最近、仕事の上で困っていることがあります。
お昼過ぎになるといつも、首から後頭部にかけて熱っぽくなり、頭がボーっとしてしまって仕事がやりづらくなってしまうのです。
最初は、睡眠不足か風邪の引きはじめかな、とも思ったのですが、ちゃんと眠れたと思う日でも変わらないし、ほぼ毎日同じ症状が出るので、自身の体調や疾病とは関係なさそうです。
考えられるのは、人事異動で部署が変わったことによって、仕事の種類や質が180度変わったこと。
端的に言えば、以前の職場では一日として同じことをする日はないと言っていいくらいだったのですが、現在の職場は、基本的にその日で完結する仕事なので、きほん毎日同じ手順の繰り返しです。
朝一番に、鍵のかかったロッカーから前日の仕事の積み残しの書類を取り出し、一つずつ片付けていくのですが、まだ慣れないせいもあって処理速度が十分ではなく、次々と僕の机に無造作に積み上げられていく新たな書類のほうがはるかに多い。
そのひとつひとつが、絶対にミスが許されないとても神経を遣う作業なので、プレッシャーもあってめっちゃ消耗してしまっています。
もし、さまざまな会議への出席とか電話応対とか、相談や苦情を申し出られるお客様の対応とかが全くなければどうにかその日のノルマは達成できそうな気はするけれど、そんな日はまずあり得ないし。
お昼ごはんを食べるのが毎日14時過ぎなので、朝から5時間以上ぶっ通しで神経を遣い脳みそを働かせて、お昼過ぎになると体がオーバーヒートしかかっているのかな、とも思います。
この状態がこの先何年も続くのかと思うと、ちょっと引いちゃう部分もあるけれど、じゃあ以前の職場のような、いくらやっても終わりが見えない、答えの出ない仕事に戻りたいのか、というとそうではない。
そんなあれこれを考えているときに僕が思ったこと。
世の中、大部分の仕事は僕と同じように決まったルーティンの繰り返しではないのかな。
例えば、スーパーでひたすらレジを打つ仕事。
工場で何万個という製品から不良品を選別する仕事。
トラックで毎日何百個という荷物を配送する仕事。
みんな、それが仕事の上での自分の役割として、毎日毎日、一生懸命取り組んでいるのだと思います。
もちろん、生活のため、家族のためにというのは大きいだろうと思います。だけど、それだけではない、どんな仕事でも、自分がその一員として全体を確かに支えているんだという自負や誇り。
ちょっと話が逸れますが、以前僕がいた職場で、異動してきたばかりの新人君に、毎日届く郵便やメールの整理を役割としてやらせていたところ、「俺はこんなことをやるためにこの会社に入ったんじゃない!」と言い残して休んでしまいました。
彼は、「うつ病」の診断書を提出し、「希望する仕事をやらせてもらうまで仕事には出てきません」と言い張っていまだに休み続けています。
まるで、書類やメールの整理はまともな仕事じゃないと決めつけているようで悲しい。
どんな仕事でも、それが必要だから存在するのであって、その仕事に軽重、ましてや貴賤などあろうはずがない。世の中のどんな仕事も等しく崇高だと、僕は思います。
そう考えると、僕が今の自分の仕事を「毎日同じことの繰り返しじゃん」って感じてることなんて、本当にちっぽけな悩みだなあ、と思います。
さて、先週はお客さんの少ない土曜日に処理を集中させてどうにか帳尻を合わせましたが、今週はどうしよう。連休(ゴールデンウィーク)は、できれば仕事には出たくないなあ。