの遺体を発見する。侵入者の形跡はないが、トニーは保安官とは20年来の友人だ。自殺は有り得ないと感じる。しかし残された状況からは何も読み解けない。解剖の記録も燃えてしまっている。電源を入れたままのラジオからは『今日も好天、4日連続の快晴です』と明るい声がする。安置されていた3人の遺体は元通りで、ジェーン・ドゥも運び込んだ状態のままのだ。保安官はジェーンの遺体を運び出すよう指示をする。部下はラクストンの葬儀場へ手配しようとするが、保安官は「バージニア・コモンウェルス大学へ運べ」と言う。郡の外へ運び出すのだ。

*ジェーンの死体を運ぶドライバー。車載ラジオからは『ヘブライ書4章では神の言葉は…』との言葉が流れている。しかしその音声は途切れて、歌が聞こえてくる。『心を開いて明るく照らしましょう/ニコッと笑うの、笑顔は無敵よ/しかめっ面しないで…』車の後部には無表情なジェーンが横たわっている。しかし僅かに足の指が動いて、微かにベルの音がした。

 

■雑感・メモ等

*映画『ジェーン・ドゥの解剖』

*レンタルにて鑑賞

*作品同士は無関係だけど[松竹エクストリームセレクション]と言う企画の第1弾だった模様。第2弾は『アイム・ノット・シリアルキラー』。どちらも主人公が、死体に相対する仕事が家業と言う共通点あり。業務の内容は違うけど。

*vs.魔女系ホラー。解剖が軸になっているけど、死体としての内臓なのでそんなにグロテスクな表現はされていないんじゃないかな。まあ怖さを担う要素は結局死体になるけど。

*古い時代の人物の呪い・偶然関わっただけで標的にされる復讐・謎を解いても呪いは解けない…と言う流れは『リング』的だなと思った。

*この手のホラーは理不尽なものだけど、特に今作では親子には何も非はないし主人公の恋人は関りが薄過ぎるし猫まで痛め付ける必要ある!?と思ってしまって納得出来ない。幾ら何でも復讐が的外れ過ぎやしないか。

*それでも[皮膚の内側の魔法陣]辺りまではなかなか盛り上がるんだけど、後半は些か凡庸に感じる。

*閉じ込められたと思ったのにエレベーターから普通に出られるのかよって部分と「魔女は迷信だ」て言ってたのに直後から矢鱈と饒舌になる父がちょっと気になった。

*最後のパートで運転手がジェーンの方を振り返って「もう二度としないよ、約束する」と言う意味が分からなかったんだけど、何かやらかしたのか既に幻覚を見せられているのか。

*映画館は閉館になったと思っていた父が、最後に観たのは「女がアルツハイマーで男が家を建てる」映画。(きみに読む物語)

*ジャケットのジェーンは目元が加工されている感じ。劇中ではもう少し若く見える。