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M3遣いのブログ

ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

菅義偉内閣総理大臣が、自民党総裁選に出馬しないこと(事実上の退陣)を表明しました。



彼の、官僚が書いた原稿(電子カンペ)に目を泳がせて読み上げるだけの記者会見にも今さらながら失望したけれど、その後の自民党総裁選を巡るドタバタにはもうあきれるしかない。





菅さんはたぶん、ほんの10日ほど前まではこのコロナ禍でわざわざ火中の栗を拾うような対抗馬は出ないと踏み、余裕で無投票再選(首相続投)を確信していただろう。



しかし、岸田文雄前政調会長が唐突に出馬を表明し、自民党長老による事実上の支配の弊害を訴え党役員の任期を3年までとすること等を明らかにしたことで、風向きが一気に変わった。



慌てた菅さんは、もし総裁選になれば世論調査での支持率の低さや、地方選挙での応援候補の相次ぐ敗退(とりわけ横浜市長選での小此木八郎前国務大臣の18万票差の惨敗)の影響もあり自分の旗色が悪くなると判断し、重鎮の二階幹事長を含む党役員人事の刷新と総選挙向けに内閣改造(人気の回復)を図ろうと試みた。




ところが8月31日夜、総理が総裁選を先送りして衆議院解散総選挙に打って出る(官邸筋がリーク?)と報道ですっぱ抜かれてしまい、党内から「(選挙の顔が)菅さんのままでは総選挙は戦えない」と猛反発が出て人事案の打診を拒否する派閥や人が続出。



二階さんは、「総理がお決めになることだから好きにすればいい」と突き放し、安倍さん(前総理)からは「何をやっているんだ!」と一喝されたという。



もともと派閥に属さない菅さんはこうして後ろ盾(後見人)を次々と失い、あっという間に四面楚歌の状況に追い込まれた。



菅さん自身が特に目をかけていたという小泉進次郎環境大臣は、連日総理の元を訪れ、一夜にして「裸の王様」になってしまった菅さんに、国民の不支持や党内の反発の空気を伝え、「現職の総理総裁がボロボロになる姿は見たくない」と出馬を見送るよう再三進言したという。



「あれほど仕事をした総理は他にいない」と涙ながらに語った小泉さんに多少の同情はあるけれど、あれほど原稿しか読まない(自分の言葉で語らない)総理は他にいない、と僕は思う。



不出馬を表明する際の菅さんは「コロナ対策にセンニンする」と何度も言っているのに、テロップ(字幕)ではなぜか「専念」と勝手に翻訳(意訳)されているのも気になりました。



その場で、「総理、専任ではなく専念では?」と質す人が誰もいないことが、菅さんの裸の王様ぶりを如実に表していると思う。





菅さんの不出馬表明を受けて、岸田氏の他、高市早苗総務相、河野太郎行革担当相、石破茂元幹事長、野田聖子幹事長代行などが出馬を検討しているそうです。何せ次の総理大臣は、記念すべき100代目だそう。そりゃ私が俺がってもなるでしょう。



立候補には自民党国会議員20人の推薦人が必要なので、推薦人が集められなければそもそも出られない。



総裁選は、誰かが過半数を獲得するまでサドンデスで続けられるから、各派閥は自派が推す候補者が脱落した場合誰に投票するのか、予め決めておく必要がある。(もちろん派閥が拘束しない自主投票もあり)


【訂正】一回目の投票で過半数を得た候補がいない場合は、サドンデス方式ではなく、上位2人による決選投票でした。



こうした煩雑さや、コロナ禍が続くなか国政そっちのけで選挙に熱中していたら、国民にいよいよそっぽを向かれる可能性を党や派閥が嫌って、(自分の意思に反して)出馬を断念する(させられる)人が出てくるかもしれない。





9月5日(日)夜の報道バラエティ番組で、某有名司会者が「今度の総裁選は、選挙(衆院選)の顔を選ぶ選挙になるのか、それとも派閥の影響力で決まるのか、そういう選挙になります。」と当たり前だと言わんばかりに訳知り顔で話しているのを聞いて、僕は啞然としました。



今最も必要で急がれるのは、選挙の顔選びでも派閥の勢力争いでもなく、一人でも多くの命を救うためのコロナ対策なのに。




政府のコロナ政策の迷走が医療現場の逼迫や飲食店等の困窮を招いたという評価が固まりつつあり、任期満了を迎えて実施される衆議院議員選挙(総選挙)では政権与党である自民党が大幅に議席を減らすのは間違いないと言われています。



しかし、仮に自民・公明の連立与党が過半数(233/定数465)を割り込んだとしても、共産党を含むほとんどの野党や野党系無所属議員が結束して対抗馬一人(立憲民主党の枝野幸男代表?)に首班指名(総理指名選挙)できなければ、過半数を獲得することは難しく結局総選挙が行われた後も政権は自公連立から変わりはしない。





それを当たり前であるかのようにふるまう自民党の総裁選立候補予定者や党の重鎮たちをテレビで観ながら、これぞ驕(おご)りの極みだと思いました。大敗して過半数を割ることはあったとしても、総選挙後の首班指名選挙で破れて下野するなんて露ほども思っていないだろう。




森(友)・加計(学園)・桜(を見る会)問題でも、安倍さんは誰がどう見てもクロだとしか思えないにもかかわらず、自らの死を持って真実を明らかにしようとした財務省職員さえも一顧だにせず、在任期間歴代一位の前首相として影響力を誇示する態度には、いち国民として恥ずかしいをとうに超え、こんな国民不在の貧しい政治がまかり通るこの国でこれ以上生きていくのは嫌だとさえ僕は思います。





総裁選に出馬を表明・検討している面々や、自民党の要職者たちからは誰一人として、コロナ禍を歯を食いしばって耐え忍んでいる国民に向かって話しているとは微塵も感じられない。



彼らの関心は、ただただ目の前の総裁選で、どの馬に乗れば選挙が楽に戦えるのか、そして予想が的中して勝ち馬に乗れたら組閣でどんな論功行賞にあずかれて美味い汁を吸えるのかしか頭になく、とてもコロナ禍で長い間苦しんでいる国民のことなど考えているヒマはないのだろう。





同じ意味で、反自民の受け皿として名乗りを上げた立憲民主党の枝野さんが昨日(9/7)発表した主要政策にもがっかりしました。



コロナ対策は、誰でも考えつきそうな官邸に新型コロナ対策室を設置することと、30兆円規模の補正予算という漠然としたもので具体的には何も示されていない。



カネさえ積めば病床が増えてコロナが収束に向かい、国民の不満も収まると考えているとしたら、今の政権と何も違わない。



今の政府がコロナ対策用に慌てて調達した予算がどれだけ使われないまま放置されているか。(2020年度から2021年度に使われずに繰り越された国の予算は、奇しくも枝野さんがぶち上げた金額とピタリ一致する30兆円(国民一人当たり25万円)です)





テレビ各局の報道番組で、出馬が予想される面々を競馬予想のようにマークを付けて本命とか対抗とか穴とかパネルにして評論家にコメントさせているのも、メディアとしての神経を疑う。



そんな予想屋みたいな報道するくらいなら、「コロナ対策に専念するため」と迷言(誤字ではありません)を遺した菅さんの今の仕事ぶりを密着取材してその成果とやらをぜひ国民に見せてもらいたい。





結局誰が自民党総裁になっても、よしんば総選挙後に政権交代が実現したとしても、自分たち国民の生活は何も変わらないのだとあきらめているのは僕だけではないと思います。




東京オリンピック・パラリンピックも、連日のメダルラッシュに湧いたのはメディアと一部の人たちだけで、束の間のお祭り気分の後に残ったのは、僕らの税金で穴埋めされる莫大な赤字と、新型コロナ第5波の感染爆発(パンデミック)という置き土産(負のレガシー(遺産))。



菅さんは五輪をコロナ禍のなか強行開催するに当たって、オリンピックを国民の命と引き換えにはしないと何度も強調していたけれど、オリンピック開催によって失われた命は一人もいないと誰が言えるだろう。




今さらだけど菅さんの言葉って本当に軽くて薄くて、最初から最後まで何も響かないし信用もできなかったなって思います。菅さんが辞任直前にアメリカに外遊に行くと聞いて、涙で説得した小泉さんの顔に泥を塗る行動だと思いました。



「実は私、月末で退職するんですけど心配事があるんで後はよろしく」って、誰がまともに話を聞くだろうか。




オリンピック開催と同時に進行した医療現場や各地域の保健所業務の戦場のような逼迫の中、昼夜を問わず今この瞬間も奮闘している方々や、自宅療養のまま入院すらできず亡くなってしまった方々、ご家族の気持ちを思うと、出場した選手たちには申し訳ないけれど、オリンピックをやって良かったなんて僕はとても言えない。





ここ2週間ほど感染者数は減少傾向で、「第5波はピークアウトした」と見る向きもあるようです。



もし本当にそうなら、第一波が収まった時に繰り返し言われていた、感染者数が落ち着いている間に医療体制の充実(病床と医療提供体制の確保)を、というコロナ対策の基本のきを、どの党の誰が次の首相になろうとぜひとも実現してもらいたい。




少なくとも、入院が必要と判断された患者が救急車の中で何時間もたらい回しにされたり、どこにも入れず自宅療養にされて放置される状況はもう二度と繰り返さないで。




保健所のミスで、陽性判定を受けた自宅療養者が個人ファイルさえ作成されず2週間放置され死亡した状態で発見されたというニュースは、衝撃を受けると同時に日本全国どこでも起こり得る、と他人事ではない気がします。



まさかこの日本で、必要な医療を望んでも受けられない事態に陥るなんて、想像もできませんでした。





その一方で政治家の中には、感染者数の減少傾向を受けてコロナ収束を早くも口にする大臣が。



同じ福岡県民として恥ずかしい。この人に、医療現場の切迫した現状や、そもそも収束とはどのような状態を指すのかちゃんと説明してやる人はいないんだろうか。(いても聞かんやろうけど)




悲しいけれど、これがアメリカ・中国に次ぐGDP(国内総生産)世界第三位の国の政治の現状です。



総裁選や衆議院議員選挙では、どの候補者もどの党も国民の歓心を買いそうな分かりやすい政策(減税とか給付金のバラ撒きとか)を掲げて得票を伸ばそうとするのだろう。



例えば給付金などで、どんなに一時的に楽になろうとも、結局はすべて国民から搾り取る税金と国債(将来数百年に渡る未来の国民の税負担)で賄われるのだ、ということを頭の片隅に置いて、冷静に選挙権を行使したい。




自分の一票が、この国のクソみたいな政治を変える小さいけれど確実な一歩になると信じたい。(乱暴な言葉遣いですみません)






先日、新型コロナウイルスの2回のワクチン接種を終えました。誰かに知らせるというより、役立つことはないと思うけど自分自身の記録として、記憶が新しいうちに書き残しておこうと思います。


 

被接種者(自分)の情報

・50歳代 男性

・身長163cm 体重58kg

・ワクチン接種に影響する基礎疾患、既往症なし

・処方され服薬している薬が、接種に影響ないことを接種会場の医師の問診時に確認済)

 

 

7月16日(金)18:00

接種1回目(ファイザー)

接種前体温:36.4(非接触式)実際より低く出ていると思う

接種者:30歳代くらいの女性 医師か看護師かは不明

左上腕部(利き手と反対側)に接種

 

 

ネットなどで、「筋肉注射だから痛い」とか見てたのでめっちゃ不安でしたが、1回目の注射時の痛みはほぼなかったです

 

15分の経過観察後、車を運転して職場に戻る

 

まだ明るかったので草刈機で職場敷地の草刈りをしました

 

猛暑なので早朝か夕方にやらないとマジで熱中症になります

 

接種当日は痛み・腫れ・倦怠感等全くない

 

 

24:00就寝(接種後6H経過)

就寝時体温:37.0(平常と変わらず)

 

以前いた職場が、新型コロナが流行しはじめてまもなく、体温記録が必須になったので、毎日起床時と就寝時に体温を測っていました。

 

職場は変わったけど、自宅での体温測定が半ば習慣になっていて、今でも毎日測っています(記録はつけていません)。

 

長期間測定してみて、朝はだいたい36.6度前後、就寝時は37.0度(ほぼ一定)のことが多い。




717日(土)接種後2日目

 

8:00起床(接種後14H経過)

起床時体温:36.7(平熱)

接種した腕の注射した辺り(直径8cm程度の円)に少し痛みを感じる

 

感覚的には、激しい運動や重いものをたくさん運んだあとに感じる筋肉痛に似ている

 

 

18:00頃(接種後24H経過)

体温:37.2

腕の痛みが強くなり(痛みを感じる面積は変わらず)、手を肩の高さ以上に上げるのが少しつらい

 

自覚症状は腕の痛み以外特になし

 

注射した腕も腫れや皮膚の変化は全く見られない

 

 

24:00就寝(接種後30H経過)

就寝時体温:37.2

 

 

 

718日(日)接種後3日目

 

8:00起床(接種後38H経過)

起床時体温:37.2

 

平熱より0.6度ほど高い状態が続いているが、自覚症状(頭痛や倦怠感)はないので解熱剤は飲まず

 

腕の痛みは前日と変わらないが、腕を上げようとしたときのつらさが少し増したように感じる(がんばれば上まで挙がる)

 

土・日とも外出せず終日家で過ごす

 

 

18:00頃(接種後48H経過)

体温:37.1

 

腕の痛みが徐々に収まってきた。腕も肩より上に挙げられるようになった

 

 

 

23:30就寝(接種後53.5H経過)

就寝時体温:37.0

平熱(平常時の就寝時体温)に戻っていた

 

腕の痛みはかすかに感じるがほぼ無い




719日(月)接種後4日目

 

7:00起床(接種後61H経過)

起床時体温:36.7度

 

腕の痛みはなくなっていました。接種箇所にも変化なし

 

体温を含め、平常に戻ったと思いました。仕事にも影響は全くありませんでした



 

86日(金)接種2回目(ファイザー)

17:40

テレビのバラエティ番組で、接種直前に経口補水液を飲んだら副反応が軽くなるというトークを観たことを思い出し、自販機でポカリスエット(500ml)1本を買い一気飲みする

 

 

18:30

接種2回目

接種前体温:36.7(持参した電子体温計で測定)

 

前回とは違う会場で、医師の問診後だいぶ待たされた

 

待機用の椅子の間隔は1mほど空けられているが、待ち時間の間、周囲が数人でずっと喋っていたので(感染防止のため)黙っていてほしいと思ったけどもちろん言えなかった



 

接種者:20歳代くらいの女性(ゼッケンに看護師と表示)

前回と同じく左上腕部(利き手と反対側)に接種

 

1回目と異なり、注射時に痛かった(チクチクと2回ほどきた)

接種者のスキルの差なんだろうかと思った



18:50

同じ自販機でもう一度ポカリスエットを買い、また一気飲み(合計1リットル)

同時に解熱剤(ロキソニン)を服用(予防的に)

 

家に帰って家族にポカリを飲んだ話をしたところ、「それ(接種前に経口補水液を飲めば副反応が軽くなる)はデマ」と言われ落ち込む

 

今思えば、そのハナシをしていたのは、経口補水液のCMやってた人だったと思い出し、ジョークだったんだと認識(遅すぎやろ!)

 

まあ、有害なものを摂取したわけではないから、と自分に言い訳してみる


 

24:00就寝(接種後5.5H経過)

就寝時体温:37.2

1回目と同様、接種当日は痛み・腫れ等全く感じなかった




87日(土)接種後2日目

 

8:00起床(接種後13.5H経過)

起床時体温:37.2

 

接種した腕の注射した辺り(直径8cmの円程度)に1回目と同様軽い痛みを感じる

 

 

18:30頃(接種後24H経過)

体温:38.0

予想外の体温の高さに驚く。解熱剤(ロキソニン)を服用(2回目)

 

前回同様腕の痛みが強くなり、手を肩の高さ以上に上げるのがつらい

 

自覚症状は腕の痛み以外特になし


 

 

0:30就寝(接種後30H経過)

就寝時体温:37.7

 

腕は相変わらず痛いが、入眠・睡眠に特に支障なし




88日(日)接種後3日目

 

8:30起床(接種後38H経過)

起床時体温:37.4

 

解熱剤(ロキソニン)を服用(3回目)

 

腕の痛みは前日と変わらないが、腕を上げようとしたときのつらさが明らかに増している

 

 

13:30(接種後43H経過)

体温:37.3

 

発熱のピークは過ぎたのかなと思う。発熱と腕の痛み以外の自覚症状なし


 

18:00頃(接種後47.5H経過)

腕の痛みは徐々に収まってきたが、痛みを感じていた部分に痒みを感じ困惑する。皮膚には特に変化は見られない

 

かゆいのに皮膚を掻いても収まらず、体の内側がかゆい不思議な感覚

 

隔靴掻痒(足のかゆみを靴の上からしか掻けないもどかしさ)とはまさにこのことか、と思う

 

 

24:00就寝(接種後53.5H経過)

就寝時体温:37.0

ようやく平熱(平常時の就寝時体温)に戻っていた

 

ただ、腕の痛みと痒みは若干続いている。注射時の痛み(接種者のスキル?)の影響でなければいいけど、と思う




89日(月・振替休日)接種後4日目

 

8:30起床(接種後62H経過)

起床時体温:36.9

腕の痛みと痒みは気にならない程度に収まっている。接種箇所にも変化なし

 

 

体温が平常時より若干高いけど、副反応としてはほぼ収まったのかなと思いました





まとめ(感想)

 

1回目より2回目の方が副反応が強く出ました

 

・自分に出た副反応は

 1回目:筋肉痛のような腕の痛みと微熱(平熱+0.6度)

 

 2回目:発熱(最高38.0度)と腕の痛みとかゆみ

でした

 

・症状は、1回目、2回目ともに、接種後60時間(2日半)後には収まりました

 

2回目接種時に計3回服用した解熱剤(ロキソニン)が効いたのかどうかは正直わかりません

 

2回とも週末に接種できたのは幸運だったと思うけど、腕の痛み以外の自覚症状はほぼなかったので、もし仕事だったとしても大丈夫だったかなと思う(ただし、2回目接種後の38.0度の発熱にびっくりして、3日目に休暇申請した可能性はある)

 

接種後の体温変化をグラフにしてみました。


発熱のピークは両方とも接種後24時間後くらいで、同60時間後にはほぼ収まった感じです。

 


 

 

デルタ株の感染力の強さは、人流(人出)を減らすため政府や専門家やメディアが意図的に多少「盛って」説明しているのではないかという疑念を感じていました。

 

 

しかし、最近自分のごく身近でも陽性者や濃厚接触者が次々に出ていて、新型コロナウイルスの足音がひたひたと身近に迫っている気配を感じさせられずにはいられません。

 

 

 

知り合いの会社では、陽性者が一人出たため保健所による濃厚接触者の調査が行われましたが、保健所の結論は「(職場に)濃厚接触者なし」でした。

 

 

ところが現実には、同僚から次々に感染が判明し、これまで計5人が陽性判定となったそうです。

 

 

 

また、ここ数日の間に、発症してたった2日後に自宅で亡くなった女性や、感染した妊婦さんが体調が悪化して救急車を呼んだものの、受入先が見つからず自宅で早産し新生児が亡くなるというニュースに大きな衝撃を受けています。

 

 

デルタ株は、従来の判断基準や感染対策の「常識」が通用しない可能性がある。

 

 

 

 

その話を知って僕の頭に浮かんだのは、太平洋戦争末期の日本の姿。

 

 

連合軍の本土侵攻を目前にして、軍属ではない国民が防空頭巾と手製の竹槍を構え「進め1億火の玉だ!」だの「欲しがりません勝つまでは」などと唱えさせられる光景。

 

 

 

猛威を振るうデルタ株による感染爆発(パンデミック)と、某総理大臣の、「(ワクチン接種が行き渡れば)必ずコロナに打ち勝つ」と、確たる根拠も示さず、生気がなく土気色の顔、ドロンとした眼でボソボソと国民に念仏のように同じセリフを無表情で繰り返す姿は、圧倒的兵力で押し寄せる連合軍に対する、真実を国民に伝えずただただ精神論で「必勝」を唱え続けた太平洋戦争末期の日本政府の愚を連想させます。

 

 

 

さまざまなメディアで、「もう自分の身は自分で守るしかない」という発言が目立ってきたのも気になります。

 

 

確かに間違ってはいないのでしょうが、自己責任論を肯定するかのような空気がじわじわと社会に醸成されつつあるのではないかと感じます。

 

 

「感染した人」=「(自覚が足りず)自分の身を守れなかった人」

 

 

という間違った見方をされてしまい、いわゆるコロナ差別を生みかねないと思うからです。

 

 

世界的にワクチン接種を終えた人に対する優遇措置(接種していない人の排除を含む)や、企業の従業員に対するワクチン接種原則義務化などの動きが始まっています。

 

 

ワクチン接種は個人の自由意志に基づくものであって、国家や雇用主が強制したりその選択に対し圧力をかけたりペナルティーを課したりすることには強く反対します。

 

 

 

 

上記をふまえて、ワクチン接種を経験した者として、また、副反応も体験してぜひ言いたいこと。

 

 

 

ワクチン接種を迷っている貴方へ

 

 

副反応はたぶん誰にでもあると思います。副反応が重篤化したり、亡くなってしまうケースも多数報告されています。

 

僕はインフルエンザでも経験したことがない38.0度の発熱を経験しました。

 

 

それでも僕は、打てる条件を満たしている人にはワクチン接種を強く勧めたい。

 

 

なぜなら、ワクチン接種によるさまざまな副反応(後遺症を含む)のリスクよりも、新型コロナウイルスに感染して重症化したり亡くなったり、陰性になった後も(例え陽性時が無症状だったとしても)仕事や日常生活に支障をきたしたりするような後遺症に悩まされ続けるリスクのほうが、はるかに、はるかに高いと僕は思うからです。


名古屋テレビ『アップ!』(8/27放送)の紹介サイトより

  


 

どうか再び、マスクなしで何の心配もなく笑い合える日々をいつか取り戻せますように。

 

 

 

先日、ブログを読んでくださった方からダイレクトメッセージで中古車の購入相談を受けました。


東海地方に住んである方が、ネットの中古車サイトに掲載されている九州福岡のBMWディーラーのクルマについて購入を考えているのでぜひアドバイスを、という内容でした。


僕自身は、単に運転好きでBMWの車歴もそんなに長くないので、何百万円もする買い物の是非をアドバイスできるような立場でもありません。


でも、僕のブログの試乗記を参考にしていただいたことが嬉しくて、自分もネットでできる限りの情報を集め、自分なりに良いと思った点、心配な点などをお伝えしました。




僕はこれまで、実車を見ずに車を買ったことは一度しかありません。


日本に十数台しか存在していないだろう、日本に正規導入されなかったBMW 1 Series M coupé(F87)です。


その際は、ネットでプライスASK(問い合わせください)と表示されていた車を見つけ、大阪府堺市にあるお店の担当者と何度もメールや電話でやり取りをして、車のコンディションや乗り味の特徴など、本来は自分自身で確認し納得してから購入すべき情報を、電話の向こうの担当さんの説明が信頼できると判断しての結論でした。


僕がそう感じた理由は、きわめて希少な1Mのエンジンの味わいや乗り味の特徴を、当時量販車の最上級グレードだった135iとの微妙な違いも含めて実に明解に、しかも乗り手の目線で詳しく説明してもらえたからです。


説明を聞きながら僕は、「この人は本当にクルマが好きで専門知識も豊富だ、この人の言葉は信用できる。」と思いました。


これが、僕の二十数台の車歴の中で「クルマを見ずに決めた」唯一のケースです。


もちろん、購入した1M Coupéは、担当さんの言葉通り本当に運転が楽しく、僕が好きなワインディングロード(峠道)をまさに風のように駆け抜けることができた極上のBMW車でした。





話が逸れました。


僕はこれからも、車を買うなら実際に見て納得してから、という姿勢は変わりません。

 

 

でも、昨今はコロナ禍でもあるし、以前のように運命の1台との出会いを信じて中古車販売店をたくさん回るというような買い方はもうできないし僕もしないと思う。


中古車ばかりか新車でもネットで契約まで完了してしまう時代です。


今回ネット購入の相談を受けてアドバイスさせていただきながら、ネットで比較検討して中古車を購入しようとする場合の、僕なりの留意点を整理してみました。



1.可能な限り販売店に行って、実車を見て運転席に座って、できるだけ試乗してから買う(店との往復に多少費用や時間がかかっても、長い目で見れば良かったと思えるはずです)

 

 

中古車の試乗は距離が延びるため嫌がられるお店も多いですが、気に入れば必ず買うという態度で頼めば試乗させてくれることもあります。


僕がディーラーの担当さんから聞いた話ですが、福岡の拠点にある中古車を、関西地方から飛行機に乗って見に来て、またすぐ空港に引き返すというお客さんもおられたそうです。



2.ネットで同グレードの複数のクルマを比較して、破格に良い条件(価格・年式・走行距離・オプション等)の物件には、必ず理由がある。


僕自身の経験を書きます。


今のM4は、長い付き合いのあるディーラーの担当さんの紹介で買いました。

 

 

新車登録後わずか半年・走行370kmというまるで新古車みたいな極上車でしたが、同じM4(前期)からわざわざ乗り換えたいと思えるほど破格の条件でした。


そのディーラーで新車で購入された前のオーナーさんが、購入後数か月も経たないうちに接触事故を起こしてしまい、別メーカーの車に乗り換えると言われてディーラーで修理して買い取った車だったのです。


担当さんは、修理箇所や修理費用等も教えてくれ、フレーム等には影響のない修理なので修復歴には当たらない旨、丁寧に説明してくれました。


車はBMWインディビデュアル(オーダーメイド)のボディカラーとカタログには載っていない内装色(アマロブラウン)が組み合わされていて、どちらも僕が理想とする色でした。


当時同じ条件で新車で注文したら総額で1,300万円以上。僕には一生乗れないはずの車でした。


でも、一期一会の出会いによって、今こうしてアズライトブラックのM4とのカーライフを楽しめています。

 

                 (福岡市東区志賀島)



本題に戻りますが、他の物件と比較して明らかに安いと感じられる場合は、必ずお店に確認することをお勧めします。


信頼できるお店(担当営業さん)なら、納得できる回答を得られるはず。逆に、安さの理由を曖昧にしか説明してくれない場合は、何かあると疑ったほうがいいかもしれません。


ネットの掲載情報の「修復歴なし」=無事故車、ではないのです。




もうひとつ(2台分)実例を挙げます。


僕と同じようにスポーツカー大好きな知人がいますが、ポルシェ911→ジャガーFタイプと乗り継いで、今はメルセデスAMG GTに乗っています。(どんだけお金あるねん!)


購入直後は、掘り出し物を見つけた!と大喜びしていたのですが、最近なぜか浮かない顔。


聞けば、エンジンをかけるとアイドリング中も運転中も、センタートンネルの辺りから「シャラシャラ」という気になる異音がするらしい。


販売店に掛け合ってみたけれど、「不具合でない限り音に関しては保証対象外」とにべもなかったそう。


ネットで検索すると同様の症状に悩まされているユーザーさんが複数いるみたいだけど、みんな大金持ちで細かいことを気にしない人たちばかりらしく、「運転に支障があるわけではないから」と皆さん寛大に受け容れている様子。


彼は自己負担してでも異音の解消をと考えたそうで、見積もりを依頼したら数百万(ドライブシャフト交換・しかも音がなくなるという保証はない)と言われ泣く泣く諦めたとか。



同じ彼(ごめんね何度も出演させて)。


セカンドカーで、ベース車FIAT500のABARTH(アバルト)695カブリオレに乗っています。日本限定30台の希少車だそう。へぇ〜


ネットで見つけて即買いしたのはいいけれど、納車された車は傷や劣化が目立ついわゆる「ハズレ」の車だったそうです。


「ネットの写真では綺麗そうに見えたんですけどね」


当たり前じゃん。写真なら、あえて傷の部分を撮らなかったり綺麗に見せたりすることなんて簡単なんだから。


極めつけは屋根(ソフトトップ)が紫外線で日焼けしていて、ツートンカラーになっていたらしい。


彼は怒り心頭で販売店にクレーム入れたけどなしのつぶて。


「(ABARTHの母国である)イタリア大使館に抗議してやろうかと思いましたよ!」って、矛先間違ってるよ。


結局、日焼けした屋根のまま走るのが我慢できなくて、自費で数十万出費して新品交換。


AMG GTも、ABARTHも、実際に車を見て乗っていれば上記のようなトラブルは未然に防ぐことができたはず。


引き合いに出して申し訳なかったけど、皆さんはどうか彼のような買い物をしませんように。




3.どの車を買うか、と同じくらい、どの店で買うか、というのがとっても大事。


ブログでも何度も書いてきたけれど、僕はクルマ選び=お店選びだと、長年のカーライフを通じて思います。


お店との関係は、購入する時がスタート。


ちょっとした不具合や法定点検、万が一のリコール時の対応など、誠実かつ丁寧な応対をしてくれるお店かどうかは何度か通っていればおのずと判ってくる。


加えて、信頼できると思える営業担当者さんが見つかればなお良し。



M4を購入したディーラーの担当さんとは、10年近くのお付き合いになります。きっかけは、中古車情報誌に掲載されていたBMW E90 320i(6MT)を僕が電話で問い合わせたのが始まりでした。


その車はすでに売れてしまっていて、車の購入そのものが担当さんとの出会いではありませんでした。


もし、最初にお店で僕の電話を取ったのがその担当さんでなければ、僕のカーライフはまた違ったものになっていたかもしれません。



そう思う理由があります。


担当さんは当時まだ若い方でしたがとてもマメな人で、僕が車を購入した後も、左ハンドル車やMT(マニュアルトランスミッション)や希少な車が入荷すると必ず電話やメールで情報を送ってくれました。


3台前に乗った蜜柑号(E92_M3コンペティション・ファイアオレンジ)も、そうやって情報をもらって購入したものです。


担当さんはその後、肩書も偉くなってお店も2回変わりましたが、僕はその度にその担当さんがいるお店でメンテナンスを受けています。


僕のような、店が変わっても担当さんについていくお客さんも多いらしく、遠方のお客さんのところまで往復するのが大変だと言われてありました。

 

 

でも、ついてくるお客さんが多いということはその人が優秀な営業さんであることの証でもある。


車で通える範囲でついていきますので、どうかこれからもよろしくお願いします。




信頼できる担当さんを持つメリットがもう一つあります。


それは、正式にネットに掲載される前の入庫したばかりの車の情報を提供してもらえる可能性があること。


もし、ピンポイントで探している車種・カラー・グレードの中古車がある場合、全国ネットの中古車情報サイトやディーラーの専用サイトに掲載されると、同じ車を探している人から問合せが入り、すぐに商談中になってしまうことがあります。


少しでも早く情報を得られることで、探している物件をいち早くゲットできるチャンスが増えるかもしれません。



以前のブログで、信頼できるお店かどうかを判断するポイントを挙げたことがあります(『愛車遍歴(番外編)その2』)が、ネットで車を買うのが普通になってきた今、ネットや電話だけでそれを判断するのは難しくなりました。


中古車情報サイトには、お客の口コミ情報なども掲載されているけれど、評価が高い=信頼できると判断するのは早計だと思います。


車は、安い買い物ではないと同時に、長く付き合い、きほん毎日乗るもの。後悔しないよう、あせらずじっくり選びたいと僕は思います。

 




【2021.8.14追記】


AMG GTの彼の後日譚です。


彼「この前話してたGTなんですけど、乗るのが嫌になったので売りました。」


僕「えっ、そうなの?・・で、次のクルマは?」


「同じGTの4ドアの63にしました。来月納車予定です。」(注:メルセデスAMG GT 63S 4MATIC)


「ちなみに、それって下取りなしでいくらぐらい?」


「2少し切るくらいですかね。」


「・・・」


きっと彼には、どんなにお金を使っても困らない神様が取り憑いてるに違いない。とっても羨ましい。



でも、音が気になるのにどうしようもないとわかって、最終手段で買い換えるという彼の気持ちは分からんでもない。



余計なお世話だけど、同じクルマの2ドアと4ドアなので、同じ症状が出る心配はないのかな。FRと四駆だし、シャシーも違う(63SはCLSベース)から問題ないのかな。



彼が、(異音が出ないことを)実際に乗ってみてちゃんと確かめてから買ったであろうことを祈ります。