さて、2017年最初のブログは、雪豹号とのぷちドライブ報告でスタート。
昨日は夕方まで雨が残り、夜になると薄い靄(もや)が立ちこめていました。
天気予報では、翌日(つまり今日)は快晴。
ちょっと気温が高いけど、もしかしたら雲海を写真に収めるチャンスかもと思い、密かに期待して早めに就寝。
目覚しはかけなかったけれど、朝6時過ぎにばっちり目が覚めたので、真っ先に外の様子を確かめる。
まだ外は暗いけど、東の空がかすかに白み始めている。心配していた霧(去年の元旦は真っ白で何も見えませんでした)はほとんど出ていない。
ばたばたと服を着替え、写真機材を準備。
今日は、常用の16-300mmの他に、100mm単焦点のキヤノンLレンズと、超広角の10-22mmをチョイス。
目的地は、わりと気軽に雲海が見られることで知られる、県内の青龍山清水寺(せいすいじ)。
お正月だけどまだ早い時間なので渋滞もなく、年末に洗車したばかりの雪豹号も久々の遠出で嬉しそう。
せっかくなのであえて音楽はかけずに、BMWが誇るインライン6ツインターボが奏でる精緻なエンジンの響きに耳を傾けながら今年の初ドライブを楽しむ。
運転しながらあらためて思うのは、意のままにクルマを操る楽しさと歓び。
右足に込めたわずかなアクセルの加減や、ステアリングを握る手から伝える微舵の指令。
僕の雪豹号(1M)は、それらを瞬時かつ忠実に実行し、全く期待を裏切らない。
僕は、まさにこの感覚を味わうためにBMWにこだわって乗っているんだと、しみじみ思います。
・・という間に、目的地の清水寺に到着。
高台の撮影スポットには、すでに10人ほどの人がいて、カメラを構えたりカップルで景色を眺めたり。
肝心の雲海のほうは、常連さんと思しき人達の会話からすると、出るには出ていたけれど、あまり芳しくない様子。
それでもしばらくシャッターを切っていたら、それまで思い思いの方向を撮っていた人達のレンズが、突然一斉にある一点に向けられた。
「えっ、なんだろう?」と思ったら、遠くの方からゴーッという地響きのような轟音が聞こえてきて、はるか下界に小さく見える高架線路を、新幹線がものすごいスピードで通過していく。
どうやら撮り鉄の皆さんが、疾走する新幹線と雲海をフレームに収めようとしているらしい。
僕の隣で三脚付の超望遠レンズを構えているお兄さんが、「あと3分で上りのみずほが来ますよ」と親切に教えてくれる。
さすがに手持ちの300ミリでは、数キロも先の新幹線は鮮明には捉えられない。
それでもなんとか、通過中の下りののぞみ号を入れてみました。
ひとしきり撮ったあとは、お詣りして境内を散策。
年末年始に合わせて竹灯籠を飾っているらしく、蝋燭はなくともその細かな造形に感嘆。
複数の竹を組み合わせて、こんな作品も。
中でも、文字を彫り込んであるものは、いったいどうやって作っているんだろう、というくらい、見事な出来映えでした。
僕が、その内容に惹かれたのがこの一枚。
大切なのは 信じるこころ
もっと大切なのは ゆるすこころ
なんだか、すぅっと、心に入ってきました。
年明け早々に僕がこの言葉に出会ったのも、何かの巡り合わせかも。
信じること、そして、ゆるすこと。
この言葉を胸に刻んで、神頼みや他人任せでなく、自分の努力によって、良い年にしていきたいと思います。
それにしても、一年で一番長いはずの年末年始の休みの短いこと。あっという間に明日は仕事始めです。
昨年もいろいろありましたが、気分も新たに、またがんばろうと思います。それから、ボンタンアメのおかげ(?)で増加した体重も減らさなくては。
そして願わくは、今日は一人だった雪豹号でのドライブに、君と一緒に行けますように。
清水寺駐車場にて。