愛車遍歴(その18)BMW_M3(8) | M3遣いのブログ

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ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

M3ドライブレポートもいよいよ佳境(?)に入ってきました。納車から3か月近くを経過して、鮮烈なファイアオレンジのボディカラーにもようやく慣れてきた感じ。ショッピングセンターの広い駐車場で、どこからでも蜜柑号の位置がすぐにわかるのは地味に便利だったり。


今日は、運転環境周りについて。


シートについては、BMWらしく全く問題ない・・・と書きたいところだけど、じつはちょっとした悩みが。


今まで現車を除き3台のBMW車を乗り継いできて、シートそのものとポジション決めの優秀さ(自由度の高さ)については一度も不満を感じたことがなかった。一日10時間以上運転し続けても、全く疲れを感じることもなく、腰も痛くならない。


ところが、蜜柑号になって、お尻の片側が決まって痛くなる。それも、座って数分のうちに。これにはちょっと戸惑っています。原因は不明。


足元のペダルレイアウトについては、LHD(左)仕様に比べれば明らかに窮屈だけど、ぎりぎり許容範囲内。クラッチを踏むとき、微妙にフットレストに当たってしまうけど、運転操作に影響するほどではないです。


予想外に戸惑っているのが、リバース(バック)ギアが入れづらいこと。


E46のときは左だったから特に意識することはなかったけど、シフトゲートはそのままで、左手でシフト操作をしてみると、リバースがめっちゃ入れにくい。


E92_M3シフトノブ


Rは1速のさらに左に切ってあるので、思いっきり力を入れてレバーを左に倒し、さらに前に押し込む必要がある。


左ハンドルで、右手でシフト操作するときは、レバーを自分のほうにたぐり寄せる形だから問題ないけれど、左手でやるときは手首を無理やり外側にねじって、かなり力を入れないと動かないので、けっこうしんどいです。


輸入・国産に限らず右ハンドル6速MTのクルマでRが1速の左になっているクルマを買う時は、必ず自分で操作して確かめてみることをお勧めします。


読んでもわからんよね。要は、操作がヒトの運動生理に反しているわけで。気をつけないと、左手首痛めそう。


次は、ステアリング関連。


M235iを試乗した時、「径が太すぎて手が大きくない自分にはちょっと握りづらい」と書いたけど、蜜柑号も同じでした。


加えて、電動パワステによる不自然な重さ(特にスポーツモード)によって、ワインディングを流す時の「意のままにクルマを操る人車一体感」が損なわれてしまっているように感じるのは非常に残念。サーキット走行も想定した限界領域でのパフォーマンスを重視した結果だろうか。


オートクルーズ機能は、E46よりもさらに使いやすくなりました。ステア左側のターンシグナルレバーの下にもうひとつレバーがついていて、ワンアクションで設定。メーターパネルの外周に赤いマーカーがスーッと現れて設定速度を示してくれるのはBMWらしからぬギミック。


車速の増減もレバーで自由自在なので、高速道路では重宝しています。ちなみに、現行F系に装備されているオートクルーズ(進化版)は、ブレーキ制御も含めた前車追従機能が備わっているのでさらに快適。ドライバーはステア操作だけに集中できる。でも、あまりやることがないとすぐに眠くなりそう。


次に、ナビを含む統合インターフェイスのiDriveについて。


E92後期iDriveコントローラー


iDriveは、初代のマウスを変形させただけのようなシンプルな形状から、周囲にボタンを配置した第2世代のもの。パソコンの階層表示のように機能ごとに整理されているから、説明書をいちいち読まなくても知りたい情報にはなんとかたどり着ける。


ただし、その階層が結構深いので、ワンタッチでアクセス、というわけにもいかないのは微妙。一応、ショートカット6点までは登録可能。


ナビは地図自体はシンプルで見やすいけれど、不満点もちらほら。以前E46に積んであった(中古車で購入時にすでにインストール済)のは、パナソニックのインダッシュのフラッグシップモデル。


パナとの比較で・・・


・自車の走行軌跡が表示できない
⇒地味な機能だと思うけど、来た道を戻りたいとき、軌跡をたどればよかったのは何気に便利でした。


・高速に上がったあと、インターやPA・SA等の情報表示がない。
⇒次のSAまであと何kmとかの表示がほしい。


・ルート案内が微妙
⇒明らかに高速に乗ったほうが早いのに、意固地に下道を案内したり、渋滞していない幹線があるのに無理やり住宅地の狭い路地に連れ込まれたり(笑)。


・アナウンスがわずらわしい
⇒踏切や合流などの度に音声ガイドがいちいち教えてくれる。特に、「事故多発地点です」が、市街地を走ると頻繁に。音声ガイドを細かく設定する機能がないので、「沈黙」か「饒舌」の両極端しか選べない。


さんざん悪口を書いているようだけど、iDriveは運転そのものには影響しないので、大雑把にいえば、特に問題はないです。画面がダッシュの奥に埋め込まれていて、日射しの影響で画面が見づらくなることが少ないのも地味に嬉しいポイント。


オーディオ関係については、各種ユーティリティ関連と合わせてまた次回に。