今日は出張2日目。昨日ぱらついていた雨の心配もなく、朝から会場へ歩いて向かう。会場近く(港のそば)に近付くと、遠方に見慣れない白いビルのような建物が。
「あんなところに、ビルなんてあったっけ?」と訝(いぶか)しい思いをしながらも、仕事先へ。
お昼休みに、外でお弁当を食べようと港のほうへ歩いて行ったところ、その正体が判明。なんと、ビルに見えたのは巨大な客船だった。さっそくスマホでパチリ。
とにかく、ケタ違いの巨大さ。遠くから見えた時、ビルと間違えても仕方ない。近くを通る普通の大きさの船(10mくらい)が、豆粒のよう。遠くからだったけど船名は、「VOYAGER OF SEAS」と読めた。お昼はあまり時間の余裕もなく、近づくことはできず。
午後のスケジュールも無事終わり、港近くの展望タワーに登ってあらためて上から眺めてみた。やはり、でかい。そばを抜ける離島への定期船も、まるでおもちゃの船。
豪華客船での船旅。先日韓国での沈没事故が記憶に新しいけど、やはり永遠の憧れではある。あれだけ大きければ船酔いなんかとは無縁だろうし、氷山にでもぶつからない限り、沈没はしないだろう。
ただし、自分の場合は夜眠れない心配だけは残る。(「どこでも眠れるメガネ」
参照)それを克服できるなら、長期間の船旅も悪くない。360°の水平線や、光に邪魔されることのない星空、異国の寄港地での数々の珍しい体験やおいしいもの。宝くじでも当たったら、行ってみようかしら。買わないけど。
家に帰って、船名をネットで検索。正式な船名は、「Voyager of the Seas」だった。アメリカの客船で、就航当時(1999年)は世界最大だったそう。道理ででっかいはず。現在は、世界で4番目の規模とのこと。最大時の乗客・乗員数は5,000名以上!ひとつの町ができそうな人数。
全長311.1m、全高63.0m(ビル15階相当)、総トン数137,200tで、エンジンはディーゼルでなんと57,105馬力(最大速度=22.1ノット(時速40km相当))愛車M3に換算すると、160台以上で引っ張っている計算。がんばれ、M3。
これを書いていて、この船の燃費を聞いてみたくなりました。1リットルの燃料で、どれだけ進むことができるんだろう。子どもの頃、小さな漁船を持っていた親戚のおじさんが言ってたけど、「1回の漁でドラム缶2本分くらい燃料が要るんだよ」って。巨大客船の燃費を計算してみるのも面白いかも。もし誰かご存知だったら、教えてください。
束の間の夢とロマンを与えてくれた「ボイジャーオブシーズ」号、ありがとう。ん?船名の和訳、「海の航海者」って、なんか、かぶってるような気もするけど、英語的には、OKなんでしょうね。

