料理作るの、大好きです。
夕食は、献立や買い物も含めて自分の役割。献立を考えたり、食材の買い物をするのも含めて大好き。人に食べてもらうために作るときだけでなく、自分のためだけのときでも、楽しくてしょうがないので、「ほんとに好きなんだろうな」って、自分でも思います。
夕食を作るようになって15年あまり。レパートリーも少しずつ増えてきました。夕食のメニューは、毎日欠かさず記録中。15年で5,000回以上の献立。すげぇ(自分で言ってる)。ブログを書くために、ちょっと記録を振り返ってみると、結構面白い。ある時期に、とっても頻繁にメニューに登場するのに、その後ぱったりのもの。張り切ってつくってみたものの、残念ながら不評で一度きりで消えてしまったもの。お店で食べた味を真似して作ってみたら、思った以上に好評でその後定番になったもの。
でも、悲しいことに、料理の腕がなかなか上がらない。特に、包丁さばき。テレビでよく、キャベツの千切りなんかをトントントンって高速でやってるけど、自分はいまだに小学生レベル。経験が長ければ自然にうまくなるものではないことを実感。おまけに、数年前に吟味を重ねて購入した包丁(自分の名前まで彫ってもらった)が、じつは左利き用だったことが判明。道理でなんか使いづらいと思った。今でも愛用してるけど。
もうひとつ。味付けを、味見しながらいつも目分量でやっちゃうので、「これ、おいしい。また作ってね」って言われても、二度と同じ味にならない。自分では同じように作ったつもりでも、「前と違う」って言われると、ちょっと悲しい。毎回同じことを言われながらも、味付けに計量スプーンや秤を絶対に使わないのは、男の料理の性(さが)なのか。
自分が料理大好きになったのは、きっと小さい頃お手伝いしたときに、一度も怒られなかったからだと思う。失敗した記憶はたくさん。容器をひっくり返したり、包丁で手を切ったり鍋を焦がしたり。でも、けっして、「さわっちゃだめ」とか、「やめなさい」と言われた記憶がない。料理は楽しい。つくるほうも、たべるほうも、笑顔がいっぱい。
日々、料理をしていていちばんありがたいのは、自分が「今日はうまくできなかったな」と思ったときでも、いつでも「おいしいよ」って、笑顔で食べてくれること。感謝です。
どんなに仕事で疲れて帰ってきても、「さあ、今日もおいしく作るぞ。」って腕まくりすれば、疲れも、いろんなモヤモヤもすべて忘れて没頭できる。料理を作ることがストレス解消の一助になっていることは、間違いないようです。